辛口オーディオコラム

column 100 「A&Vフェスタ2003」 9/15
 日本オーディオ協会は今年のオーディオフェア(オーディオエキスポ2002)を中止すると発表したが、先日、明年の計画として「A&Vフェスタ2003」を横浜で開催すると発表した。

 開催の趣旨によると

 「オーディオとオーディオビジュアルの本格的な融合とネット展開の時代にあって、・・・音と映像のリアリティを重視した取組みを提言してまいります」

となっている。
 
 しかし、考えてみると、これは過去に辿ってきた道ではなかろうか。

 最初、ビデオは、オーディオフェアに遠慮がちに顔を出し、それが次第に勢力を増した。
 そして、カーナビゲーターが登場するに及んで、流石にオーディオファンは顔をしかめるようになった。そして最後が「ホームシアター」である。

 この、カーナビからシアターへの段階で、本来のオーディオファンは失望し、昨年の来場者(有料入場者)が1万人を下回ったと言われている。4日間で1万人ならば、1日につき2500人。これでは「真空管オーディオフェア」といい勝負である。
 
 産業界と一部のオーディオ誌はホームシアターこそがこれからのエンターテイメントと位置づけしているが、そして、今度のオーディオ協会の方針もそれに乗っているが、昔ながらのオーディオファンはどんな反応を示すだろうか。

 ピュアオーディオが、映像と組んだらどうなるかという想定は、このコラムの番外編901「映像は悪魔の囁き」に取り上げている。昔ながらのオーディオファンが、それではと、足を運ぶようになるだろうか。

 まして開催場所が横浜ともなれば、来場者数はどうなるのか心配であり、入場者数の減少、出展社数の減、規模の縮小というスパイラルに陥る恐れはないだろうか。

 唯一の救いは、日本楽器フェア協会主催の「2003楽器フェア」との共催で、相互補完の効果が期待できることであろうが、その効果は未経験であり、良い結果を祈るしかない。


開催概要

展示会名 「A&Vフェスタ2003」 (エーブイフェスタ2003)
第一会場 パシフィコ横浜
第二会場 ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(第一会場隣接)
所 在 地 神奈川県横浜市西区みなとみらい1−1−1
会  期 2003年10月23日(木)〜26日(日) (4日間)
主  催 社団法人日本オーディオ協会 

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