
| column 41 「DVDに転機か?」 3/15 |
| 3月4日にソニーがプレイステーション2なるゲーム機を発売した
。 39,800円である。それだけなら驚くほどのことではないが、このゲーム機にDVD再 生機能が付いている。DVD(デジタル・ビデオ・ディスク/あるいはデジタル・バーサタイル(多目的)・ディスク) はCDと同じ大きさの12センチでありながら、デジタル録画が標準で2時間、長時間モードで6時間可能という大容量の記録メディアで ある。このことは大分知られるようになっているが、実用はまだ先の話というのが一般消費者の認識であった。 しかし、プレーヤーがこの価格で出現するとなると、従来の録画済みビデオ、すなわちレーザーディスク、ビデオテープは間もなく DVDに置き換わるものと推定される。 このような新しいメディア普及のポイントは何と言ってもプレーヤーの価格で、それが普及の速度を左右することは当然である。ここにきて、39,800円という価格で、しかもゲーム機として子供たちにも喜ばれるとなれば、これは大きな戦略的デ ビューである。 更にマイクロソフト社が今秋に「Xボックス」なるゲーム機を発売するらしい。価格は同じく3万円台で、これもDVD再生機能が付いているという。 ソフトも急激にDVD化されることは当然予想され、それが映画1タイトル3,000円ないし5,000円で手にはいるとなれば市場は急速に広がるに違いない。 国内ではすでに4000タイトルが出ているという。 更に追いかけるようにして松下がDVDプレーヤーを5月に発売を開始すると発表した。価格もゲーム機並の4万円弱となれば、起爆剤になる可能性は強い。勿論DVDオーディオの機能(96kHz/24bit)も付いている。 小生はこれまでDVDの普及に疑問を呈してきたが、このような展開になれば、話は別である。 では、従来の録画/再生のビデオデッキに替わるものは何時になるかとなると、これも勿論DVDデッキの価格に依存するが、加えてブランクディスクの価格であろう。その点 は間もなく発売される録/再機の価格で予想が立てられそうである。 ここでユーザーからの要求を並べておこう。 1.録/再型のデッキの価格が、なるべく早く5万円を切ること。 2.書き換え型のブランクディスクの価格が、10枚パッケージで 5000円を切ること。 これらの希望はいずれ遠からず実現すると思われるが、その暁には5年程度で現在のビデオテープシステムは完全に置き換わるものと考えられる。 肝心のDVDオーディオの普及はどうなるか、こちらの方はSACDとともに小生はまだ悲観的な立場にいる。 |