
| column 64 「オーディオ書籍」 3/15 |
| 神田に出たついでに三省堂書店を覗いてみた。びっくりしたのが電気関係の書棚が最奥部に移転していて、しばらく見つからなかったことである。 かっては電気関係は堂々と真ん中に陣取っていたものであり、相当の面積を占領していた。それがこの有様で、これははっきり言って日本の将来を案じさせる現象である。 代わって中央を占拠しているのはコンピューター関係である。売れ筋ならばやむを得ないが、電気の基礎は国の工業力すべての基礎ではないか。 最近、学生の基礎学力が低下していると有識者は嘆いているが、売れないから置かないのか、置かないから売れないのか、何にしても嘆かわしいことには違いない。 当然ながらオーディオの書籍も冷遇されている。本を書く楽しみの一つは自著が書棚に並んでいることだが、現役6冊の内、2冊は見えなかった。寂しい限りである。 神田へ出ると必ず寄るのが神保町の古書店「明倫館」の地下である。ここは電気、音響、オーディオ関係の本が並んでいて楽しめる。武末氏の「パワーアンプの設計上/下」や「OTLアンプの設計」などを見かけた。 小生の本も時に見かけることがあって、定価より高いと少し安心する。俗物である。昭和44年出版の拙著「リスニングルームの設計」(ラジオ技術社)が並んでいた。 明倫館書店:神保町1−9 電話 03−3294−0446 FAX 03−3294−0447 |