辛口オーディオコラム

column 75 「オープン価格」  9/15
 最近、オープン価格なる値付けをしているメーカーがある。これは量販店が商売しやすいように配慮した方式である。
 デパートが「正札販売」を看板にするようになるまでは、商売というものはオープン価格で、商人は客の顔色を見て商売していたと聞く。
 
 オープン価格が消費者にとって困るのは、実勢価格が分からないことである。
 先日もあるメーカーが、新聞に新型DVDの1頁広告を出していたが、オープン価格になっている。客は販売店に問い合わせるか、何軒かをハシゴして店頭での値付けを自分で調べるしかない。
 そもそも、新型が広告されたときに、客が一番知りたいのは
【どんな機能で、値段は幾らか】
である。

 それが「オープン価格です」となると、消費者は一遍に興味を失ってしまう。テープのように、多くの人が実勢価格を知っているものならばオープン価格もどうということはない。しかし、新しいモデルの広告にオープン価格とは、そのメーカーは消費者の心理をどのように理解しているのだろうか。

 最近のオーディオ誌にもオープン価格の広告を見かけたが、そのメーカーはユーザーの方を向いているのか、販売店の方を見ているのか、不思議な時代になったものである。

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