
| column 83 「2002年の展望」 1/1 |
| 謹賀新年 長いトンネルの出口を待ち望んではいるが、まだ出口は遠いのだろうか。 まあ、そのことはちょっと横に置いて、2002年のオーディオ界では何が起こるかを予想してみよう。 1.デジタルアンプの台頭 これが一番興味のあるテーマである。オーディオフェアでのシャープのブースで何度か聴いたが、悪くない。そのときのソースはSACDで、それが十分魅力的に聴こえたということは、使用したデジタルアンプも負けず劣らず高品質という証拠である。 個人的な最大の興味は、小生自作の真空管OTLアンプ+DA−2000(日本オーディオ製DAコンバーター)との比較である。 また、高効率で発熱量が少ないということもメリットの一つである。 それにしてもデジタルアンプという呼称が適切かどうか。「パルス幅変調アンプ」が長すぎるのならば「パルスアンプ」とでもすればよい。 2.MFBスピーカーの進展 昨年は2度、高橋和正氏のMFBスピーカーを聴く機会があり、大きな可能性を感じた。過去にも何度か、アマチュアに限らず、メーカーも取り組んだテーマだが、普及は今ひとつである。もし普及するとすれば次の条件が満たされたときか。 (1)既存のスピーカーをそのまま流用できること 問題のセンサーの設置が、動電型だと工作が大変で、拒否反応が起きよう。簡単に付加できるマイク方式はどうなのか。 (2)効果を欲張らない 現在のスピカーの最大の弱点はローエンドの限界をどこまで伸ばせるかであるが、バイアンプ方式で済む低域改善が当面の目標で良いのではないか。 3.DVDオーディオの行方 ビデオのDVDはどうやら進みそうだが、DVDオーディオはまだ先が見えない。進展があるとすればハードの低価格化とオーディオソフトの充実だが、現状程度ではユーザーは腰をあげそうもない。 4.大口径ウーハーの復権なるか 昨年はJBL社が久しぶりに大口径ウーハーシステムを発表して気を吐いた。スクリーンに気を取られてトールボーイタイプばかり作っているメーカーに反省が生まれれば幸いである。 「大口径ウーハーの低音の迫力」を知らずにオーディオを語っても虚しいと気がついてくれれば今年は良い年になる。 |