column 101「真空管オーディオフェア」10/1
 「第8回・真空管オーディオフェア」が秋葉原の損保会館で9月22/23日に開催された。

 今年は入場料が必要ということもあって、来場者数が減るのでは、という心配をよそに、10時の開場前に、ざっと200名を越す行列が会場横の歩道を埋め尽くしていて、思わず、かつてのオーディオの熱気を思い出した。

 今年は台風の当たり年だったが、実は都内で開催された「オーディオフェア」も、これで大小4回を数え、オーディオ沈滞ムードも吹き飛んだか、の感があった。
 なんと言っても2日間で3千人から5千人の来場者を見込めるとあっては、出展社も一生懸命である。

 小生の勤める(株)日本オーディオの展示の目玉は「レスポンスチェッカー」の新モデル「RC−2」「音圧MFBの公開実験」であった。
 幸い、実験は大成功で、「誰でもできる。手軽にできる」という当社のモットーを理解して貰うことができた。

 「低音の歴史はオーディオの歴史」と言うくらいに、ローエンドを如何に伸ばすか、ボンつかない、締まった、分解能の良い低音をどうして出すか、がオーディオの大きな関門である。

 このところ、日本オーディオではMFB技術に取り組んできたが、マイクをセンサーにした「音圧MFB」の効果を公開実験し、その効果を聴いて貰うことができた。

 実験はかつての名器「S−955(パイオニア)」を使用し、バスレフ使用時とMFB使用時を同じ曲で交互に聴き比べるという方法で行ったが、ベースのピチカートの分解能の向上、3メートルの大太鼓の低域の伸び、バチ音のスピード感等々に、MFBの効果を十分に納得して貰うことができた。

 実験した「音圧MFB」方式は、小型マイクをウーハーの傍に設置して、アダプターでパワーアンプに信号を渡すだけなので、殆どのスピーカー、アンプをそのまま使用できるのが利点である。

 この、ローエンドの伸び、分解能の向上、立ち上がりのスピード感の向上は、これからのスピーカーには必須の技術であろう。

コラム目次へ