史料リスト・鎌倉時代−辞書・故実−


史料名著編者成立年代/略説明刊行本史料所蔵機関
世俗浅深秘抄後鳥羽天皇1211年〜13年頃/有職故実書。上下2巻285条。朝廷・貴族社会に関するもので様々な書を参照した内容となっており貴重な史料。『群書類従』雑部、『列聖全集』
喫茶養生記栄西1211年(建暦元)−初治本−/栄西が薬として喫茶と喫桑を勧めた書物。全2巻で上巻が「茶」下巻が「桑」である。江戸時代になり広く普及した。別名「茶桑経」『群書類従』飲食部
禁秘抄順徳天皇1221年(承久3)頃か/有職故実書。宮中に関する様々な故実を載せており、天皇として知っておくべき行事・制度をまとめたものといえる。『群書類従』雑部、『列聖全集』『新註皇学叢書』
拾芥抄洞院公賢?洞院実煕?/主に朝廷、公家社会、京のことをまとめた辞典。年中行事や、芸能、歴史や風俗と言った項目99部について記し、宮中や京の図面が付されている。『新訂増補故実叢書』東京大学史料編纂所
頓医抄梶原性全1304年(嘉元2)/医学全書。医療の普及を目指し、僧の「太平聖恵方」を元に記した書物で、全50巻。医療法の他に人体の構造を解明するために解剖図なども付している。
万安方梶原性全1327年(嘉暦2)/医学・薬学の全書、62巻。性全が子孫のために記した書物で、自著「頓医抄」を補筆した内容。「頓医抄」が普及を目的とし、判りやすくしたのに対し、本書は家伝の専門書というべき物。題名は「ばんあんほう」
二中歴不詳鎌倉前期?/百科事典「掌中歴」「懐中歴」をまとめた百科事典。題名はこの2書を元にしたことを意味する。『改訂史籍集覧』『尊経閣叢刊』尊経閣文庫
年中行事秘抄不詳鎌倉時代/年中行事障子文をもとにさまざまな資料を参考にして、年中行事を記した有職故実書。参考にした書物の逸文が見られるため貴重な史料。『群書類従』

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