No Gnus is good News.

2004年1月号

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東急東横線 は横浜と桜木町間が廃止となり、横浜から先は みなとみらい線との相互乗り入れ となります。 ホームで 「桜木町行き」 というアナウンスが聞かれなくなって 寂しくなります。

その廃止区間もそのまま収録されているらしい 「Train Simulator + 電車でGO! 東京急行編」 はこの機会に買っておこうと思っています。 でもね、私の場合はそもそも PS2 本体も買わなくちゃならなかったりするわけ なのですが.....。

写真は桜木町駅にある行き先表示板[1]です。 週末はカメラを持ったおっちゃん達でホームは混雑していました。

No Gnus

さぁさぁ始まりました No Gnus 。 今月は Gnus 特集です。

Emacs20サポート切れ

新規機能はなにがあるか、はまあさておき No Gnus になっての 一番大きな方針の変更はサポートする Emacs バージョンの変更でしょう。

Emacs20.7 はサポートされなくなります。 Emacs21.1 がリリースされたのが2001年10月なのでまだ2年半ほどしか たっていないのにもう Emacs20.7 は切り捨てられちゃうの? と思われるかもしれません。 しかし、 これは Emacs20 と Emacs21 の遊離が進んだ結果と言えるでしょう。 Emacs21 は見掛けだけではなく中身もずっと進化しているのです。

Gnus では様々な部分で Hash を用いてデータ管理を行っています。 Hash 関連の関数が Emacs20.7 では elisp で書かれていたものが、 Emacs21 からは bulid-in になりました。 このおかげで動作速度は Emacs21 の方がだんぜん有利なわけです。 Gnus でそれを利用しない手はありませんし、 積極的に Emacs21 の機能を使っていこうという意思の表明ではないでしょうか。

しかし実際の所はどうなのでしょうね。 自分たちが起動もしなくなった古い Emacs20 をサポートするのに労力を費やすのではなく、 新規の開発の方に向けたいという開発陣の気持はとってもわかりますからねえ。 そちらが大きいのかもね。

New Feature

前回の Oort Gnus での新機能のリストは New features in Oort Gnus (Info)にあります。

個人的に目玉だと思っているのは spam フィルタ対応です。その他に Maildir backend の追加や、 PGP (RFC 1991/2440)、PGP/MIME (RFC 2015/3156) と S/MIME (RFC 2630-2633) の対応もあげられます。

ちなみに spam フィルター については次のようなメモを書きました。 いずれもう少し整理しようと思います。ま、そのうちにね。

No Gnus で対応予定の新機能リストはまだ作られていないようですが、 新機能は GNUS-NEWS や Info に書かれます。 1月26日現在の GNUS-NEWS には SASL 対応というのも書かれています。

Gnus の開発はまず仕様をドキュメント化(Info に書いて)してそれから実装 という流れになっているので、Info や ding ML を注目すれば良いのです。 CVS を追っかけるをするのなら Info の差分も追っかけ しましょう。 そして和訳したら semi-gnus-ja メーリングリスト に送り[2]ましょうね。

Be pronounced “news”

ところで Gnus をどう発音していますか?

オリジナルの梅田さんが書いた Info (GNUS 3.14.4 / README.GNUS)には こう書かれれいます。

	GNUS is pronounced “NUZ”.  Never call it “ghu-NUZ” nor “ghu-NAS”.

頭文字の G は発音しないんですねえ。 では Gnus はどうかというと Info の History でこう書かれています。

	(Besides, the “Gnus” in this abbreviation should probably be
	pronounced “news” as UMEDA intended, which makes it a more
	appropriate name, don't you think?)
	
	(ところで、この短縮形の “Gnus” はおそらく梅田さんの意図通り
	“ニューズ”と発音されるべきで、そうするともっと適切な名前に
	なります。そう思いませんか?)

昔も今も「ニューズ」なのです。 でも私の周りの人達はみな「ぐぬーす」のように G を発音しているようですし、 「ぐぬーす」と呼ばないと通じないってことはありますね。

“news"と発音するということを頭に入れて次節を読んでください。

No news is good news.

グループバッファ上に未読記事グループが存在しない場合、 つまり新着記事がひとつもない時( No news 時 ) に表示されるメッセージが変更されました。

梅田さんの GNUS の頃は「No news is good news.」でした。 Gnus からは「No gnus is bad news.」であったものが、 No Gnus開始と共に「No news is good news」に変更されました。 Wit に富んでいますね。

Ver. message.
GNUS No news is good news.
Oort Gnusまで No gnus is bad news.
No Gnusから No gnus is good news.

Code Name

これまでの Code Name は次表のようになっています。 頭文字がアルファベットの逆順となっています。

コードネーム バージョン 最初に収録されたEmacsバージョンとその時のGnusバージョン
u 梅田GNUS GNUS 3.1 GNUS4.1 Emacs19.7 (Mule2.3/Emacs19.28)
t ding Gnus Gnus 5.0 Gnus5.1 Emacs19.30
s September Gnus Gnus 5.2 Gnus5.3 Emacs19.32 (Mule2.1/EMacs19.34)
r Red Gnus Gnus 5.4 Gnus5.5 Emacs20.1
q Quassia Gnus Gnus 5.6 Gnus5.7 Emacs20.4
p Pterodactyl Gnus Gnus 5.8 Gnus5.9 Emacs21.1
o Oort Gnus Gnus 5.10
n No Gnus Gnus 5.11

公式には Code Name の由来は証されていないようなのですが、 Kai さんのこんな記事がありました。 ding は音、 September は月、 Red は色 (very communist)、 Quassia は果物(野菜?)、 Pterodactry は動物、 Oort は場所を表しているんだそうです。 それじゃあ No は意思といったところでしょうか。

次は M で始まる名前になるわけだから何になるか考えるのも一興ですね。 えっ私は.....もちろん私が思うに Moe♥ Gnus で決まりでしょう。

Splash

次のような メール がありました。

	From: Lars Magne Ingebrigtsen ‹larsi ‹at› gnus.org›
	Subject: No Gnus logo
	Newsgroups: gmane.emacs.gnus.general
	Date: Sun, 04 Jan 2004 07:55:51 +0100
	
	There should be a No Gnus logo, I think.  Perhaps the Gnus logo in
	one of those “No Whatever” signs.  You know.  White, with a red
	border around it, and a red slash across the gnu.
	
	I suck at using the Gimp.  Anybody want to take a go at it?  (Or do
	something else.)
	
	--
	(domestic pets only, the antidote for overdose, milk.)
	  larsi <at> gnus.org * Lars Magne Ingebrigtsen

というように Gnus 起動 splash の募集が始まりました。 いくつか候補が投稿されていて次のものが目につきました。 どんなものが採用されるでしょうね。

images/gnus-no.png images/gnus-logo.png

それぞれ次のメールによります。 http://article.gmane.org/gmane.emacs.gnus.general/55802 http://article.gmane.org/gmane.emacs.gnus.general/55925

T-Shirt

http://www.gnus.org/stuff/ あるように、Gnus ではリリース時にいろいろなグッズを作成するようです。 私の X-Face があったので Oort Gnus T-Shirt を買いました。 こういう試みはとても す ・ て ・ き じゃないですか。

../images/private/OortGnusT-shirts1.jpg ../images/private/OortGnusT-shirts2.jpg

(モデルはこせき本人。...なことはどーでもいいか??)

とまあ今月は Gnus のトリビアをお送りしました。

今月のelisp

released

今月は次の elisp がリリースされました。

マイブーム

個人的にはThe BHL mode for Emacs を知ったということが一番のニュースでした。 この原稿も BHL を使って書いています。 このページ(HTML)出力そのものが BHL のサンプルとなっています。 そのうちに紹介したいですね。

来月号なんてあるの?

今のところはあるつもりです。 次号の特集の候補は「Emacs から Wiki を!」か 「GNU Screen、Elscreen を使おう」です。 でも私の興味を魅くようなことがあればすぐそちらに方針転換することでしょう。

間違い等があったら教えてくださいね。


Footnotes:
[1]  ほんとの呼び名はなんていうのだろ。
[2]  最近の T-gnus の Info の和訳更新のほとんどは山岡師匠が行っています。 感謝していまーす。もちろん足を向けてなど寝られません。


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