セキュリティーシステムとは、簡単にいうとクルマに何らかの危害が加えられた場合にそれを感知してサイレンを鳴らしてドロボーを撃退する装置です。もしくは、「このクルマに手を出すとロクなことにならないゾ!」というプレッシャーを悪者に与えられる装置であるともいえるでしょう。


1 セキュリティーシステムの基本機能(何に反応するのか)
・ドア開き検知(ドアが開いたらサイレンが鳴ります)

ドアが開いたときのルームランプの点灯に伴うバッテリーの電圧降下を検知する「電圧センサー方式」と、ルームランプの配線に直接配線をする「直接配線方式」の2種類があります。
「電圧センサー方式」は特別な配線を必要としないのでラクなのですが、ルームランプのスイッチがOFFになっているとドアが開いても反応しないという致命的な欠点がありますので、確実にドア開きを検知できる「直接配線方式」の方をおすすめします。

車上荒らし、車両ドロボーの際にはまず間違いなくドアが開けられますので、この「ドア開け検知」は是非とも確実に働かせたいものです。

・衝撃検知(ショックを感知したらサイレンが鳴ります)

クルマのボディーやガラス等に与えられたショックに反応します。(2段階ショックセンサーを搭載している場合は、軽いショックには警告音を、強いショックにはサイレンを鳴らします)

ただし、ほとんどのショックセンサーは、重低音マフラーの音やトラックの振動等による誤作動が発生しますので、「強いショックを受けてサイレンを鳴らす」2段階目の方はあまり感度を上げすぎない方が無難です。(誤作動の頻発は近所迷惑です)

これらのことより、「2段階ショックセンサー」の場合は、1段目と2段目がそれぞれ個別に感度調節できるタイプのものを選んだ方が有利です。


2 その他の異常検知(ほとんどの場合、オプションパーツで実現)
・傾き検知(モーションセンサー)

車体が傾いたらサイレンが鳴ります。
ジャッキアップをしてのホイール盗難や、レッカーでの車両盗難の際に反応します。

・接近検知(レーダーセンサー)

クルマに触れる等の直接的な行動がなくても、接近するだけで反応します。

実際に手を出される前に警告を出すので防犯効果は高いのですが、クルマのすぐ横を通行人が通るような環境では使いにくいかもしれません。
実際に使う場合には監視エリアをある程度狭くして使うようになると思います。
また、窓ガラスをつたう雨の滴等によって誤作動が発生する可能性もあります。


3 付加機能(最近のセキュリティーは色々なことができます)
・ライト点滅

警備を開始したり解除するときにライト(普通はスモールライト)が点滅するようになります。
また、異常を検知してサイレンが鳴っている間中、点滅を繰り返すものもあります。

音だけでなく光も発するようになるわけですからアピール度はアップします。

・イモビライザー

たとえスペアキーを使ったとしてもエンジンの始動ができないようにする機能です。
車両盗難を頭に入れるのであれば、付けておいた方がいい機能かもしれません。
「セルモーターカット」とか「スターター停止」などと言うこともあります。

・ドアロック連動

警備の開始・解除に連動してドアロックもロック・アンロックするようになる機能です。
使い勝手が大変向上する機能ですので、是非とも付けたい機能です。
「リモコンドアロック機能」とか「キーレスエントリー機能」などと言うこともあります。

・トーキング機能

警備の開始・解除時の合図音や2段階センサーでの警告時に音声が出るようになります。
ただし、ほとんどの場合音声は英語ですので、実際には「目立ちたがり屋御用達グッズ」なのかもしれません。

・エンジンスターター

セキュリティーシステムのリモコンで離れたところからエンジンをかけることが可能になりますので、 お出かけ前の暖機運転もラクラク。 当然、エアコンのスイッチを入れておけば、お出かけの時には車内は快適!
でも、環境問題を考えると使っちゃいけない機能のような気も・・・

・ページャー(ポケベル)

駐車場が離れていてサイレンが聞こえないような場合でも、リモコンや専用ポケベルから合図音がしてクルマに発生している異常を知ることができます。

ただし、電波法に抵触する商品もありますので要注意! 特に、「出力4ワット・電波到達距離1マイル」なんていうものは、まわりの様々な電気機器に悪影響を与える可能性がありますので、日本国内では絶対に使わないようにしましょう。

・その他

サイレンの音量を調節することができる「ボリューム調節機能」や、閉め忘れた窓を自動的に閉めてくれる「ウインドーロールアップ機能」などがあります。
それでは、次のページで具体的に「どのような商品を選ぶべきか」について考えてみましょう。


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