映画を見るのは

楽しいですよね。


高校が田舎だったこともあって、自分で映画を観に行くようになったのは二十歳頃からだったと記憶しています。だから、「高校をさぼって、彼女と『卒業』を観に行った」なんて話を聞くと、時代の違いもあるんだろうけれどすごく羨ましいです。
最近のシネマ・コンプレックスは便利ですが、やっぱり古くからの街の映画館がいいですよね。地方の繁華街にそういうのを見つけると、すごく嬉しいです。

地方取材のとき、僕はほとんど酒を飲まないし、夜に写真はあまり撮れないから時間に余裕があるので、映画を観ることは多いです。日常から隔離されて観る映画って、すごく心の深いところに届きます。東京でも観られるものを、せっかく地方に行っているときに観るというのは、贅沢といえば贅沢ですけれど。
神戸で観た『ソードフィッシュ』や沖縄で観た『ライフ・イズ・ビューティフル』など、映画が終わって外に出たときに景色が変わって見えるようでした。ただ、小田原で観た『オーシャンズ11』は厳しかった・・・。

ちょっと話は逸れちゃいました。
写真の勉強になると思っていた時期もあるし、単なる暇つぶしのこともあるし、いずれにせよ映画は好きでよく観ます。最初に書いたように、自分の意志で映画を観るようになったのが成人してからなので、古い映画は名作でも観ていないものが多く、そういったものはビデオで観ることも多いです。近所のビデオ屋の品揃えが偏っているのが残念なんですけれど。
好きなものを見直すのと、ビデオも含めていいなら、年に200本くらい観るんじゃないかな。映画って熱狂的に好きな人も多いので、「好き」なんて簡単に言いづらい空気がありますけれど、少ない数じゃないですよね。

音楽についても言えるのだけれど、僕の世代って後世に残る名作が少ない時代なんです。アメリカン・ニューシネマはもちろんだけれど、『タクシードライバー』とか『クレイマー、クレイマー』とか『アニー・ホール』なんかはうちの兄の世代の映画です。『スターウォーズ』ショックはちゃんと経験していますが、映画に人生を変えてもらったと感じたことはなかったです。それが残念。