週刊ABiChan第41号
2002/12/3 毎週火曜 (できるだけ) 発行



DPS,デジカメ・プリンタ直結規格策定へ

Democratic Poritical Party's Secret
民主党の秘密って意味だね(^^)

週刊ABiChan 41号です(^^;。


今週の
最強の望遠デジタルカメラは
高倍率ズーム。なんと心地よい響きだろうか。やはり望遠は長いのが魅力である。FZ1の登場でまたも盛り上がりを見せている超望遠ズームつきコンパクト。どれだけ実際に大きく写せるのか、考えてみよう。
まず、コンバージョンレンズは装着せず、本体のスペックで比較する。実際高画質を保てるのは1.5倍程度までのようで、テレコンも2倍近くになってくると画質がかなり悪くなる。トリミングするのとどちらが上かというような画質になってくる。従って、画質を保てる範囲で同じテレコンを使えば、結局同じことなので本体のスペックで比較する。もちろんデジタルズームなどという不届きな物は無視である。
さて、ここで取り上げるのは次の3機種。
メーカー型番焦点距離明るさ出力画素CCD
ニコンCoolpix570035mm-280mmF4.22,560*1,9202/3
オリンパスC-730UZ38mm-380mmF3.52048*15361/2.7
松下FZ135mm-420mmF2.81600*12001/3.2


比較は遠くにある被写体を写した場合、その被写体に対して何ピクセルを割り当てられるのか、と言う観点で検討した。フイルムのように、35mmと言うスタンダードな規格があり、どのカメラでもいろいろなフイルムを使える場合には、単に画角、焦点距離で比較することが出来る。しかしデジタルカメラのように、CCDサイズが違い、画素が違う場合には一概に焦点距離・画角換算値だけでは判断が出来ないのである。そこで、最も画素の少ないFZ1に合わせて、それぞれの焦点距離を換算してみる。アスペクト比はいずれも4対3なので長辺について換算する。FZ1の1600ピクセルに対してC-730UZは2048ピクセルある。2048/1600=1.28で、C-730UZは380mm*1.28=486.4で、200万画素機に換算すると486,4mm相当と考えられる。またCoolpix5700は2560ピクセルあるので、2560/1600=1.6 となり、280mm*1.6=416mm相当の計算だ。従ってこの計算式を元にすれば、
1位 C-730UZ 486mm相当
2位 FZ1 420mm相当
3位 Coolpix5700 416mm相当
と言うことになる。C-730UZは10倍だが、元が38mmと長めなので、画素数の差が拡大率の差として大きく影響している。
ただし、ここでちょっと大穴がある。ニコンのCoolpix4500だ。こちらは38mm-155mmの4倍ズームだが、比較的高画質の3倍テレコンがある。これを使えば465mm相当となり、しかも画素が2272*1704と大きいため、2272/1600=1.42であり、465*1.42=660.3mmにも達する計算だ。C-730UZに1.45倍のテレコンを付けると、486mm*1.45=704.7。FZ1 420*1.5=630mm。E5700は1.5倍テレコンがあるので、624mmとなる。従ってテレコンつきレースでも1位はC-730UZで705mm相当だが、2位にはCoolpix4500が食い込み、660mm相当。3位 FZ1で 630mm相当。4位 Coolpix5700 624mm相当となる。Coolpix4500にはテレスコマイクロという1000mmを越える超望遠にするアイテムがあるが、これを使うと画質的にはかなり低下するので、今回は考慮していない。
これは、あくまでも数字だけの計算である。実際の使用を考えてみると、FZ1は光学式手ぶれ補正を備えている。解像力と一口に言うが、実使用における解像感は、手ぶれによって阻害されることも大きいため、光学式手ぶれ補正の威力は大きい。またレンズもテレ端でF2.8と最も明るく、C-730UZのF3.5,E5700のF4.2,E4500のF5.1などより優れている。レンズの明るさも手ぶれの大きな要素となり、この点からも実際に使ってみるとFZ1の解像感は優れた物と受け止められるだろう。

この比較からわかることは何だろうか。遠くの物をより大きく、多くのピクセルを割り当てて写したいという場合、C-730UZの拡大率が一番である。しかししっかりした三脚に据えて、さらにリモコンやセルフタイマーで手ぶれを防ぐような工夫も必要だろう。その点気楽に振り回して超望遠という意味では、手ぶれ補正とレンズの明るさからFZ1が有利と思われる。一方でCoolpix5700も、画素数という意味ではFZ1と遜色のない拡大率となるので、ワイド側で画素の多さが生きることを考えると、これもまた有力な選択枝となるわけだ。ということで、3社三様に長所があると言うことで、無事、穏便に納まるという結論です(^^)。



オリンピック危機一髪、ほっとしたのは
オリンピックから、野球、ソフトボール、近代5種の各競技を削ろうという案があり、審議の結果「提案からの審査期間が短い」として、アテネ5輪以後に結論は先送りとなった。なんだか日本の国会審議と似たような結論で、そこから類推すれば、日本の政治も捨てたものじゃないのかもしれない。ま、それはともかく、ほっとしているのは各競技の関係者だろう。日本では野球が大きく取り上げられているが、それよりももっとほっとしたのは、実は日立製作所のはず。なにしろ、「バレーボールの果たす役割は終わった」として、かの名門、日立武蔵チームを解散、廃部にした。その裏には、「うちにはオリンピックで活躍できるソフトボールがあるからね」と言うことがあったわけだ。ところがどっこい、そのソフトボールがオリンピック種目から除外されてはなにおかいわんや。きっと廃部を決めた担当者は、誰よりもほっとしたことだろう。
しかし、残念ながら企業チーム廃部の流れは止まらない。新日鐵も野球チームの廃部を決め、新日鐵八幡は廃部。名古屋、君津の両チームは地元との合同チームとしての存続となった。またラグビーでも、鐘淵化学工業が廃部する。もはや国内での企業スポーツの存続は危機的状況にあり、このままでは日本国内の企業アマチュアは存続できなくなってしまう。こうなったら、外資を導入するしかないのである。たとえば、マイクロソフトだ。マイクロソフトに、いろいろなスポーツに参加してもらおうではないか。もちろんチーム名は、、、、「ウィンドウズ」
ちなみにオリンピックで除外候補の種目としては、カヌー・スラローム。レスリング(フリーとグレコローマンのふたつは多い)。陸上の競歩。ヨット(種目が多すぎる)。シンクロのチーム、射撃(種目数おおすぎ)、ボート軽量級。そしてバドミントンの混合ダブルスがある。バドミントンをやっている週刊Abichanからみても、混合ダブルスというのはかなり特殊。専門にしている選手はほとんどなく、種目があるから臨時にペアを組んで出場するというのが、国内の競技でも実体である。まあ減らされても仕方ないやね。

がんばれオリンピア
サッカーのクラブチーム世界一を決定する、トヨタカップが12/3に開催される。今回は世界のスーパースター軍団、レアル・マドリードと、南米パラグアイの雑草集団、オリンピアとの対戦だ。どちらが勝つとも言えないくらいにスター選手をそろえたレアルと、無名集団のオリンピアの差は歴然。報酬からしても、レアルはフィーゴ、ジダン、ラウルなどが7億2千万の年俸に対し、オリンピアは最高年俸の選手でも2千万円。なんとその差7億円である。試合は5−0くいらでレアルが勝って妥当な結果ではないかと思えてしまうのだが、そこは判官贔屓のお国柄。レアルのスーパープレーも見てみたいが、貧乏集団に頑張ってほしいという気もしてしまう。ちなみに、この際オリンピアを丸ごと買収するJ2チームなど出てきても面白い。年俸からしたら日本のJ2と同じくらいだろう。それで南米選手権を優勝してしまうのだから、お金も使い方次第で価値が変わると感じてしまう。コンサドーレとサンフレッチェで、この際半分ずつ買収してみてはいかがだろうか。来期J1へ、お買い得かもしれません。








今週の
最近オープンしたギャラリーの中から、おすすめのギャラリーをご紹介します。

Hojoさん Autumn Cityscape

toshi 【光と風の世界】さん ヨネナリオ