1997.3.28
『演劇界』4月号を買いました。2年ぶりの俳優祭の予告が掲載されていたのでお知らせ
いたします。
開催日:5月28日(水)昼の部/夜の部 歌舞伎座にて
内容 :『女伊達』、模擬店、抽選会、『白雪姫』
白雪姫の配役は・・・
白雪姫・・・雀右衛門
狩人 ・・・羽左衛門
七人の童・・・富十郎・宗十郎・田之助・権十郎・左團次・梅玉ほか
后実は魔女・・・團十郎
鏡の精・・・菊五郎
王子・・・幸四郎
動物たち・・・孝夫・勘九郎・八十助ほか
小鳥たち・・・玉三郎・藤十郎・松江・時蔵・芝雀・福助ほか
う〜ん、配役を写していて、何だかわくわくしてきました。何とか切符を手に入れたい
ものですね。前売りは4月26日(土)からです。徹夜組も出るのでしょうか・・・。
1997.3.26
千秋楽の歌舞伎座、『籠釣瓶』だけ見て参りました。やっぱり良かったです。玉三郎さん
は全く変わらず美しさを誇示していましたし、幸四郎さんはかなり気合いが入っていまし
た。もう一度見初めの場面を確認したかったのですが、八つ橋が花道に出て、振り返って
笑い、真顔に戻るまで、今日は40秒ほど使っていました。やはり歯は見せず、しかし
かなりおかしそうな表情を作っていたのですが、成駒屋型?の大笑いの雰囲気より、良い
と思います。ただ、切られた後ののけぞりは、今日は以前よりたっぷり時間をかけたの
ですが(おばさんたちは大喜び)、あれは感心しません。まあ、何はともあれ、初挑戦の
八つ橋を二度も見られた事に、大満足でありました。
1997.3.25
歌舞伎とはちょっと離れるのですが、最近落語の立川談志さんに凝っています。
今日も朝日ホールで行われた、復活ひとり会を拝見してきました。先日拝見した時は
まくらというか時事放談というか、そうした話が長く、ちょっと残念な気がしました
が、今日は『らくだ』をたっぷり演じてくれて、大満足して帰りました。
芸というものは、見た後の余韻=記憶の反芻が必ず起こり、それがまた楽しいものなの
ですが、落語にはそれがないのかと思っていましたが、良い落語にはあるんですね・・・。
1997.3.20
今日の日刊スポーツに團十郎さんの特集が載っていました。と言っても歌舞伎のお話
ではなく、『こう見えても私○○なんです』というコーナーで、パソコンの達人として
紹介されていました。以前『ほうおう』でもそのことが触れられており、知ってはいま
したが、なんと20年前からの愛好者とは驚きでした。ご自分の公演記録や学生の講義
用の文書作成などに利用し、現在は、顧客名簿の管理などに使用しているそうです。
しかも、その機種がマックとは!!!歌舞伎の次にマック狂いの私にとって、なんとも
嬉しいお話です。
ただし、インターネットには懐疑的で、萬次郎さんから一緒にホームページを作らない
かと誘われた事もあるそうですが、『おかしな情報をチェックするシステムがない。
善悪を裁く機構もない』ということで、今は静観しているそうです。そして何より強調
されていることは、生の舞台に優るものはない、と言うことです。
それにしても團十郎さん、静観と言うことは、一応インターネットはご覧になっている
のかなぁ??このページも見て下さっていれば嬉しいんだけど・・・。
1997.3.19
歌舞伎座で、5月(團菊祭)の演目が出ていましたので、お知らせします。
昼の部 夜の部
時今也桔梗旗揚 恋女房染分手綱
(馬盥・愛宕山) (重の井子別れ)
豊後道成寺 三人吉三巴白浪
(志津太夫出演) (大川端庚申塚の場)
四千両小判梅葉 松廼寿翁三番叟
(四谷見附より牢内言い渡しまで) 軒端の蝙蝠
配役は決まっていませんが、羽左右衛門、菊五郎、左團次、團十郎、雀右衛門、三津五郎
権十郎、田之助、萬次郎、友右衛門、辰之助、新之助、菊之助、芝雀、藤十郎・・・と
なかなか豪華メンバーです。三人吉三は絶対三之助でしょうね。光秀は團十郎さん、
富蔵は菊五郎さん、といった所でしょうか?演目を見て、出演者を想像するのも、なか
なか楽しいものです。
なお、消費税5%に伴い、観劇料の消費税が外税になりました。その結果、
一等席・・・14700円
二等席・・・10500円
三階A ・・・ 4200円
三階B・・・ 2520円
桟敷席・・・16800円
になります。5%はこんな所にも影響してくるのか!!!
1997.3.19
歌舞伎座夜の部を見て参りました。満足満足大満足の4時間半でした。
『平家蟹』、福助さんの熱演。不気味さを漂わした科白廻し、笑い声・・・、暗い話と
言う批判もあるでしょうが、この雰囲気は好きです。『英執着獅子』、雀右衛門さんの
若さとパワーにただただ脱帽。しかも、前から2列目で見ていたのですが、以前より
肌が若々しくなっている!!何しろ綺麗なのです。『籠釣瓶』は本日の圧巻。玉三郎
さんは最高に綺麗だし、幸四郎さんは芸の力を見せてくれたし、細やかな心理表現が
際立ち、固唾を飲んで成り行きを見つめる、と言った感じでした。
松竹座に押されて、ちょっと低調か、と思われた歌舞伎座でしたが、必見です。
1997.3.11
国立劇場の『髪結新三』を見て参りました。う〜ん、何と言おうか・・・。睡眠不足も
あったのでしょうが、寝てしまいました。歌舞伎で寝るのは久しぶり。そのせいもある
のでしょうが、どうも『髪結新三』を見た!と言う感じがしないのですが・・・。
八十助さんはかっこよく新三を演じていましたが、善良に見える髪結いが、大川端で
がらりと悪党に変身する、そのメリハリが今一つ感じられませんし、辰之助さんも
八十助さんと並ぶと、どうも分が悪いし、何より新三を際立たせる脇役がちょっと・・・。
最近ベテランの味というものが分からなくなりました。
ところで、『土佐絵』の辰之助さん、メイクのせいか、文楽人形のように見え、何となく
楽しかったです。顔、小さいんだ。
1997.3.11
今日発売の『週刊読売』に、幸四郎さんの対談記事が掲載されていました。お相手は、
あの宮崎緑。松たか子の父、という捉え方で、詰まらぬ質問と相槌が多く、興ざめ。
幸四郎さんは、2.26に紹介した『VIEWS』や、著書と重なる発言をされていました。
1997.3.10
今日、ほうおうが来たのですが、その中にこんぴら歌舞伎の記事がありましたのでお知らせ
します。
第13回四国こんぴら歌舞伎大芝居は、5月8日から25日まで。
第一部は『番長皿屋敷』『身替座禅』、第二部は『羽衣』『実録先代萩』『太刀盗人』
になります。芝翫さんと富十郎さんを中心に、我當、梅玉、松江、東蔵、信二郎の皆さんの
出演です。確か、切符はもう売り出されているはずです。
残念ながら、私は今年もパスです。
1997.3.7
今日の日刊スポーツに、橋之助さんが、4月の歌舞伎座『賀の祝』で、梅王丸役で出演
する事が決まったと、載っていました。現在『毛利元就』に出演中の橋之助さんは、
週5日はNHKに詰めっぱなしで、本来なら、それに専念するものだが、『歌舞伎の舞台
から長期間離れるのは好ましくない』との周囲の声もあり・・・、4月の中村会に出演
する事になったそうです。私たちファンにとっては大歓迎ですが、周囲の声って、
一体誰の声???かなりのハードワークになることは間違いなく、何となく陰湿な雰囲気
を感じてしまいます。体には十分注意してね。
1997.3.5
今日、歌舞伎座昼の部を見て参りました。何と言っても良かったのは、『寺子屋』。
幸四郎さんは、こういった役は抜群。心理描写の多い松王丸ですが、さすがの表現力で
複雑な役どころをきっちりと、描いていました。玉三郎さんも同様、梅玉さん・松江さ
んも好演でした。『源氏店』は玉三郎さんがさらりとお富を演じて、さすが。梅玉さん
も名乗りの頃までは良かったのですが、その後大店の若旦那がぐれた、という雰囲気が
ちょっと消えてしまったのが残念。弥十郎さんの蝙蝠安がいい味を出していました。
『狐と笛吹き』を見て、またまた新歌舞伎が嫌いになりました。平安時代の宮廷に
仕える者達が、『きみ』とか『おれ』とか話したら、白けます。ただし、染五郎さんと
時蔵さんはなかなかの熱演でした。全ては脚本の問題です。
1997.3.3
今日の報知新聞で、昨日初日を迎えた松竹座の模様が紹介されていました。
その中で、富十郎さんと勘九郎さんの『二人三番叟』に触れ、勘九郎さんの言葉が
紹介されていました。余りに面白いので引用しておきます。
『いい劇場だねぇ。踊りで使う舞台では日本一、音響も抜群だし、アラを探すと
するなら楽屋が7階にあることかな。忘れ物ができねえやね。』
1997.3.2
金曜日に『演劇界』3月号を買いました。特集が『平成歌舞伎舞踊評判記』。ん〜ん、
舞踊を抜かせば、私のHPと一緒だ。萩原雪夫さん、戸部銀作さん、水落潔さんの三人が
ちょっと遠慮しながら、少しづつ本音を漏らす所が楽しいです。
所で、2・19に書きました、鴈治郎さんの近松座公演。『演劇界』に詳細が載って
いましたので、書いておきます。
第13回近松座歌舞伎公演
『曾根崎心中』 お初・・・鴈治郎
九平次・・・吉弥
久右衛門・・・芦燕
徳兵衛・・・團十郎
『雨の五郎』 團十郎
『手習子』 鴈治郎
期間・・・5月30日(金)〜6月1日(日)
昼の部13:00、夜の部17:30開演
場所・・・国立劇場小劇場
前売り開始・・・3月5日(水)
取扱所・・・アプローズプロモーション 03-5565-1661
国立劇場入場券係 03-3230-3000
これは激しい切符争奪戦になりそうですね。因みに、この後、6月3日から西日本
各地を回り、6月20日から22日まで、大阪中座で公演されます。
1997.2.26
今日2月26日は、私たちの結婚記念日。2年前には、平成の2・26事件だと騒いで
いたものです。それはさておき、今日『アサヒグラフ』と『VIEWS』を買いました。
『アサヒグラフ』には、松竹座の事が、『VIEWS』には、幸四郎さん一家の記事が出て
いたのです。松竹座の記事には、上方歌舞伎の俳優さんたちのカラー写真が沢山掲載
され、鴈治郎さんと孝夫さんのインタビュー、そして水落潔さんの上方歌舞伎の歴史が
載っています。お二人とも心から松竹座の完成を喜び、上方歌舞伎復活に意欲を見せて
いました。また松竹座の舞台は歌舞伎座よりも一回り小さく、少し低くなっているそう
です。建物は地下2階地上8階で、客席は1037。歌舞伎座の1882席と比べても
二回りほど小さいですね。
また、高麗屋一家は、『藤間家の秘密・・松たか子のDNA』という下らぬタイトルが
付けられていますが、一家5人の様子が自然体で紹介されており、(良く見たら、あの
篠山紀信の撮影だ!)記事も程良くまとめられています。(歌舞伎に脚本がない、など
滅茶苦茶な記述もありますが・・・)『歌舞伎だから素晴らしいんじゃなく、素晴らし
いから歌舞伎なんだ。歌舞伎役者は名門や伝統に挑戦するアナーキーな精神を持つ存在
なんだ。』と語る、幸四郎さんにまたまた感服しました。それにしても、染五郎さんが
家に帰っても勘九郎さん見てる、と弁天小僧のビデオを見ている写真には笑ってしまい
ました。
1997.2.25
今日の『日刊スポーツ』に『第2回屋島篝火歌舞伎』の記事が出ていました。香川県
高松市にある玉藻座で7月28〜29日行われるもので、藤十郎さん、染五郎さんなど
が出演するようです。玉藻座は約130年前に造られた野外劇場で、かがり火を焚いての
舞台になるようです。演目は『平家蟹』『素襖落』『あやめ浴衣』。野外劇場は初めて
という染五郎さんは、セミの声が聞こえるなどの、ハプニングも期待していました。
1997.2.24
ようやく、今日『浅草慕情』を見て参りました。大変面白かったです。ちょっと後ろの
おばさん4人組がうるさかったけど・・・。勘九郎さん、直美さんの掛け合いの面白さ、
所々で出る捨てセリフの楽しさ、絶妙の間、そして相手の演技に吹き出してしまう所、
なんとも楽しく仕上がっていました。又、しのぶさんも可愛く、愛らしく一遍に好きに
なってしまいました。新派のレギュラー陣も手堅い演技で、さすが。中村屋の番頭格の
小三山さんや助五郎さんも出演しており、嬉しい限りです。
ただ、やたら面白いのですが、どこか物足りない想いが見ている内に涌き上がって
来ました。何故だろう・・・、といろいろ考えて見たのですが、多分昭和初期の空気、
そして芸人さん達が持つ匂いが希薄だったのでは、と思うようになりました。
歌舞伎でも時代物はそれなりに江戸の匂いが感じられるのですが、新歌舞伎になると
何故か違和感を感じるのは、そうした所なのかもしれません。もう少しゆっくり考えて
見ないと分かりませんが・・・・。
1997.2.24
今日の『日刊スポーツ』に、昨日23日、歌舞伎座で『中学生のための子供歌舞伎教室』が
行われ、三之助の『勧進帳』が演じられたと報じられています。それは今月見た、と
私も一瞬思ったのですが、何と!!!辰之助が弁慶、新之助が富樫、菊之助が義経。
ゲゲゲ!!ですね。記事の中で、辰之助くんが、『子供のころから見ていたので、セリフ
は最初から頭に入ってましたけど、見るのとやるのでは大違い。全速力で突っ走った感じ
ですが、感無量ですね。』と、語っていますが、悔しいですね。これを見ておけば、あと
50年は(自分がそんなに生きていない!)自慢できたのに。あと10年もしたら、3人
の初顔合わせ、俺見たよ、なんて言う奴が出て来るんだろうなぁ・・・。かなり悔しい
想いをしている私ではありました。
1997.2.19
今日の『日刊スポーツ』で、鴈治郎さん主催の近松座が、東京・国立小劇場で、5月
30日、31日、6月1日の3日間、『曾根崎心中』を公演する、と出ていました。
上演回数1000回突破の演目ですが、徳兵衛役は、團十郎さんになるそうです。
かなり気になる公演ですね。切符の売り出し日などは、書かれていません。ただし、
おかしかったのは、團十郎さんが、長男新之助くんと宮沢りえさんの2S写真の事を
聞かれて、『詳しいことは分かりませんが、私ほどモテないでしょう』と笑っていた
と記事に書かれていることです。今月、弁慶と直次郎を演じているあの顔で、こんな
お茶目なことを言うなんて・・・。十二代目もなかなかやるなぁ。
1997.2.18
Niftyの歌舞伎フォーラムではすでに知らされていますが、今日歌舞伎座で『中村会四月
大歌舞伎』のチラシが出ていました。
昼の部 夜の部
賀の祝 傾城反魂香
桜丸 ・・・梅玉 浮世又平・・・吉右衛門
八重 ・・・松江 土佐将監・・・又五郎
松王丸・・・彦三郎 雅楽之助・・・歌昇
千代 ・・・田之助 修理之助・・・玉太郎
白太夫・・・又五郎 北の方 ・・・田之助
又平女房・・・芝翫
京鹿子娘道成寺
花子 ・・・芝翫 隅田川
班女の前・・・雀右衛門
一本刀土俵入 舟長 ・・・梅玉
茂兵衛・・・吉右衛門
辰三郎・・・梅玉 松竹梅湯島掛額
弥八 ・・・歌昇 紅屋長兵衛・・吉右衛門
根吉 ・・・東蔵 八百屋お七・・福助
お蔦 ・・・雀右衛門
やはり、中村屋親子は、出ないようです。個人的には、吉右衛門さんに期待、と言う所
でしょうか。福助さんのお七は、ちょっとドキドキしますね。
頑張って、見に行きましょう。
1997.2.18
歌舞伎座、夜の部を見て参りました。やはり、菊之助さん、綺麗でした。真っ暗な
館内が析の音と共に明るくなった時のどよめきは、久しぶりのものでした。なんだか
昭和40年代の玉三郎さんデビューの頃にちょっと似ているのではないでしょうか。
1997.2.13
見てきた人の話では、二月新派が素晴らしいようです。特に勘九郎さんと藤山直美さん。
早速切符を取ってきました。『浅草慕情』、新橋演舞場です。
まだ、かなり席は残っているようなので、よろしければどうぞ。
1997.2.12
歌舞伎座、昼の部を見て参りました。『江戸の夕映え』、思いの外良かったです。
八十助さん が眠狂四郎に似ておかしかったです。
『勧進帳』、團十郎さんと富十郎さんの掛け合いが、結構でした。
『十六夜清心』、綺麗なお二人が、綺麗にお芝居を演じていました。鐘の音で清心が
悪心を起こす所、孝夫さんの顔がガラリと変化する事を期待していましたが、
ちょっと・・・。
1997.2.11
本屋さんへ行ったら、中村芝翫さんの本が出ていました。
『福家族・・・神谷町物語』、ベネッセ、1400円です。
早速読ませて頂きましたが、小さい頃の苦労話や、子供達の事、婿の勘九郎さんや、
孫のことなどが優しい語り口で書かれており、ちょっと取っつき難かった芝翫さんに
親しみが持てました。