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袖原遺跡から35万年前の石器発屈



● 袖原3遺跡第3次調査報告 ●

延沢の袖原遺跡で、約30〜35万年前の前期旧石器時代のものと思われる石器が発掘されました。平成5年、6年の発掘調査に続く袖原3遺跡第3次調査が、平成9年10月4日〜13日までの日程で行われました。調査を行ったのは東北福祉大学と東北旧石器文化研究所からなる袖原遺跡調査団(団長:芦沢長介・東北福祉大学教授)です。

発掘されたのは琉紋岩製のへら状石器(両面加工石器、約10cm×2cm)、頁岩製の小型両面加工尖頭器(直径2cm)など17点で、いずれも地表らら約5m下の細粒火山灰層から見つかりました。これらの石器は、国内最古(推定約50万年前)と言われる宮城県栗原郡築館町の上高森遺跡などに次3番目に古井もので、その形状も上高森遺跡のものによく似ています。
へら状石器は皮革のなめし用に、また尖頭器は狩猟用のやりなどの先に付けたとみられ、当時の人たちの生活などを知るうえでの貴重な資料となります。

(後に同じ一つの岩から削り出したものと判明続報へ →→→ )

発掘にあたった梶原洋東北福祉大学助教授の談話

「真空パックのような状態で発見されとてもきれいな石器だ。日本の原人は中国の北京原人などの文化の系統と考えられてきたが、北京原人のつくった石器とは明らかに形状が異なる。アフリカ・中東や上高森で見つかった石器とを比較調査することで、日本人の原人のルーツを探るきっかけになると思う」

 17点の石器が発掘された翌日の10月12日には、一般向けの現地説明会が行われ多数の市民が訪れました。調査団員の説明の最中、新たに石器が発見されると、居合わせた市民から感嘆の声があがっていました。

市報・おばなざわ (1997.11)より抜粋



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