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~ Proving Ground of the Mad Overlord ~

Last Update: June 18 1998


■ 前書き ■


 「Wizardry」は非常に単純なゲームである。
 キャラを育てて、迷宮の地下10階に巣くう魔導師を倒すだけ。凝ったシナリオもイベントもない。
 派手なアニメーションやグラフィックもない。
 ただひたすら、敵を倒す事だけに専念するという、シンプル極まりないゲームである。
 事実、ボスキャラ(ワードナ)を倒すのにさほど苦労は要らない。最近は優秀な攻略本もあるし、ネットを探れば情報は簡単に、しかも大量に見つかるだろう。クリアするのに1週間もあれば十分だ。
 が、本当のWiz は、ボスキャラであるワードナを倒した後から始まる、と言っても過言ではない。
 その目的は「迷宮の探索」と「キャラの育成」。本来ゲームをクリアする「手段」を「目的」とした時、初めてWizardryは、真の姿を顕す。
 それまでエレベーターで一気に降りていた地下10階まで、歩いて行こうとした途端、迷宮はその本来の字義通り、プレーヤーを迷わせる(PS版はオートマップ付きだが、それでも迷う)。
 回転し方向感を失わせる床。
 落ちるとダメージを食うピット。
 先が見えないダークゾーン。
 魔法封じにテレポートなどの仕掛け。
 キャラクターを鍛えようとすれば、強い敵と闘わざるを得ない。
 その為には、より良い装備が必要だ。
 しかし、その装備(武器や防具など)は強敵を倒して奪い取るしかない。しかも、天文学的な確率でしか手に入らない。
 強敵だけに、気を抜けば一瞬にして全滅しかねない。
 もし全滅したら、別のキャラで死体を拾いに行かねばならない。苦労して集めたアイテムはかすめ取られ、戻っても生き返る保障はない。
 この非情なまでのゲームバランスが、プレーヤーを文字どおりの「冒険」に駆り立てるのだろう。そうでなければ、20年近くもファンを惹きつけて止まない(世界にはLevel 1000 以上まで鍛えたり、キャラが老衰で死亡するまでプレイを続けた強者もいると聞く)理由が理解できない。
 ともかく、RPGが好きな人はもとより、ファンタジー世界(いわゆる「剣と魔法の世界)に関心があるのなら、万難を排してでもやるべきである。たとえ、他のすべてを犠牲にするような結果になったとしても…。



■ キャラクター達 ■


 別表を参照されたし。PS版では20人が限界なので、当面この構成を変える予定はない。
 善悪それぞれ7人づつ、中立が6人になったのは偶然(笑)。
 善と悪にはそれほど意味はない。一応「チルドレン」が善、アダルト組が悪になっているが、これも成り行き。強いていえば、ミサトが「悪」に「転んだ(戦闘中に属性が変わった)」のがきっかけか。
 リツコとマヤが「善」なのは、初期パーティがチルドレン・アダルト混成だった名残り。数的にバランスが取れているし、いちからBishopを育てるのも骨だし。
 アスカが中立なのは「村正」の大量取得が期待できない以上、善とも悪ともSamuraiが行動できないと都合が悪いだろう、と考えた為。レイの場合も同様。ただし、中立のNinjaは「手裏剣」を装備できない(呪われてしまう)ので、メリットは余りないが。
 種族に関しては「思い入れ」が重要なゲームだけに、HumanとElfに集中してしまうのはやむを得ないだろう。幾ら数値的に有利だからと言って、DwarfでSamuraiのアスカ、HobbitでNinjaのレイ、GnomeでLordのシンジなんて、想像もしたくないからね。基本的に男性はHuman、女性はElfが多いが、これも特に意味なし。加持がElfなのは、最初からSamuraiになれるから(Dwarf, Gnomeも同
様)。



■ 現状報告 ■


こちらを御参照の程を。


■ 当面の目標 ■


 当面の目標は次の通り。

1 すべてのキャラを(荷物持ち以外)マスターレベルまで鍛える。
2 なおかつ、前衛(Fighter、Lord、Samurai、Ninja)は、HP300以上に、後
  衛(Priest、Mage、Bishop、Thief)はHP200以上に鍛える。
3 すべてのモンスターを倒す(6/14現在、あと14種類)。
4 唯一手に入っていないアイテム「+2シールド」を入手する。
 が考えられる。まあ、4以外はそれほど困難な作業ではなかろう。

 これらをクリアした後の目標としては、以下の様なものが考えられる。

5 すべての戦士系(Fighter、Lord、Samurai、Ninja)キャラに「銀の篭手」
  を装備させる。
6 すべてのEvil/戦士系キャラに「悪の鎧+3」を装備させる。
7 Good/Neutralで、盾を持てるすべてのキャラ(Fighter、Lord、
  Samurai、Ninja、Priest)に「シールド+3」を装備させる。
8 マップを完成させる。

 …これはかなり厳しい。運も相当影響してくるだろうし、1年くらいかかるのではないか。



■ リプレイ小説 ■


 せっかく「エヴァキャラ」と言う、人格を伴っているうえに「Wizardry」をプレイしたことのない人にもイメージしやすいキャラを使っているのだから、リプレイ小説(もどき)を書こうと考えている…というか、実際今書いている。
 近日中に公開できるだろう……と思ったら、HDDがクラッシュ!原稿は四次元の彼方へと……。



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