Lazy Diary 19991181130

 


1999年11月30日 (Tue.)

 テアトル新宿にて「皆月」(1999年、日本)。実によく出来たダメ男(特に中年男)に捧げるファンタジー。なかなかにえっちぃのもよろしい(笑)。金沢を観光してる時のシーンとか、男のエロ心をなかなかうまく描き出せてるし。でも、この映画を面白い、って思うってことは自分自身をダメ男だって認めちゃってるようでちょっと複雑な気分(苦笑)。

 何日か前に買っていたCDをやっと聴く。Kiss Destination「GRAVITY」(アルバム)。思っていた以上の出来栄え、といったところかな。


1999年11月29日 (Mon.)

 渋谷パンテオンにて「アナライズ・ミー」(1999年、アメリカ)。あのロバート・デ・ニーロに「気弱なマフィアのボス」という役柄を与えた時点でこの映画は勝ったも同然でしょう。そこからの練り込みが今一つ足りなかった感じはするけど、それでも随所で笑えましたし、デ・ニーロもビリー・クリスタルも良かったと思うし。

 漫画の単行本を1冊買う。山口よしのぶ「名物!たびてつ友の会」10巻。作者が自賛するだけの密度の濃さがありますね。「1+1が1になってどーするの?」っていうところに共感する。


1999年11月26日 (Fri.)

 渋谷ジョイシネマにて「WHO AM I ?」(1998年、香港)。大掛かりなスタントと激しいカンフー・バトル。久しぶりにジャッキー・チェンのアクションの神髄を見た、という感じ。序盤の展開がもたつき気味だったのが惜しまれる。中盤以降はテンポ良く進んでいくだけになおさら。


1999年11月25日 (Thu.)

 おぉ、気が付けば1週間映画を観ていなかった。ということで?、シネマライズBFにて「π」(1998年、アメリカ)を観る。う〜ん、色々と面白いところはあるんだろうけど、どうにも映画に入っていけなかった。ちょっと映画に集中できなかったところもあるんだけれど、作品自体に今一つ馴染めなかったのも事実。まぁ、数学が大の苦手だった過去を思い出して萎縮しちゃったのかもしれないけど(苦笑)。


1999年11月23日 (Tue.)

 千葉工大の学園祭の中で開催されている「MSX World EXPO'99」に行く。新刊本の「MSXマガジン復刊準備号#1」を買ったり、知り合いの人と会話をしたり、MSX本体を修理してもらったり。合間を縫って?、学園祭をぶらぶらっと見て回って…。そんな感じかな?。

 漫画の単行本を1冊買う。きたがわ翔「ホットマン」11巻。う〜ん。


1999年11月22日 (Mon.)

 宿泊中の友人の行きたいところに連れていったりしつつ、都内各地(って程あっちこっちに行ったわけでもないけど)で買い物をしたり何だったり。そういう一日。…そうなんだってば。


1999年11月21日 (Sun.)

 この日から2泊3日で「MSX World EXPO'99」などに行くために友人がうちに泊まることになっている。ということで、バイト明けの徹夜状態で部屋の片づけと整理。何とかかんとか客人をお泊め出来る状態になった…かな?。


1999年11月19日 (Fri.)

 ようやく体調が普段の調子に戻って来た。ふぅ、今回の風邪はいつになく長かった…。

 携帯電話を買った。いずれは買わねばならない日が来るとは思っていたけど、まだあと1年位は買わないつもりだった。でも結局思ったよりも早く買う羽目になってしまった。1日中設定をしたり番号の登録をしたり、といった作業。

 CDを1枚買う。岡村靖幸「セックス」(マキシシングル)、実に3年ぶりの新作。3年間も間が開いてしまったのが分かるような分からないような…。


1999年11月18日 (Thu.)

 今日も風邪は悪くもならない代わりに良くもなってない。あ、ちょっとのどが痛いかも。弟に「風邪をうつされた」と言われてしまう。

 シャンテ・シネ3にて「娼婦ベロニカ」(1998年、アメリカ)。16世紀のヴェネチアに実在した高級娼婦でもあり詩人でもあったベロニカ・フランコの半生の物語、といったところでしょうか。ストーリーはいいシーンと今一つのシーンとの差がちょっとはっきりしてしまっているのが惜しまれるものの、ルネサンス爛熟期のヴェネチアの様子は見事なものがありました。それに何といってもベロニカ役のキャサリーン・マコーマックがいい。脇を固める役者さんもいい役者が揃っていたし。

 好きな漫画家の一人、山田玲司のヤングサンデーでの連載「アガペイズ」が完結。思ったよりも早い連載終了だったけどこれはこれで良かったのかも。


1999年11月17日 (Wed.)

 風邪の症状は膠着状態。いかん、このままでは「映画祭日記」の次は「風邪日記」になってしまうではないか。

 シネスイッチ銀座2にて「スパイシー・ラブスープ」(1998年、中国)。今までに観た中国映画にはちょっと無かった軽やかさ。他愛無いといってしまえばそれまでのエピソードもあったりもするのだけれど、そんな時でさえもニコニコしながら観てられる作品。その裏にはさりげなく奥深いテーマ性を潜ませているところも憎い。最初と最後のエピソードに出てくる女優さんがとにかくかわいいのも印象的。


1999年11月16日 (Tue.)

 風邪は大分良くなってきたが、まだ本調子とはいかないのがつらいところ。
 それなのに、何とも言いがたい組み合わせで映画を2本ハシゴしてしまう。言うなれば、「日独おバカ映画対決!?」といったところか。

 1本目はシネセゾン渋谷にて「カスケーダー」(1998年、ドイツ)。「ドイツのスタンド馬鹿一代」との触れ込みで、「NO CG! NO STORY! NO STUFF! ONLY STUNT!!!」なんてキャッチコピーに大いに?期待していたんだけど、始まってみると意外にもハリソン・フォード主演の映画にありそうなストーリーがくっつけられていたのにちょっと驚く。だからといって別にどうということはないストーリーだけど。
 スタント満載のアクション・シーンの出来はなかなか。ただ、そういったシーンの見せ方、というか演出が今一つテンポが良くない感じ。ここら辺の切れが良ければもっと楽しめたんだけど。そんなせいもあってかおバカ度もそれほど高くはなかった。

 続いての2本目はシネ・アミューズ ウエストにて「WILD ZERO」(1999年、日本)。カスケーダーのキャッチ・コピーの「ONLY STUNT!!!」のところを「オンリー・ロッケンロール!!!」に書き換えたような映画(笑)。でもまぁ、観終った時に「ロッケンロォ〜〜〜!!!!!!」とかって叫びだしたくなるような(笑)、素晴らしくおバカな映画でした。UFOだろうがゾンビだろうがなんだろうがロッケンロールの前には敵じゃないぜ(笑)。ギターウルフも(色々な意味で)素晴らしい。


1999年11月14日 (Sun.)

 風邪の症状はかえって悪化。鼻水は止まらないし、かなり酷い頭痛はするし。

 レンタルしてあったビデオが返却日なので体調不良の中やむを得ず?観ることにする。「甲殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」(1995年、日本)、何ヶ月か前に1度観てはいるのだけど、その時にはよく分からなかったところがいくつかあったのと、「マトリックス」との類似点を確認したかった、ってのもあったので。結果…、分かったところもあれば分からなかったところもあったし、あぁこの辺「マトリックス」がネタにしたのかなぁなんて思えるところもいくつかありました。


1999年11月13日 (Sat.)

 風邪をひいてしまった。バイトに行く前に薬を飲んでおいて、しばらくは楽になったのだけど、途中からぶり返してきてしまいかなり苦労する。


1999年11月12日 (Fri.)

 シネ・アミューズ イーストにて(そういやシネ・アミューズ随分久しぶりだなぁ)「HEART」(1998年、イギリス)。これって…トンデモ系?。脚本はほぼ完全にご都合主義で見事なまでに唐突な展開を見せ続けるし、登場人物の心情も理解できないところが多いし。う〜ん、マイケル・ウィンターボトムやアントニア・バードのような映画を創ろうとして見事に出来そこなった、っていう感じかな。リス・エヴァンスが昨日観たばかりの「ノッティングヒルの恋人」とは全く違うキャラの人物で出てきたのにはちょっと驚いたけどね。
 観終った後、続けざまに「ワイルド・ゼロ」でも観て気分転換したい衝動に駆られたけど、シネ・アミューズで2本立て続けに、ってのも気が引けたので思いとどまる。

 それにしても、ここ数日何故かイギリス映画ばかり観ているなぁ。更に言うなら、その間毎日スターバックスのコーヒーを1杯飲んでいる(笑)。


1999年11月11日 (Thu.)

 シャンテ・シネ1にて「リトル・ヴォイス」(1998年、イギリス)。主人公のLVのキャラクター造形がどうにも納得いかないし、脚本がLVの成長物語としてきちんと出来上がっているとはとても思えない。マイケル・ケインはともかくとしても、ブレンダ・ブレシンの使い方があれではもったいなさ過ぎる。この2人の演技はまさに名演だっただけに惜しい。そういや、同じマーク・ハーマン監督作の「ブラス!」もあんまり好きになれなかったんだよなぁ…、相性悪いのかしら?。音楽を前面に出さなかったのは意図的なようにも思えるのだけれど…。

 丸の内プラゼールにて「ノッティングヒルの恋人」(1999年、イギリス)。ロマンティック・ラブコメディの傑作といっていいでしょう。ジュリア・ロバーツ演じるアナの心情が分かり難いのは弱点だけど、それだって基本的にこの映画がヒュー・グラント演じるウィリアムの視点に立っている、と考えればある程度は納得いきますし。ストーリーはちょっと陳腐な所もあるかな。でも、脇役のノッティングヒルの住人のキャラクター造形は見事だし、いいセリフも多かったし。満足満足。


1999年11月10日 (Wed.)

 キネカ大森3にて「あの娘と自転車に乗って」(1998年、キルギスタン・フランス)。何というか実に不思議な映画。思春期の少年の成長物語、っていうテーマ自体は好みの題材なのでそれなりに楽しめはしたのだけど。

 チネチッタ5にて「マーサ・ミーツ・ボーイズ」(1998年、イギリス)。突き抜けた面白さ、というようなものはないけど気楽にきっちりと楽しませてくれる、そんなラブコメ。レイ・ウィンストンの役がけっこうおいしい。恋愛と友情のどちらを取るか?、という選択にはっきりとした結論を出してなかったようにも思えるのが気になるけど、これはまぁ人類永遠の課題の一つみたいなものだし、そこまで深くものを考えるタイプの映画でもないのだからしょうがないのかな。


1999年11月9日 (Tue.)

 シネマライズBFにて「ラン・ローラ・ラン」(1998年、ドイツ)を今頃になって観る。面白く観ることが出来ました。ただ、序盤はかなりエキサイトして観れてたんだけど、最後にはちょっと覚めた感じになってて、それはテクノ・ミュージックでいうところの「ループの高揚感」(で良かったんだっけ?)がこの映画には今一つ感じられなかったってことなのかもしれません。面白かったは面白かったけど見事なまでに後に残らなかったし。いや、でも好きですよ、こういうの。


1999年11月8日 (Mon.)

 渋東シネタワー2にて「シックス・センス」(1999年、アメリカ)。ネタバレが強力らしいので下手なところで知ってしまう前に観ておこうかな、と。平日なのにほぼ満席なのに驚く。
 しかし…、冒頭のメッセージで多少身構えてしまったのはまずかったと思うけど、それほどいい映画だとは思えなかった。映画そのものの完成度は高い方だとは思うんだけどねぇ。その問題のネタバレのところについても納得が行かないというかしっくり来ないというか。内容の性質上これ以上書けないのがつらいところではありますが。この映画がアメリカで2億ドル突破ねぇ…、う〜む。

 映画祭が終わって、日常に戻った、という感じがどことなくしてしまう。


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