Lazy Diary 199912131

 


1999年12月31日 (Fri.)

 家でパソコンの2000年問題対策などをしつつ過ごす。


1999年12月30日 (Thu.)

 シネクイントにて「バッファロー'66」(1998年、アメリカ)を今頃になって観る。けっこうしょぼい所も多いんだけど、そのしょぼさもまたこの映画の愛すべきところと言えよう。でもこれは考え様によっては「ダメ男(オタク男でも可)の妄想大爆発」っていう話しとも取れるんじゃないだろうか。プログラム1000円、大判もの(の元祖的存在だよね)。


1999年12月29日 (Wed.)

 シネセゾン渋谷にて「エリザベス」(1998年、イギリス)をやっと観る。骨太な演出と演技のアンサンブルを堪能する。ストーリーで多少分かり難い部分があったのを差し引いても(このこと自体はやむを得まい)、十分楽しめました。俳優はみんないい演技をしていたと思うけど、その中でもケイト・ブランシェットの存在感は圧倒的だった。プログラム500円。

 続いて渋谷パンテオンにて「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年、アメリカ)。別に怖さを感じはしなかったし(ちょっと頭が痛くなったけど)、映画としての出来は優れているとは言い難い。それでもなかなか面白いところもあったし、ヤン・デ・ボンなんかよりはよっぽど「恐怖」というものの本質について理解している点は評価できる。プログラム700円、種明かしになるページは全て袋綴じ。


1999年12月26日 (Sun.)

 サッカー天皇杯準決勝のテレビ中継を見た後で(つまりはちょっと遅い時間になってから)、南関東MSXユーザーの集いに行く。今回はなかなかの盛況。色々な人と色々な話しをしたけど、ここには書けないことばっかり。


1999年12月24日 (Fri.)

 Bunkamuraミュージアムに「ゴッホ展」を見に行く。ゴッホの絵を一挙に見たのは初めてかな?。10年という時間の中で画家としてかなり凝縮された日々を送っていたんだなぁ、なんてことを思ったりする。

 続いて渋谷東急にて「ジャンヌ・ダルク」(1999年、アメリカ・フランス)。つまらなかったなぁ…。神の存在やジャンヌ・ダルクのカリスマ性を否定的に取るアプローチそのものは現代的だし悪くないとは思うけど、それが完全に消化不良のままに終わっていると思う。何故ジャンヌの言葉を信じ、兵たちが彼女に従ったのかということについての動機づけがあれでは弱すぎるだろうし…。プログラム800円、大判もの。


1999年12月22日 (Wed.)

 渋谷シネパレスにて「白痴」(1999年、日本)。かなり混んでいたので、初めてここの2階席に座る。う〜ん、技術的にはなかなかよく出来ていると思うんだけどねぇ…。ストーリーを全くもって理解できない、というかつまらない。プログラム600円、売り切れ。

 シブヤ・シネマ・ソサエティにて「バンディッツ」(1997年、ドイツ)。ストーリーも音楽も十分に楽しめる出来栄え。女優さんが奇麗な人揃いなのもいいです。今年のドイツ映画は本当に秀作揃い。プレスシート350円。


1999年12月21日 (Tue.)

 TM NETWORKの「Happiness×3 Loneliness×3 / 80's」(マキシシングル)を買う。何と言うか、「Happiness…」が「RUNNING TO HORIZON」みたいな感じがしてしまうのは私だけですか?。


1999年12月20日 (Mon.)

 シネマ・カリテ2にて「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997年、ドイツ)。ちょっと風変わりなロード・ムービーでありつつも、押さえるところはきっちりと押えてある辺りが心憎い。プログラム500円。

 東京アイマックス・シアターにて「ジークフリート&ロイ/マジック・ボックス(1999年、アメリカ)。この映画館の巨大スクリーンで3D作品を初めて観る。なかなか楽しめました。プログラム製作無し。

 中学生の頃から使っていたMSX2+を人に譲る。ここ数年は上位機種のturboRの方を使っていたとはいえ、なかなか思い出深い機体だったといえる。その時に「メタルギア ソリッド」(PS)を借りたのでプレイ開始。


1999年12月19日 (Sun.)

 友人に誘われて東伏見アイスアリーナに「日本アイスホッケーリーグ 西武鉄道 vs 日光バックス」の試合を見に行く。アイスホッケーを生で見るのは初めてで、予備知識はほぼゼロだったのでルールとかは全然分からず。まぁ、でもなかなか楽しめました。ただ、時々心の中でフィールドホッケーと比較してたりしていたのはどうしてだろう?。
 試合観戦後は友人と街を歩いたり食事をしたり。


1999年12月16日 (Thu.)

 銀座テアトル西友にて「ウェイクアップ! ネッド」(1998年、イギリス)。ハリウッド的なテイストを取り入れつつも、やっぱり根底にあるものはイギリス映画ならではの味わい。小気味良く、気持ちよく笑えるコメディ。主役から脇役に至るまで多くのキャラにドラマを持たせ、それを無理なく展開し、なおかつ1時間32分でまとめているのは大したものです。プログラム700円。

 シネスイッチ銀座2にて「シュウシュウの季節」(1998年、アメリカ)。とにかく重たいし、救いの無い物語。シュウシュウ役のルールーがなまじ可愛いだけになおさらつらい。でも、そこに込められた監督のまなざしがこの作品に力を与えていると思う。プログラム600円。


1999年12月14日 (Tue.)

 みゆき座にて「トーマス・クラウン・アフェアー」(1999年、アメリカ)。ちょっとゆるい感じではあるものの、全編いい意味で大人のお遊び感覚に溢れている。主演の2人がどちらもかっこいい。ストーリー上のいくつかの傷も許せちゃえるかな。プログラム500円。


1999年12月13日 (Mon.)

 渋東シネタワー1にて「ファイト・クラブ」(1999年、アメリカ)。まずまずの混み具合。とにかく刺激的で、作中の情報量の多さにクラクラする。デビッド・フィンチャーはこれで本物になったかな?。それにしてもエドワード・ノートンは奥の深い役者だ。ハリウッドのこの年代の俳優の中では彼の演技力は頭一つ抜けていると改めて感じる。ブラット・ピットも良かったけどね、アレも含めてさ(笑)。プログラム500円。


1999年12月9日 (Thu.)

 シネ・ヴィヴァン・六本木にて「ヘンリー・フール」(1997年、アメリカ)。主人公のヘンリー・フールが今の、そして未来の(そうなるかもしれない)自分と妙にシンクロしてくる。そういう体験は今年2回目(1回目は「ウィズ・ユー」の少女ハリエットに)。その姿は喜んでいいのか悲しんだ方がいいのか、どっちとも言えないものなんだけどね。プログラム800円、ここの所余り出来の良くなかったシネ・ヴィヴァンのプログラムとしてはましな方かな。
 閉館間近のシネ・ヴィヴァン・六本木、いくつもの思い出深い映画を観たこの映画館で最後にこの傑作を観れたことに感謝。


1999年12月8日 (Wed.)

 テアトル新宿にて「月光の囁き」(1999年、日本)。エピソードはかなり取捨選択してあるもののその多くは原作にかなり忠実で、そのために原作を知ってないと分かり難いシーンも少しあったくらい。とはいえ、演出・演技ともにこれ以上ない映画化だと思う。1999年は日本映画界にとって塩田明彦監督デビューの年として後々まで語られる年になるのではないだろうか。プログラム700円。


1999年12月7日 (Tue.)

 自由が丘武蔵野館にて「ガメラ3・邪神<イリス>覚醒」(1999年、日本)。意欲は認めるけど、それが結果的にすべて空回りしてしまった大いなる問題作、とでもいいましょうか。かなりの豪華ゲストだったみたいだけど、三輪明日美には気が付かなかった(笑)。「渋谷の女子高生」?、う〜む。プログラム販売無し。


1999年12月6日 (Mon.)

 渋谷東急にて2回目となる「マトリックス」(1999年、アメリカ)。2回目ともなると多少あらも見えてくるが、それでもアクション・シーンの面白味が薄れることはなかった。プログラム800円、大判もの。

 山田玲司「アガペイズ」8巻を買う。クライマックス・シーンの連続。力技が炸裂。


1999年12月2日 (Thu.)

 渋谷東急2にて「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」(1999年、アメリカ)。ストーリーはいいし、いい役者も揃ってるんだけど、演出が今一つ下手なのが残念な作品。「コン・エアー」のサイモン・ウェストにこういう作品の監督をやらせるのが間違ってると思うんだけど。プログラム500円。


1999年12月1日 (Wed.)

 映画の日です。ということで?、シネマライズBFにて「ハイロー・カントリー」(1998年、アメリカ)。端正な出来栄えで、逆に言えば泥臭さがそれほど無くて、そこが評価の分かれ目になるのかな?。まずまずの出来ではあったと思うけど、重要な脇役の人物像に未整理な所が多かったのが気にかかる。とはいえ、何でペネロペ・クルスじゃなくってパトリシア・アークエットを選ぶんだ、って思った人は少なくないと思うんだけど(パトリシア・ファンの人、ゴメンね)。プログラム700円、紙質を落とした分だけ?、ページ数が多い。


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