「スリング・ブレイド」
"SLING BLADE"

1997年・アメリカ、2時間14分、ビスタサイズ、SR
製作 ザ・シューティング・ギャラリー
日本配給 アスミック

スタッフ
監督・脚本
ビリー・ボブ・ソーントン
製作 ブランドン・ロッサー、デビッド・L・ブッシェル
撮影 ハリー・マーコウッツ
音楽 ダニエル・ラノワ

キャスト
ビリー・ボブ・ソーントン
ドワイト・ヨーカム
J・T・ウォルシュ
ジョン・リッター
ルーカス・ブラック
ナタリー・キャサディ
ロバート・デュバル
ジム・ジャームッシュ

日本語字幕 戸田奈津子

日本公開 1997年12月20日、恵比寿ガーデンシネマにて公開

プログラム価格 600円

鑑賞日 1998年1月20日、恵比寿ガーデンシネマ1にて

混雑度 それなりに人は来ていた
上映サウンドシステム SR?

正月公開の単館ものの中ではかなり気になっていた作品がこの映画だった。実際に観てみると、この映画のキャッチコピーは「それは心に突き刺さる刃」というものなのだが、これ以上なく心に突き刺さってくる「痛い」映画だった。

実を言うと、個人的にはこの映画のウィトリー一家の描写がすごく身近に感じられる要素があって、そこの部分だけでもこれ以上なく痛かったし、最後に主人公のカールが取った行動もまた痛かった。話の構造として最後はああなる、ということが序盤から割合はっきりしていたにもかかわらずにも。

あと、音楽もかなり良かった。基本的にはカントリー調なんだけど、時にかなりオルタナティブな感じの所があって、その辺結構気に入ったかな。

観る前はそれなりにキリスト教的感覚の理解が問われるのかな、とも思っていたけどそうでもなかったし、後々までずっしりくるような映画を観たい人には十分オススメできます。

[1997.1.22]


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