つかの間の安らぎ――!?
◆第13話【期待のホープ】 |
新宿駅東口交番に配属されて2か月余りの新人警官。
配属早々5件もの現行犯を挙げた彼は、西署の先輩たちから“ホープ”君と言うあだ名で呼ばれていた。
連続して手柄を立てられたのは偶然だったと主張するホープだったが、実は彼が毎回、犯行現場に居合わせていた事には秘訣があった。
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ホープは配属されて間もない頃、毎日決まった時間に駅へ入っていく可愛い娘――香瑩の事が気になっていた。
ある日、駅の構内で引ったくり事件が発生し、現場へ駆けつけたホープ。
そこには既に気絶させられた犯人が倒れていて、被害者は一体何が起きたのか分からないと言う。
ホープはその時、野次馬に背を向けて立ち去る香瑩の姿を見かけ、なぜか違和感を覚えたのだった。
その後もスリや痴漢、麻薬の売人などが駅の構内で昏倒している姿が発見されたが、それらはいつも香瑩が構内に入った後での事だった。
犯人確保の手柄は、どれも駆けつけたホープのものとなるも、彼は香瑩と事件の関連性を謎に思い、香瑩の尾行を開始する。
しかし、香瑩は伝言板をチェックするだけで、それからは何事も起こらなかった。
僕の思い違いかなぁ あんな可愛い娘が大の男をどうにかできるとも思えないし……
そんな時、ホープは、香瑩が駅で男に小言を言っている姿を目撃した。
たまにふらりと駅に来るその男――リョウが、香瑩と親密な関係にあると想像し、ショックを受けるホープ。
別の日、ホープは、駅前広場の女性たちにまるで痴漢のような目を向けているリョウに、職務質問をすべきか迷っていた。
するとリョウがへらへらと笑いながら近づいて来て、道行く美女を指差した。
「92・61・89…だ!」
美女のスリーサイズを言われるがまま、なぜかメモさせられる羽目になったホープは、その後の警察の新人歓迎会の席で大活躍する。
西署御用達のバーのホステスが件の美女で、ホープは皆の前で思わずスリーサイズを口にし、当ててしまったのだ。
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そんなこんなでホープは、その夜も勤務が終わった後、いつものように手配書の写真をチェックしてから署を後にした。
その帰り道、ホープは偶然にも、喫茶キャッツアイから出てくる香瑩を発見し、つい彼女の後を尾けてしまう。
だが、細い路地の飲み屋街に入った所で、香瑩を見失ってしまうホープ。
実は彼女は、行方をくらましたリョウを探して、この飲み屋街に来ていた。
彼は香瑩を見つけようとするうちに、とある店先で“おかま”の大男と遭遇し、それが手配中の殺人犯だと見抜いた。
二年も身を潜めていた手配犯・三好嗣郎は柔道の有段者で、私服で何の装備もないホープは、逆に襟を締め上げられる。
そして意識を失いかける中、ホープは宙に舞い出でた影が、あっさりと三好を倒す姿を見た。
その影こそ、ホープが追って来た香瑩であった。
「…今 解けた… 二か月間の駅での…謎…がι」
自身を香瑩に助けられたホープは、屈強な大男を簡単に倒し、「大丈夫?」と微笑みかけてくる彼女を前に、全てを理解したのだった。
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| 月刊コミックゼノン2011年12月号 p.55-p.89 掲載分 Total:35p |
| 2011.10.25 |
新宿駅構内で巻き起こる「謎」は解決したのだが…!?
☆予告☆ (欄外予告)新人警官がなぜか次々に難事件を解決…!!その理由はとある依頼によるものだった!? |