御柱祭は六年に一度、虎年と猿年にだけ行なわれる祭りで、何と言っても「坂落とし」や「川越え」などでけが人は当然、死人もたびたび出ると言う荒っぽさにある。
この祭り、実は諏訪大社の上社と下社で、各フェーズが一週間ほどの時間差をつけて別々に行なわれ、上社のクライマックスはちょうどゴールデンウィークにあたるので見学してきた。
しかし..
どうも祭りをやっている当人たちの「目立とう」という気持ちばかりが前面に出すぎていまひとつ「いい祭りだな」と思えないのは、私だけではないだろう。
以前楽しみにしていた京都の祇園祭や川越祭りなどのように「よき伝統を守りながらみんなで愉しみましょう!」という善良な意思が感じられない。
さらに、六年に一度と言うこともあるのだろうが見せ場見せ場が長年の訓練の結果拾得した高度な技術、みたいなものがほとんどなく(柱につかまって逆立ちするぐらい誰でもできるのだ。あんなものに拍手してはいけない。)、単なる「怖いもの知らずの度胸試し」か「安っぽい仮装行列」に終わってしまっている。
祭りは一部の人が目立つためのものではない。もちろん自分も楽しむが、みんなで愉しめるものでなければならない。悪のりは周囲の人間を白けさせる。
御柱祭が由緒正しい諏訪大社にふさわしい祭りであって欲しいと願うばかりだ。
