トンボ
1998.05.12作成
実家の庭でトンボを観察しながら考えたこと。
トンボほど素晴らしい飛行能力を持った動物もいないのではないだろうか?
あれこそまさに飛ぶための有機生命体だ。
1)身体と羽が長く、細く、軽いのでバランスが非常に良いうえに強力な胸部の筋力とあいまって素晴らしい加速力と制御力。
スッと加速してはピタッと止まる。
2)前後の羽を上下逆方向に羽ばたかせることによってヘリコプターのように空中制止もでき、しかも安定している。また、上下左右前後どちらの方向に進むこともできる。
3)羽の面積が非常に大きいので羽を動かす上下の幅が少ない。したがって羽音が非常に少ない。ハエや蜂のような大きな羽音がしないと言うこと。
4)目が大きく、視界がとんでもなく広い。
筋力を消費するので休んでいる時間が長いというのがトンボの欠点だ。
休みさえしなければ、あれだけの視界と飛行能力を持っているのに、鳥なんぞに捕まるわけがない。
もしトンボのような地上攻撃機(ヘリコプター)が作れたら、追尾ミサイルを使っても撃ち落とすことはまず不可能だろうし、抜群の攻撃力をもったものになることは間違いない。ただ、雨風には弱い。
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