泣く
1998.03.12作成

大人になってからと言うものほとんど泣いたことはない。今の日本の普通の男の子ならそれが普通だろう。

ところが、夢の中で大泣きしていることがたまにある。

本当に目から涙をぼろぼろながし、嗚咽まであげている。夢なのだから起きているときに思い出してみても泣いている原因自体は全然他愛もないことばかりだ。

大学に落ちた夢、女にふられた夢、誰かが死んだ夢、だいたいそんなところだろうか。

それでも泣いている最中に目を覚ますと「夢だったのか、ああ良かった。」といったんは安心する。問題は私がとる次の行動だ。

「気持ちがいいからもうちょっと泣かせてくれ...」とぼんやり考えて、また同じ夢を見ようと引き続き眠ろうとするのだ。

そう、泣くことを気持ちいいと感じている自分を、寝ぼけていながらも意外に思う。

笑うことが精神衛生上はもちろん、健康にも良いらしいことが最近わかってきている。泣くことも「気持ちいい」と感じるようであれば何らかのストレス解消の効果があるに違いない。

思いっきり泣いてから目を覚ました朝は、本当にすっきりと気分がいい。

精神衛生のため、たまには思いっきり泣こう!


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