Internetは「夢の島」
1999.04.14作成
インターネットの普及自体は歓迎すべきことだ。
しかし、たとえば車社会の到来が、交通事故や環境汚染の問題を引き起こしたように、歓迎すべきことには必ず「必要悪」というか、それに伴ってどうしても避けられない弊害が生じてくるものだ。
インターネットにより、誰でも情報発信ができるようになった。また、個人がほとんどノーコストで入手できる情報量も測り知れないほど膨大なボリュームになった。
しかし、提供される情報の質は、全体としてがっくりと下がった。インターネットの弊害の一つはこれだろう。
テレビにしろ、紙メディアにしろ、従来のメディアは一応はプロの目、あるいは複数の人間の目と手を経たものしか、社会にでることはなかった。情報は、それなりの資格を持った情報発信者が、それなりのシステムを通過して初めて世間の目にさらされるものであった。
ところがインターネットという奴はパソコンさえ扱えれば、極端な話、犬でも猿でも情報発信できる。情報の質が全体として低下するのも当然のことだ。
私は、インターネットの世界を他人に説明するときに、「インターネットは夢の島=ゴミの山だ。」と言って説明している。
これは「夢いっぱいの島」という含みが無いことはないのだけれど、ほとんどが役に立たないゴミ情報ばかりが大量にある、という意味だ。しかし、ゴミの山でも、良く探せば価値ある情報は確実にあるし、使う人によっては再利用可能な情報も必ずある。
いや、このサイトにしたってあまり人のことは言えない。放送禁止用語だらけだし、読んでも意味の分からない文章ばかりじゃないか。
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