マラソン選手が痩せているわけ
1999.04.15作成

陸上の選手は通常筋肉隆々としているがマラソンの選手だけは特別でみんな痩せこけている。

小学生の頃、学校の先生が「XX選手はあんなに痩せこけているのに何であんなに走れるんでしょう。先生は不思議でたまりません。」と言っていたような気がするが今でもこんなことを言ったり思ったりする人がまだいるのだろうか。

陸上など瞬発力が勝負の競技では筋力が非常に物を言う。2m以上も跳ね上がったり、思い鉄の玉を遠くまで投げたり、100mを10秒を切るタイムで走ったりするにはある程度の筋肉がついていないと話にならない。

しかし、マラソンとなると話は別だ。
なんせ42.125kmもの距離を自分の体力ぎりぎりのペースを保ちながら走りきらなければならない。瞬発力よりも

1.高い負荷に耐えるだけの持久力と、
2.消費するエネルギーを最低限に押さえるか、つまり高いエネルギー消費効率が求められる。

高いエネルギー消費効率のためには...

1.体は軽い方がエネルギー消費量が少ない。
2.筋肉は少ない方がエネルギー消費量が少ない。

というわけで、マラソン選手は皆痩せているのが当たり前なのだ。知ってましたね?

<<戻る  <<表紙