今はもはや低成長時代。日本のGNPの伸びはほとんどゼロに等しい。
こういう時代になると、経済は誰かが得をすれば必ず誰かが損をする、いわゆるゼロ=サ
ム・ゲームになってしまう。
たとえば、最近のニュースで例えれば、Playstationでソニーが大儲けすれば、敗北したセガが、リストラ計画を発表する。こんな具合だ。
つまり市場の需要は全体で見ると一定でビクともしない。Playstationが売れればSega Saturnが売れない。あるいはゲーム機が売れれば他のおもちゃが売れにくくなる。
「金儲け=社会貢献」の信仰はもう通用しない。
誰でも金儲けしなければいきていけないのだろうが、もはや金儲けだけでは「社会貢献」したことにはならない。
「社会貢献」て何なのだろう?
考え直してみる必要があるように思う。