メス化する自然
1999.07.08作成
環境ホルモンの問題は、水質汚染とは無縁の美しいアメリカの湖で、ワニを捕獲調査したところ、なんとオスからメスに性転換した個体が多く見つかって、「これはおかしい!」ということから表面化してきたのだそうだ。
ということで、科学的に評価しても、男性のほうがはるかに貴重で高貴な存在だと言うことが、全世界的に知れ渡ってしまった。
「メス化=品質悪化」することなのだから。
仏教、回教、キリスト教...世界のあらゆる宗教において、女性に対する評価はやはり「品質が低い」という評価において共通している。いろいろな宗教があって、教義もそれぞれ異なる。世界にはいろいろな風土があって一夫多妻のみならず、多夫一妻の風習もところによっては残されているという。にもかかわらず古来から女性の方が「品質が低い」という、この一点だけは一致しているというのは、考えてみると驚くべきことだ。
以上、神様仏様、および科学的見解による全員一致により、「女性は男性より品質が低い」という共通原理が導き出される。
...と、いまどきの日本であまり本気にする人もいないのだろうが、これはごく普通の感覚なのではなかろうか。
有名な小ばなしがある、バーナード・ショーが離婚するとき、夫婦の子供を双方が引き取りたがって争いとなった。
妻「わたしが産んだのだから私の子供です!」
ショー「私が自動販売機にコインを入れたとする。出てきた品物は私のものか?それとも自動販売機のものか?」
ひどい例えではあるが、女性の地位が低いのはこの「自動販売機」という印象、つまり男性に対して受け身であるという印象が、世界中どんな風土の下にあってもぬぐえないからだろう。
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