百科事典
1999.07.16作成

実家に帰ったときは、基本的に東京にいるよりなにかにつけ不便なのだが、唯一便利だと思うことがある。それは百科事典が自分の部屋にあるということだ。
父の蔵書で読みたいものは大体読み尽くしているので、百科事典は非常にあり難い。で、暇なときは百科事典を読む。

限られた紙面の中で一般の人にも解りやすいよう、各分野の専門家が細心の注意を払って書かれた百科事典は読んでいても面白い。

広辞苑が紙だと6000円ぐらい、CD-ROMだと10000円。
百科事典は紙で200,000円ぐらい?CD-ROMだと35,000円(世界大百科事典、日立デジタル平凡社)。しかも紙(35冊、しかも分厚い)のように場所をとらないし、資源節約にも貢献できる...ときてはお買い得!としかいいようがないではないか。
しかもパソコン上だから紙よりも検索したり、関連する内容をたどっていくことがはるかに楽だ。

というわけで先日、かねてから欲しいと思っていた百科事典ソフトをようやく手に入れた。

何かについて調べたいとき、百科事典はすべてを教えてくれるわけではない。が、何を調べたらよいか、について見当をつけられるぐらいの情報は与えてくれる。
それだけのことでもパソコンの前に座ったままわかってしまうというのは素晴らしく便利なことだ。
もっと調べなければならないときには日比谷図書館なりに出かけていけばよい。

ちょっと強引に例えれば、図書館をコンピュータのハードディスク、私をCPU、とすれば、百科事典はさしずめランダム・アクセス・メモリーといったところだろうか。

というわけで、百科事典は、特に文章を書く人には必須の情報源だと思う。

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