遠距離恋愛
1999.10.03作成
遠距離恋愛の問題点ってこんなところだろうか。
1.なかなか会えない
2.交通費、電話代、宿泊費等何かとコストがかかる
3.コミュニケーションがとりにくいので、「あの人心変わりしているのでは?」とやたら不安が募のる
長距離電話や国際電話も安くなってきてはいるが、今ではインターネットという強力な恋愛ツールがある。これを利用しない手はないではないか。(iモードも悪くないが日本国内のみ、しかも250文字という制限は募る思いを綴るには貧弱すぎる。)
パソコン(今や10万円あれば十分にそろう)をつなぎさえすれば、メールでも、ICQでも、インターネット電話でもインターネット以外の手段とは比較にならないぐらい低コストなコミュニケーション手段になる。なんせ例えばメールなら、何通送ろうがコストはほとんどタダ同然なのだから。
インターネットを利用すれば、状況によっては仕事中であっても、いちゃつくことができる。
遠く離れていても二人の心は一つ、現実と切り離された「サイバースペース」という虚構の空間で一つになる。そこは誰にも邪魔されない二人だけの空間...なんてスウィートなのだろう。
ただ...サイバースペースを恋愛に利用することには、それなりの欠点がある。
1.連絡が従来になく緊密にとれるようになることで、たぶん「明日は友だちと釣りに行くので夜までメール送れないよ」というようなことをいちいち断らなければならない。
人によっては負担に思うかもしれない。
あるいは、メールの返事を、理由もなく一日以内に返してくれないようになったら、彼や彼女の心が離れてきた証拠で、その恋はもう望みがないかもしれない。
2.人間って、話しているのと書いているのではかなり違う。
「自分勝手」とか「思いやりに欠ける」とか、彼や彼女の、話したりセックスしているだけじゃ解らない、思わぬ嫌な面を知ることになる可能性もある。
3.さらに悪いことに、愛情、憎悪、妄想、雑念等々はサイバー空間を通して数倍に増幅されるものだ。まあ、これは実際にやってみればきっとわかる。
恋に舞い上がってしまうとなかなか自分の感情をコントロールできないもの。
「あの人しかいない」と思いがちだけど、現実は決してそういうものでもない。彼より、彼女よりも素晴らしく、ふさわしい人は必ず他にもいるものだ。
人間いつかは誰かと結婚することきに誰か一人を選ばなければいけないとすれば、あらゆるチャンスをつかんで、少しでもいい人を捕まえる努力をしたほうがいいし、そうするべきだと思う。
遠くに引き離された恋人がいることを理由に操をたててしまうと、身の回りに素晴らしい人が現れたとしても、チャンスを失ってしまうことになる。
そういう意味で、遠距離恋愛はあまりお勧めしない。でも、人の感情というのはそう簡単に割り切れるものでもないんだよね。
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