セックスアニマル
1999.10.06作成
ヒトほどセックスに特化した動物はいない、ということが明らかになってきている。
1.女性に発情期がないから、365日セックスができる。
2.したがって男性も女性も年がら年中異性を引きつけるための努力を怠らない。
3.体毛がないのはセックスのとき肌触りが良く、大きな快感が得られるから。
4.女性の乳房は大きいが大きいことに生態学的な意味は無い。大きいほうが男性にもてるからだろうとしか考えられない。
5.男性のペニスの大きさは体の大きさと比較すれば哺乳類の中でも最大級。
6.オーガズムは人間の女性に特有の現象。
7.唇が厚く柔らかく突き出しているのはヒトだけ。
8.対面でセックスできるのはヒトとオランウータンだけ。
等々、ヒトはまさに「セックスアニマル」という呼称にふさわしい、という証拠はたくさん揃っている。
倫理学者や哲学者の間では「理性こそ人間を人間たらしめ、他の動物と区別する人間固有の能力が理性である」と言う幻想が信じられてきたけれど、そんなのはもう通用しない。
ゴリラやチンパンジーも実は論理的に言葉を話し、理解する能力がある、ということが明らかになっていて、ヒトと高等な霊長類とを隔てるものはもう何もない、ということがすでに解明されている。
確かに、ヒトのほうがはるかに高度な社会を持っているし、高度な言葉を話せる。でも、それはあくまで相対的な差であって、ヒトと彼らを隔てる絶対的な障壁ではない。
つまり、人間が理性を持っているなら、たぶんゴリラだって理性を持っているのだ。
ヒト=「理性的動物」というのは明らかにキリスト教的な価値観から生まれた幻想だ。
デカルトもカントも勘違いしている。「我思う故に我あり」ぐらいならたぶんゴリラでもチンパンジーでもきっと理解できる。
ヒトとそのほかの動物の違いは相対的なものにすぎないし、ましてやヒトに限って神様が創造したなんてとんでもない。
しかも、身体的、生態的な特徴から言えば、「理性的動物」というよりは「性的動物=セックスアニマル」と呼んだほうがはるかにふさわしいのだ。
さて、このように「人間」という存在を考える場合、今日では宗教、哲学などよりも、科学のほうがよほど多くのことを、正確に教えてくれる。
「幸福の科学」の本なんて破り捨てて、本物の科学書を読もう!
(「奇跡」を起こせないシャカやヘルメスの生まれ変わりなんて、私は信じない。)
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