恋愛相談
1999.11.25作成
サイトのタイトルがタイトルだから仕方が無いのかも知れないけれど、勘違いした人(例外無く若い女性)からたまに恋愛相談を受けることがある。
他の恋愛相談って、どんな様子なのだろう...と、恋愛相談の本を覗いてみた。
若い女性向けのピンク色の本ばかり書いている人としては、比較的若いらしい島村洋子氏の「それでも地球はまわってる」。決して水準の高い著作物とはいいかねる(正直、私はこの手の書物を頭から馬鹿にしている)ので、内容がどうのこうのすることはしないようにする。世の中には批評に値しない書物も多数あるのだ。
さて問題にしたいのは、次の発言だ。
「私は恋愛に関することならあらゆることを経験済み。恋愛相談ならまかせてほしい。」
一般に勘違いされているのかもしれないが、恋愛の経験が豊富だからといって、それだけで恋愛相談に向いている、ということにはならない。
人間一人の経験なんて所詮限られているものだ。
一人の男性しか知らず、その人と一生連れ添って、十分満足な人生を送っている女性の気持ちなど、この人には一生理解できないかもしれない。
また、たとえば、不倫を自分で十分経験したひとのほうが、不倫に悩む人の相談に対して適確なアドバイスを与えられるかと言えば、そういうものでもない。むしろ真剣に悩んでいる人なら、決して不倫癖のある人に、不倫の相談を持ちかけてはならない。きっとろくなことを言わないだろう。
つまり、恋愛経験が豊富って、翻訳すれば男癖、女癖が悪いということではないか?
実際、そういうひとは人間としてどこかが欠けていることが多いものだ。
実は恋愛モラルが低く、思慮が浅いだけなのかもしれない。そんな人のアドバイスを、経験の浅い人に聞かせることはむしろ危険であるとさえ思う。
常識的に考えて、自分のスタイルを長らく守り抜いてきた、思慮深く、しかも視野の広い「人格者」とか「人望のある人」のほうがよほどいいアドバイスができるのではなかろうか。(極端な例だと神父さんとか...)
結論:私は、少なくともこの本の著者よりは恋愛相談に向いている。
追記:ついでだから恋愛相談のコーナーでも創りましょうか?ダイエットの相談ならたくさんもらったのだけど...
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