本データベースの総合評価はかなり特殊な計算方法で算出されているが、このグラフ で見る限りほぼ均等に分類されていることがわかる。10点以上の超優良店はわずか7 %程度となっているが、「うまい」とうなる店がそんなに沢山あるはずはなく、ほぼ 妥当な評価結果といえるだろう。7点以上であれば全体の4分の1になるわけで、こ こが一つの分水嶺であるといえる。また、4〜6点が全体の3分の1に相当している ことから、ここでもう一つ分水嶺がある。3点以下の店もかなりの数に登るが、有名 無名にかかわらず、薦められる店ではない。

麺にかかわらず、「特A」はほとんどつかない評価なので、無視してもらって構わないが、他の分野に比べてAの比率が高い。さすがに麺を食べさせる飲食店であるから、全体的に良好な評価結果といえるだろう。麺については、はっきりと「かための麺が好まれる」という全国的な傾向があるので、店側としてもニーズに適合させやすいという利点もあるのだろう。ただ、この「かため」を誤解して、ほとんど茹でていないものを出す店もあり、「かたい」のと「コシがある」のとの微妙な違いをきちんと理解している店はそう多くはないと思う。

スープはBが全体のほぼ半数となっている。そこそこの評価の店が沢山あるということであるが、麺に比べてAとなる割合はかなり低い。スープは好みが別れる部分でもあり、店としてもニーズをしぼりきれない部分が大きいと考えられる。中間に巨大な最頻セグメントが発生していることは、大衆受けする無難なスープが多く、「とがった」スープが少ないことのあらわれと考えられる。

チャーシューは最も厳しい評価となっている。あくまでも脇役的存在であるから自己主張しすぎてラーメン全体のバランスをくずしてもいけないし、あまりに高価な素材を使うとラーメンの価格バランスをくずしてしまうこともある(実際こうした店は少なくないのだが)。B級グルメの中にいかにして高価な「肉」を取り込んでいくか、というところに店の知恵のしぼり所があると思うのだが、現状としてはそれを実現している店はかなり少ないといえるだろう。また、僅かではあるがチャーシューがラーメンに入っていない店もある。これらの店はシステム上自動的に評価が低くなってしまうので注意してもらいたい。
