オーディオ Q&A

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Q&A 02 「ヘッドルーム」 2007/1/1
質問  
 「ヘッドルーム」とは何のことですか?

回答
 直訳すると「頭の部屋」で何のことかとかと戸惑うことでしょう。これはテープレコーダーで説明すると解りやすいので、それで説明します。

 テープレコーダーには録音レベルの目安を知るためにVUメーターが付いていますが、そのメーターの「0VU」の位置が「規定録音レベル」で、これはメーカーが決めているものす。そこからオーバーしても構わない部分を「ヘッドルーム」と言いますが、その広さが広いほど、過大入力に強い、すなわち、大きな入力時でもピークが歪まずに録音できることになります。
 では、その0VUの位置を下げて設定しておくとヘッドルームが広くなり、大入力に強い録音機が出来るように思われますが、今度はSN比がその分だけ悪くなりますから、あまり下げることは出来ません。

 一般にはオープンデッキで15dB程度で、すなわち、0VUの信号より15dB程度上まではまずまずの歪み率で使えるということです。
 カセットデッキはこのヘッドルームが狭く、中音域以下で10dB程度、10kHz以上ともなると0VUすらまともに入らなくなります。カセットデッキで20kHzまで±3dBなどとなっている特性は、−20VUでの特性です。

 オープンデッキとカセットデッキの根本的な違いは、1秒間に使用するテープの面積が大きく異なっていることで、オープンデッキでも38cm/2トラックの音が良いのは、この面積が大きいからです。

 このヘッドルームという考え方はテープレコーダーに限らず、アンプや、システム全体にも使うことの出来る概念です。