特攻野郎Aチーム バザールでござーる
鈴樹 瑞穂
 ロス郊外、とあるマンションの11階角部屋。
「チャリティ――それは魅惑の響き。ノーブルかつエキセントリック、さらにハイソサエティ。――おお、チャリティ! なんとそのトレンディなことか!」
 サッシを開け放ち、ベランダに片足を乗り出して、詩でも詠唱するかのように、マードックが叫んでいる。
 その背中に、部屋の中から卵が飛んだ。
 う……っとりと世界を作っていたマードックが、振り向きざま、右手を上げる。卵は小気味よい音を立てて、割れることなくその手に収まった。
「いけねぇなぁ、コング。食い物を粗末にしちゃいけねぇっての、いつもお前さんが言ってることだろ。」
「うるせぇ。てめぇのその腐ったノーミソにはそれっくらいのショックが必要だぜ。とっととその下らねぇ茶番をやめやがれ、クレージー野郎。」
 指輪、腕輪を沢山つけた黒光りする腕が一瞬ピタリとマードックを指し、それからぶんぶんと拳を振り回しながら抗議する。
 暑いから夏バテ防止にミルクに生卵でも落として飲むか、と準備を始めた矢先にマードックが叫び出したものだから暑苦しさ倍増、コングはぷっつん切れていた。
 切れたコングの方がよっぽど見ている者を暑苦しい気分にさせるのだが、もちろん賢明なるハンニバルもフェイスマンもそんなことは口に出さず、黙って成り行きを見守っている。
 しかし当のマードックはコングの迫力に気迫される様子もなく、のほほんと笑い返して人差し指を横に振った。
「チャリティ。」
 きっぱりと言い切ったそれは、今回のマードックのテーマワードであった。
「コングもわかってんだろ、その崇高な精神はさ。」
 いささか芝居がかった仕草で肩を竦めるるマードック。
「う……そりゃ……まあ、悪いこっちゃねぇな。」
 つい釣り込まれて同意してしまうコング。
「ならばよろしい。」
 重々しく頷いたマードックは、コングと、そして2人のやり取りをコーヒー片手に見物していたハンニバル、フェイスマンを見回して言った。
「そんじゃ、各自チャリティ・バザーに出品する品物を用意すること。あなたも、あなたも――あ、あんたもね。」
「はあ?」
 いきなり飛んだ話に呆然とする一同。代表して口を開いたのはハンニバルであった。
「ということは何だな。近々チャリティ・バザーが催されるというわけだ。」
「その通り。さっすがハンニバル、話が早いね。」
「どこで? 何の?」
「聖リリアンナ教会で。盲導犬育成募金を作るための。」
 マードックが持ってきたにしては、恐ろしくマトモな話である。少なくとも、ちゃんと筋道は通っている。
「モンキー、お前ボランティア団体に知り合いがいたのか?」
 フェイスマンが感心して尋ねると、マードックはふんっと胸を張った。
「シンシアがその手伝いをしてるんだ。」
 シンシアは、マードックが今、熱を上げているガールフレンドで、小児科の看護婦をしている。つまりは、マードックの急なチャリティかぶれは、しっかり下心つきなのだった。
「なるほどね。」
 心底納得して乾いた笑いを漏らすフェイスマン。
 シンシアはなかなかの美人で、スタイルも悪くない。その上、気立ても優しいと来ては、フェイスマンはあまり面白くない。
――モンキーには過ぎた彼女だよなぁ……。
 心中密かにフェイスマンは呟き、それでもボランティア活動に熱心な女の子なんて俺はパスだけど、と思い直して浮上した。
 その後ろではB.A.バラカスが両の拳を握り締め、モーレツな感動に身を震わせている。
「そうだったのか! そいつぁ、いい話だ。ぜひ俺も一役買わせてもらうぜ。」
 コングは無条件に子供と動物の味方である。恐い風体とは裏腹に、弱い者、困っている者を見過ごしておけないという生粋のボランティアニストであった。
「で、俺たちぁ何をすりゃいいんだ?」
 意気込むコングに、マードックは大袈裟に眉を顰めて腕組みをした。
「だから言ってんだろ。各自チャリティ・バザーに出すもんを持ってくんだよ。一つ、ゴキゲンなものを頼むぜ、兄弟。」
 マードックの指示の下、チャリティ・バザーに出品する品物を探すという重大な任務を抱えて散っていったAチームのメンバーであった。



 かくして、フェイスマンのマンションの小綺麗な――小綺麗だった部屋には、今やガラクタが山と積み上げられている。
「あぁあぁあぁ……何なんだよ、これは。」
 ドアを開けて入ってきたフェイスマンは、部屋の中を一目見るなり、天を仰ぐように両手を挙げた。
「お帰り、フェイス。」
 ガラクタの山の中からひょいっとマードックが身を起こす。
「おや、ま。どしたのこの有様は。」
 フェイスマンの後から入ってきたハンニバルも、うず高く積まれたガラクタを見上げて、ちょっと驚いたようだ。ただし、こちらのセリフには面白がっている響きがある。
「コングとゴミ捨て場で拾ってきたんだ。結構いいモンが捨ててあるんだぜ。ちょっと修理すりゃまだまだ使えるようなモンがさ。」
 答えるマードックはカーキ色のツナギなぞ着込んで腕捲りをし、気分はボランティアと言うよりは修理工のお兄さんである。
「……いいけどね。」
 フェイスマンが溜息をついて小さく呟く。もちろん、マードックはそんなことは気にも止めない。
「で、収穫は?」
 マードックが尋ねると、フェイスマンは口の右端だけを上げてニヤリと笑い、上着のポケットに手を突っ込んだ。
 フェイスマンの手から投げられた物体が放物線を描いて、すとんとマードックの手の中に落ちる。
「何?」
「エリザベス女王の香水瓶。時価300ドルは下らないハズだけど、負けて150ドルってとこだな。」
 得意気に胸を張るフェイスマン。瓶とフェイスマンを見比べるマードック。
「そりゃすげえや。でもコレ、買う奴いるかな?」
「下らねぇ。俺なら15ドルだってゴメンだぜ。」
 キッチンから出てきたコングが、即座に言い捨てた。
「ふふん。イヤだねぇ、素人は。」
 フェイスマンはひょいひょいとガラクタの山を跳び越え、ようやく到達したソファに身を沈めると、足を組み、タイを緩めた。
「そういうアイテムには、マニアが惜し気もなく金を出すもんなんだぜ。ほら、こっちがマドンナのガーターベルト。こっちはジェームス・ディーンが毎晩抱いて寝ていたテディベア。」
「……どこが?」
 フェイスマンの摘んでいる茶色い布切れに、マードックが首を傾げる。
「テディベア……の切れ端。」
 さすがに恥ずかしいのか、少しばかり頬を赤らめるフェイスマンであった。しかし、咳払いを一つしてごまかすと、彼は先を続けた。
「そんでもって、これがマンセルの着古したTシャツ。スモウ界のプリンス、若貴兄弟の手形。」
 どこで入手してきたものやら、ぽいぽいと投げて寄こす品物の怪し気なこと。
 いちいち真に受けて感心するのはマードックだけで、ハンニバルはそのやり取りを笑って見ている。コングはもう、さっさと床に座り込んで、ガラクタの山の中から取り出した目覚まし時計の修理に取りかかっていた。
「ハンニバルの収穫は?」
 説明を一通り終えたフェイスマンが振り向くと、ハンニバルは上機嫌で葉巻を吹かしながら、鞄を開ける。
「あたしゃ、こせこせ品物を集めるのは性に合わないんでね。行くとこ行って、ぱあーっといただいてきたんだわ。」
「……ハンニバル……それって……。」
 フェイスマンが指差して、引き攣った笑いを浮かべた。
 鞄から次々に出てきたのは、お世辞にも可愛いとは言えない、掌サイズの縫いぐるみの数々。それからチョコレートに煙草。
「ハンニバル、あんたってヒトは……。俺たちがこの暑い中、品物を探して走り回ってたってゆーのに、1人でゲームセンターなんかで遊んでたんだね? あぁ、しかもパチンコまで……。」
 ハンニバルは半日もの間、ゲーセンによくいる、山ほど縫いぐるみを手にしてなお次々とUFOキャッチャーにコインを投入するおじさんになりきっていたのだろうか。怪しい。怪しすぎる……。
「ココは使いようってね。いやぁ、今日はツイてたわ。」
 トントンと人差し指で頭を叩いて、ニッカリ笑うハンニバル。
「うわ〜、チキチキマシン猛レースのシリーズが全部揃ってる。難易度5の一反木綿もあるぜ。なんと幻と言われたマリオのヨッシーまであるっ。スゴイぜ、ハンニバル!」
 マードックは興奮のあまり、ヨッシーにキスしている。
 フェイスマンは言い知れぬ疲労を感じて、ぐったりとソファに沈み込んだ。



 その週末、Aチームの面々が集めてきた品物を出品したチャリティバザーが催された。
「運転手さん、NECのお店にやってー。」
 バンの後部座席から、マードックが運転席のコングに言った。バザーは、ネック氏の経営するレストラン、正確にはそのガレージを会場に借りて、開かれるのだそうだ。
「あれ、聖リリアンナ教会でなかったっけ?」
「よくぞ尋ねて下さいました、大佐。当初は教会でやる予定だったんだけどさ、地球環境保護団体のバザーの方が優先だってんで、急遽変更ってなわけ。全く、教会のシスターたちには盲導犬より地球環境の方が大切なのかねえ……。」
 マードックのぼやきを無視して、コングはキーを回した。
 何だかんだ言っても、やはり自分たちの出したものの売れ行きが心配で、バザーを覗きに行こうというAチームである。
「NECの店ってなぁ、ここだな。」
 バンが停まったのは、華々しい看板を掲げたレストランの前だった。レストランとしてはかなり大きな店で、新築なのかピカピカの綺麗な建物である。
「違うよ、NECの店はあっち。」
 マードックが指差したのは、道を挟んだ向かい方の店だった。こちらは随分と古い店らしく、剥げかけた木の看板が風に揺れている。ただし、駐車場は前の店よりもかなり広くゆったりとしている。チャリティ・バザーはそこで開かれていた。
「んじゃ、ちょっくら覗いてみますか。」
 ハンニバルが先に立って歩き出し、一同は慌てて後に続いた。



「結構、お客来てるなあ。」
 フェイスマンが感心したように呟く。
「マードック!」
 手作りクッキーの店で客の相手をしていた女の子が立ち上がって、手を振っている。
「シンシア。」
 マードックは、いそいそと駆けていった。
「彼女がシンシア? なかなかの美人でないの。」
 ハンニバルが葉巻を銜えながら、傍らのフェイスマンに言う。
「でしょ? モンキーにはもったいないよなぁ。どこで引っかけたんだか知らないけどさ。」
「やるもんだねぇ、モンキーも。」
 シンシアが、一緒にいた青年に何か言っている。
 青年はマードックと少し話してから、ハンニバルたちの方にやってきた。
 一目で吊るしとわかるスーツの、でも育ちはよさそうな金髪の青年で、爽やかな空気を背負っている。
「どうも。マードックさんのお友達の方々ですね。オーナーのネックです。チャリティ・グループの代表もしているんです。今回のバザーには皆さん方にも随分御協力いただきまして、感謝しています。」
 にっこり微笑んだ口許から、綺麗な白い歯が覗いた日には。
「御協力なんてそんな。はは……。」
 フェイスマンは、こういう善良を絵に書いたような、つまり自分とは正反対のタイプの相手が苦手なのである。
「それでは、ごゆっくり。」
 ネック青年が軽く会釈して、元の席に戻ろうとした時だった。
 マッチの火を葉巻に近づけようとしたハンニバルの動きが止まる。
 フェイスマンがその視線を追うと、バザーの客に紛れて、いかにもガラの悪い一団がやって来るところだった。ダンガリーシャツを着た赤毛の中年男を先頭に、コングばりのレスラータイプを含む総勢6人の集団だった。
「……マッキントッシュの奴らだ。」
 ネックが小声で苦々しく呟く。
「て言うと、向かいの派手な店の……?」
「ええ。奴ら、この店を潰して駐車場を作ろうとしてるんです。」
「どうやらこのバザー、招かれざる客なんてのも来ちゃったりするようだねえ、こりゃあ。」
 そう言ってゆっくりと葉巻に火を点けるハンニバルの声が心なしか弾んで聞こえるのは、フェイスマンの気のせいだろうか。
「無事で済めばいいんだけど。」
 フェイスマンは、その一団のために、心からそう思った。
 だが、彼の思いは、彼らには全く通じなかったようである。
 男たちはバザーの店を冷やかし始めた。
「なんでぇ、安っぽい中古品ばかりじゃねーか。」
「もっとマシなモンはねえのか?」
 口々に言いながら、荒っぽく台上の品々を引っ掻き回す。
「何だよ。何か文句あるってーのか。」
 他の客に凄味を利かせるものだから、それまでバザーを楽しんでいた人々は、少しずつその場から離れて遠巻きに成り行きを見守っている。
「おっ、こりゃまた結構なモンがあるぜ、兄貴。」
 中の1人が赤毛の男にそう言うと、売り物のクッキーを鷲掴みにして口に運んだ。
「何をするの!」
 シンシアが威勢よく、その男に食ってかかる。
「お〜怖。姉ちゃん、怪我したくなかったら引っ込んでな。」
 突き飛ばされたシンシアを、マードックが慌てて支えた。
「あんたたち、いい加減にしてくれ。」
 ネックがシンシアを庇うように前に出て、抗議する。
「ここは俺の店だ。出てってくれ!」
 ネックはきっぱりと言い渡したのだが、男たちはそのセリフに顔を見合わせて笑い出した。どう頑張ってみても、あまり腕っぷしが強そうには見えない彼を馬鹿にしているのだった。
 リーダー格の赤毛の男が台の上に勢いよく、泥のついたブーツを乗せる。彼が向かいの店のオーナー、マッキントッシュ当人であるらしい。
 マッキントッシュはネックにぐいと顔を近づけてゆっくりと言った。
「ああ、すぐにでも出て行ってやるぜ。坊やがこの土地を俺に売る決心をつけてくれればな。今ならまだ、ちゃんと金は払ってやるぜ、ん?」
 そう言いながらマッキントッシュがぐりぐりと踏みつけたのが、コングが苦労して修理したラジカセだったから始末に悪い。
 つかつかと進み出たコングが、ぶん、と腕を一振りする。
 マッキントッシュは弾き飛ばされて、無様にも尻餅をつく羽目になった。
「何しやがる!」
 仲間に助け起こされて、マッキントッシュはわめいた。
「それはこっちのセリフだぜ。人が苦労して直したモンを泥靴で踏みつけやがって。」
 ネックとシンシアを後ろに庇って、コングはマッキントッシュを睨みつけた。
 マッキントッシュの仲間たちも、負けじとコングに詰め寄ってくる。
 その場の緊張した空気を破ったのは、妙にのんびりとしたハンニバルのセリフだった。
「あんたら、ここを買収したいって魂胆はわかったけどねえ、ちょーっとやり口がワガママなんでないの?」
「てめえら、何だ。部外者は引っ込んでてもらおうか。」
「と言われましてもねぇ。あたしら、たった今からこの店の用心棒を務めることになったんでね。あんたらみたいな悪ーい奴らをこれ以上のさばらしとくわけには行かないのよ、あは、あはは。」
 愉快豪快、ハンニバルは高笑いなどしているが、フェイスマンがその袖を懸命に引っ張っている。
「ちょっと、大佐! 用心棒も何も、依頼されてない仕事を買って出るわけ? 一文の得にもなりゃしないよ。」
 しかし、その声はハンニバルに完全に無視されてしまった。ここのところ、しばらく穏やかな日々が続いていたので、腕がムズムズしているハンニバルなのである。
「あ〜あ、結局こういうことになる気がしたんだ。」
 フェイスマンのぼやきをよそに、マッキントッシュが声を張り上げた。
「いい度胸だ。おう、おめえら、坊ちゃんがここを手放したくなるよう、用心棒ごと畳んじまいな。」
 それが、乱闘の幕開きになった。
 ハンニバルが葉巻を投げ捨てて、揉み消し、手近な男にアッパーカットを食らわす。
 マードックが軽快なフットワークで相手のジャブをかわし、右ストレートで逆襲する。
 コングの投げ飛ばした男がレスラーの胸にぶち当たった。
 レスラー男は仲間の体を払い除けると、のっそりとコングの前に立ちはだかる。頭半分だけ、相手の方がコングより上背がある。
 コングは左手でレスラー男の繰り出した攻撃を避け、すかさず右の拳を突き出した。それは見事に相手の頬にヒットし、レスラー男は一瞬仰け反ったが、大してダメージは受けていないようだ。
 レスラー男は体勢を立て直すと、ニヤリと笑った。
 そして壮絶な殴り合いが始まり、やがて指輪だらけの黒い拳がレスラー男を殴り倒した。
 フェイスマンは半ばヤケになって、バザーの売り物だったバットを手にして、敵を後ろから殴りつけ、振り返られると逃げるのヒット・アンド・アウェイを繰り返している。
 最後にハンニバルが、既に逃げ腰になっていたマッキントッシュを殴り倒して、一方的な戦いは幕を閉じた。



「ありがとうございました。おかげで助かりました。……バザーは目茶苦茶になってしまいましたが。」
「大丈夫よ、また片づけてやり直せばいいんだわ。この場所は私たちの手に残ったんですもの。……本当にありがとう。」
 口々に礼を言うネックとシンシアに、ハンニバル、コング、マードックが満足気に頷いている。
「仕事料は……?」
 唯一人、不満気なフェイスマンのボソボソとした呟きに、ハンニバルがしらっと言ってのけた。
「いいじゃないか、ボランティアだと思えば。」
「ボランティア? あぁ……だからその言葉、嫌いなんだよ……。」
 フェイスマンのぼやきに、一同はどっと笑った。



 後日談。
 チャリティ・バザーの続きは次の週末に無事開催され、大成功のうちに終わったという。
「収益金は全部で300ドル。盲導犬育成協会に寄付されたそうだぜ。」
 シンシアとのデートから帰ってきたマードックが皆に報告した。
「そりゃ、よかったな。」
 コングが嬉しそうに言い、ハンニバルも満足気に葉巻の煙を吐き出した。
「んでな、俺たちが出品した物はほとんど全部売れたんだけど、1つだけ残ったからお返ししますってさ。」
「ほう。何が残ったんだ?」
 ハンニバルの言葉にマードックはにっこりと笑って、その品物をポケットから引っ張り出す。
「ほら、これ。ジェームス・ディーンのテディベア、の切れ端。」
 一同の視線に曝されて、ソファの端で無言でコーヒーを啜るフェイスマンであった。
【おしまい】
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