崖の下のエコ
鈴樹 瑞穂
 夏の日差しが青い海に照り返し、煌いている。
 海と山の間のわずかな平地に沿って広がる、長閑な田舎町。港とビーチを中心に、点在する古い建物は半分が石造り、残りは赤茶のレンガでできている。
 米国某所にあるこの町、マル・デ・プロヴァンスは、その名の通り、南仏を彷彿とさせる場所である。住民のほとんどはフランスとイタリアからの移民で、生活様式も故国に倣っている。
 Aチームは数日前からこの町に滞在していた。暑さは都会とそう変わりはないが、人も車も、高い建物も少ないせいで、ずっと過ごしやすい。
 マル・デ・プロヴァンスに来たのはコングの伝手である。コングはここのところ、自動車修理工場で働いているのだが、同僚のトールがこの町の出身だった。
 トールの生家はこの町に1軒しかないパン屋だ。その実家にある旧式のパン焼き窯の調子が悪いと泣きつかれて、帰省するトールと一緒に様子を見に行くことになったのだ。ハンニバルとフェイスマン、おまけにマードックまでがそれに便乗してバカンスにやって来たというわけだった。



「どう、直るかい?」
 パン焼き窯の前で両手を煤だらけにしているコングに、小太りの中年女性が声をかける。絵に描いたようなパン屋のおかみさんは、トールのママンである。
「ああ、扉の建てつけが甘くなって隙間ができてるだけだ。これじゃ中の温度も十分に上がりやしねえ。」
「そうかい。道理で黒焦げか生焼けにしかならないはずだよ。」
「そうだね、ママン。」
 トールが店の棚に並んだパンを見渡して、乾いた笑みを零す。焦げたバケットにパン・オ・レザン。妙に白っぽいクロワッサン。品揃えからわかるように、トールの両親はフランス系の移民である。
 彼は朝から店番をしているが、パンはまだ1つも売れていない。ぽつぽつと来る客は、一渡りパンを眺め、肩を竦めては去っていく。
「なに、蝶番を替えりゃまだまだ使える。」
 コングが言うと、トール親子は心底ほっとした表情になった。
「だが、この蝶番が厄介だな。かなり古いもんで、変わった形してやがる。これじゃ、手持ちのものと替えるわけにゃ行かねえ。」
 取り外した蝶番と、工具箱の中から拾い上げた蝶番とを次々と見比べて、コングは鼻に皺を寄せる。
「作れねえことはねえが、時間がかかるぜ。」
「そんじゃ、フェイスに調達してきてもらうってのは?」
 横から口を出したマードックは、なぜかシェフの白い服と長いエプロン、高い帽子まで身につけている。その格好はパン屋を何か誤解しているようだが、これもどこからかフェイスマンに調達してもらったに違いなかった。
 練って捏ねて形を作るというパン製作に、マードックは大いに意欲を示している。好きなようにパンを作ってもいいとママンが太っ腹で請け合ったので、マードックとしても早くパン焼き窯を直してほしいのだった。
「フェイスならさっき出かけていったぞ。」
 ゆったりと朝寝を楽しみ、プチ・デジュネ(黒焦げパンと生焼けパンとカフェオレ)を食べ終えたハンニバルが、店と住居の間の扉から顔を覗かせる。
「えーっ、どこ行ったの?」
 不満げなマードックに、ハンニバルがのんびりと言う。
「そりゃあ、ビーチに女の子を引っかけに行ったに決まってるだろう。」
 フェイスマンは、マル・デ・プロヴァンスに到着する前から、それだけを楽しみにしていたのだ。
「オイラ、ちょっくら連れ帰してくるよ!」
 言うが早いか、マードックはシェフ姿のまま店を飛び出していった。



 ほどなくして、マードックに腕を引っ張られるようにして戻ってきたフェイスマンは、水着の上にアロハシャツ、白い帽子にサングラスというリゾートスタイルで、ぶつぶつと文句を言っていた。
「せっかくキレイな女の子に声をかけて、イイ感じに行きそうなとこだったのに……。」
 シェフ姿の男が猛烈な勢いで連れ戻しに来たとあっては、まるで仕事をサボって抜け出してきた男の図である。トホホ、と眉を下げるフェイスマンの肩に、ハンニバルが手を置いた。
「まあ、そう言いなさんな。これと同じ蝶番を調達してきたら、あとは自由に過ごしても構わんぞ。」
「何これ?」
「パン焼き窯の扉の蝶番。」
 マードックがなぜか得意げに、外した扉の背中を指し示す。
「これじゃ駄目なの?」
「錆びて歪んでるだろ。新しいのが必要なんでい。」
 フェイスマンは渡された古い蝶番を手に、深い深い溜息をついた。
「わかったよ。やってみる。……こんなのどこで手に入るんだか、あんまり見当つかないけど。」
 いかにも気の進まない様子で、詐欺師はパン屋を後にした。



「一体どこへ行ったら古い蝶番の新品なんてあるかなー。」
 詐欺師モードで思案を巡らしながら歩いていくうち、フェイスマンは町で唯一の交差点に差しかかった。そもそも、このマル・デ・プロヴァンス、交通量があまり多くないこともあって、信号というものが基本的に存在しない。唯一あるのが、山から港に出る道と、市街地を横断する道がぶつかるここで、町で一番車の通る場所なのであった。
 ちょうど、横断歩道に面した歩行者用の信号機は青、交差する車両用の信号機は赤だった。かと言って、油断はできない。人も車も少ない町のこと、横断者や対向車がいなければ、誰も信号など守らないからだ。
 対向車が来ないのを確かめて、フェイスマンは山から海の方へと道を渡り、それから何の気なしに振り返って慌てた。
 後ろからゆっ……くりした足取りで老婆が横断歩道を渡りかけており、信号機が青から黄色に変わっていた。細い道だが、この足取りでは、赤になるまでに渡りきれない。そして、車道にはスピードを緩める気配もなく、車が近寄ってきている。小柄で白い服を着た老婆に、ドライバーは気がついていないようだった。
「危ない!」
 フェイスマンは急いで横断歩道を引き返し、ドライバーに合図をしてから、老婆の腕を取ってできる限りの速さで車道から連れ出した。クラクションを鳴らして車が通り過ぎていく。
「はー、危なかった。お婆ちゃん、大丈夫?」
 さすがに守備範囲の上限を超えているが、基本的にフェイスマンは女性には親切である。爽やか風な笑顔を向けると、老婆はしょぼしょぼした目を見開き、顔を近づけてきた。
「何かあったんかい?」
 妙に大きな声で話しかけてくるところを見ると、目も耳も悪いらしい。そして、彼女は車に轢かれそうになったことに全く気づいていなかった。
――危なすぎ。
 フェイスマンはたらりと冷や汗が伝うのを感じて、老婆の耳に口を寄せて大声で言った。
「家まで送るよ、お婆ちゃん。荷物重そうだし。」
「そうかい、悪いねえ。」
 そう言って、老婆は背中に担いでいた荷物を下ろすと、ひょいとフェイスマンに渡した。とたんにずしりと腕にかかった重さに、フェイスマンは顔を顰める。
「何この重さ!?」
 打って変わって足取りも軽く、スタスタと歩き始めた老婆に向かって尋ねる。
「ちょっとお婆ちゃん、コレ何が入ってるの?」
「あー? うちはこっちだよー。」
 当然と言えば当然なのだが、足取りは軽くなっても、耳は遠いままである。会話は全く噛み合わない。
「こんなことしてる場合じゃないんだけどなあ。」
 そうは言っても乗りかかった船である。フェイスマンは中身不明の重い箱を両手に提げて、老婆の後についてヨタヨタと歩き始めた。



 その頃。
 パン屋ではマードックを始めとする皆がフェイスマンの帰りを待ち侘びていた。
「遅いなー。俺っち腹減ってきたぜ。」
 マードックが棚から黒焦げパンを取って、端を齧り始めた。一応売り物なのだが、売れないことは明白なので、トールもママンも黙認している。
「どこまで行ったんだ。」
「どこまでって、ご存知の通り小さな町のことですから、どこに行くにも、歩いても30分とかかりませんよ。」
 トールがガラス張りの店の扉から外を眺めながら言う。
「それはそうと、さっきはいやに早くフェイスを連れて帰ってきたな、モンキー。」
 ハンニバルの質問に、マードックが嬉々として懐から何かを引っ張り出した。
「よくぞ聞いてくれました。病院で暇だったから作ってみた、発信機&受信機セット『探して君』!」
 じゃじゃーんと掲げられたそれは、携帯ゲーム機そっくりの形状で、小さなモニタがついている。
「発信機はフェイスのベルトのバックルに仕込んどいたんだもんね。10メートル四方に近づかなきゃ反応しないけど、ビーチに行った、とか方向がわかってりゃ十分役に立つぜ。」
 その説明を聞いて、ハンニバルとコングは無言で立ち上がり、ベルトを外した。そうしておいて、ハンニバルは何もなかったかのように晴れやかに言った。
「それじゃ、町を流してくるとしますか。近くまで行きゃ、そいつでフェイスも見つかるだろう。」



 子泣き爺のように段々重くなる箱を手に歩くこと15分。老婆が1軒の店の扉を開けて中へ入った時、後ろを歩くフェイスマンは汗だくのヨレヨレのフラフラだった。
「帰ったよー。」
「まあ、お婆ちゃん! 待っててくれたら車を出すって言ったのに、また1人で仕入れに行っちゃうんだから!」
 店の奥から駆け出してきた女性を見て、ダレていたフェイスマンはシャキンと姿勢を正した。
 お婆ちゃんと言うからには老婆の孫なのだろうが、年の頃は20代前半、プラチナブロンドのセクシー系美人である。背はそれほど高くないが、素晴らしいプロポーションをしている。
「あら、もしかしてうちのお婆ちゃんがご迷惑を?」
 彼女はフェイスマンが足元に下ろした荷物を見て、事情を悟ったようである。
「いや、ご迷惑なんて、ハハ。人として当然のことをしたまでです。」
「本当に済みません。お礼と言ったら何ですけど、よかったらお昼を食べていって下さい。」
 言われて初めて気づいたのだが、小さなテーブルとイスが並ぶ店内は、どうやら飲食店のようであった。店に入る時に看板を見る余裕はなかったので、一体何の店かは不明である。そして、時計はそろそろ昼時を示していた。
「どこでもお好きなところに座って下さいな。今、冷たいものをお持ちしますから。」
 そう言って、彼女はフェイスマンの足元から箱を持ち上げた。
「重いですよ。運びましょうか?」
 その重さを身を持って知っているフェイスマンが慌てて声をかける。
「慣れてますから大丈夫。でも、そうね、1つ持ってきて下さると助かるわ。」
 本当に軽々と箱を1つ持ち上げて、彼女はにっこりと微笑んだ。



 店の奥は厨房になっていて、そこまで入るとここが何の店かは、フェイスマンにも一目でわかった。棚に積まれたパスタの袋に、大きな鍋の中のトマトソース、広い調理台の上に並んだ焼成前のピッツァ。
 ピッツェリアである。
 厨房を仕切っているのは絵に描いたようなイタリアのマンマで、老婆はその母親、アニーという名のプラチナブロンドの美女は娘だと言う。
――アレが将来ああなって、もっとするとこうなる……の、か。
 フェイスマンは愕然と3世代の家族を見比べ、密かに溜息をついた。
「マンマ、間に合ったわ。こちらのペックさんが、お婆ちゃんとイカを送り届けて下さったの。」
「助かった! アニー、早速イカを捌いとくれ!」
「イカ?」
 一体何事かと見守るフェイスマンの前で、アニーが手早く荷物を開ける。クーラーボックスの中から出てきたのは、ぎっしりのイカと氷。
「イカ……!」
 重いはずである。こんなものを2つも運んでいたのかとフェイスマンは眩暈を覚えた。
 しかし、そんなフェイスマンに構う暇もなく、アニーはイカを流しに運んで皮を剥き始めた。腸を取ったイカは細かく刻んで、トマトソースと一緒にピザに並べる。それをマンマが手際よく石窯に放り込む。
 そうこうしているうちに、時計は12時を回り、次々と客が店にやって来た。そうなると、アニーは店に出て、注文を取り、料理を運ばなければならない。マンマはパスタを茹でるのにかかりっきり。お婆ちゃんがゆっ……くりとイカを捌き始めたが、とてもそれでは間に合わない。何しろ、『新鮮な海の幸・イカとトマトのピッツァ・バジル風味』はこのピッツェリアの看板メニューであるため、来る客来る客、皆がそれを注文するのである。
 ちなみにこのピッツェリアは、リーズナブルで美味しいマンマのピッツァに客がついているのはもちろん、美人でナイスバディの看板娘目当てに連日若い男性客が押しかけて繁盛しているのだった。
 見かねたフェイスマンがお婆ちゃんを手伝い始めた時、店の勝手口がバーンと開いた。
「おーここだ、ここだ。」
「ねっ、オイラの『探して君』も結構役に立つだろ?」
「こんなとこにいたのか、フェイス。」
 ぞろぞろと入ってきたのはAチームの仲間たちである。そこで彼らが目にしたものは、アロハシャツの上にゴムエプロンをつけ、イカと格闘するフェイスマンの姿だった。
「何やってるんだ?」
「みんな、いいところに! 頼むから手伝ってよ!」
悲鳴に近いフェイスマンの叫びに、ハンニバル、コング、マードックは顔を見合わせた。だが、百戦錬磨のツワモノである彼らは一瞬で事態を把握し、きびきびと動き始めたのだった。



<Aチームのテーマ曲、始まる。>
 葉巻を銜えたまま、イカの皮を剥いてはバケツに放り込むハンニバル。なかなかの早業である。
 その隣では、シェフ姿のマードックがバケツから掴み出したイカの腸を手際よく取り除く。
 フェイスマンがピザ生地にピザソースを塗り、生トマトとイカとバジルを並べていく。
 コングが石窯から焼き上がったピザを取り出す。
 マンマがパスタを茹で、アニーは両手に大皿を持って、テーブルの間をきびきびと歩く。
 ゆっくりと腰を伸ばすポーズのお婆ちゃん。
 ハンニバルは山のように積まれた食器を洗っていく。
 バケツ一杯のイカの腸とゲソを運び出すマードック。
 コングがピザの皮を伸ばす。
 店の前に出て、列になった客を整理するフェイスマン。
 フライパンでパスタとソースを和えるマンマ。ビールジョッキを運ぶアニー。厨房の片隅のイスで居眠りをするお婆ちゃん。
<Aチームのテーマ曲、終わる。>



 ランチタイムが終わり、ピッツェリアの扉に『CLOSED』の札がかけられた。店の中では、簡単に片づけられたテーブルを寄せて、Aチームの一同の前に大きなピッツァと山盛りのパスタが並べられている。
「いやーホントに助かったわ。みんな、ありがとうね!」
 エプロンをつけたままのマンマが、テーブルの横に立ったまま、腰に手を当てて豪快に笑う。
「さ、何もないけどウチの自慢のピッツァとパスタ、好きなだけ食べていっておくれ。」
「わー美味そうっ。」
 2時を回るまで働き通しで、既に限界まで空腹を覚えていた一同は、欠食児童のようにガツガツとピッツァを食べ始めた。
「ところで、どうしてここがわかったんだよ?」
 フェイスマンの問いに、マードックが得意げに『探して君』を披露する。フェイスマンは慌ててベルトを外したが、アニーはマードックに頼み込んだ。
「ねえ、それ、ブローチとかに細工できないかしら?」
「そりゃできるけど。どうすんの?」
「お婆ちゃんにつけておきたいのよ。ちょっと目を離すとすぐどこかに行っちゃうんだもの。」
「なるほどねー。」
 その横では、コングがマンマに厨房の方を指して、尋ねている。
「あの石窯、どこの工房で頼んだんだ?」
「あれかい。隣町にいる、ウチの親戚筋だよ。何かありゃ修理もしてくれるはずさ。」
「実はあの窯についてる扉の蝶番と同じもんを探してるんだが。」
 コングが事情を話すと、マンマは胸を叩いて請け負ってくれた。
「そういうことなら、電話して訊いてみてあげるよ。」



 数日後。
 マードックを始めとするAチームがブローチに細工し直した『探して君』を渡しにアニーのピッツェリアに来る時、なぜかトールもいそいそとついてきた。
「素敵! これならお婆ちゃんも喜んでつけてくれるわ。」
 コングデザインのブローチはアニーに好評だった。その後ろからトールが遠慮がちに紙袋を差し出す。
「あの、アニー。」
「あら、トール。久し振りね。ペックさんたちがあなたのところのお客様だったなんて、聞いてびっくりしたわ。」
 小さな町のことである。トールとアニーは1クラスしかない町の学校で、小学校からハイスクールまでずっと一緒だったらしい。
「うん、僕も聞いてびっくりしたよ。おかげでうちの窯も直って、すごく助かった。それで、よかったらこれ、食べてみてくれないかな。うちの新作なんだ。」
 紙袋から出てきたのは、アニーの拳大のパンだった。見た目は普通のパンだが、割ってみると中が黒い。
「食べてみて。」
 トールに勧められて、アニーは恐る恐るその黒いパンを口に運んだ。そして驚いたように目を見開く。
「初めて食べる味だけど……とっても美味しいわ、これ。」
「イカスミパンだよ。イカゲソのすり身も入れてみた。マードックさんが君のところから貰ってきてくれた、イカゲソと腸を使ってるんだ。」
「まあ、うちでは捨てるだけなのに、あれがこんなに美味しいパンになるなんて。これがエコって言うのかしら。」
 アニーはしきりと感心している。
「そうなんだ。そこで相談なんだけど……これをうちの店に出したいから、これからもイカゲソと腸を譲ってくれないかな。その代わり、毎日僕が港までイカを仕入れに行くよ。」
「え? 自動車修理工場の仕事はどうすんの?」
 これまで全く口を挟む機会を逸していたフェイスマンが、ようやく尋ねる。すると、トールが妙に清々しくきっぱりと言ってのけた。
「これを機に、この町に戻ろうかと思うんです。両親もいい年ですし、これからは僕がパン屋を手伝わないと。」
「そりゃいい。お袋さんも安心するな。」
 鷹揚に頷くハンニバル。コングも腕を組み、
「工場の方は何とかなんだろ。」
などと言っている。
「私も心強いわ。」
 そしてアニーが頬を染めて言ったのに、フェイスマンはがっくりと眉と肩を落とした。それに追い討ちをかけるように、マードックが膝を打つ。
「そうだ、それじゃ、『探して君』の設計図はトールに渡していくから、何かあったらメンテナンスしてくれよ。」
 アニーが嬉しそうに手を叩く。
「それはいいわ。話をしたら、他にも欲しがってる人、結構いたのよ。」



 それから数年後、イカスミパンと、お年寄りや子供の迷子対策『探して君』がマル・デ・プロヴァンス発の大ヒット商品となったのは、また別の話である。
【おしまい】
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