38号 はじめの対談 (2010.07.31)
The A'-Team
この対談には『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』の内容に関する記述を含みます。
(物語の核心に関する記述は全くありません。)
C[伊達梶乃];こんにちは。半年強ぶりのA'、伊達梶乃です。暑いですね。
S[フル川四万];お久しぶりです。風邪引いて気温がわからないフル川四万です。
M[鈴樹瑞穂];こんにちは。鈴樹瑞穂です。暑いのは寒いよりいいです。
C;寒い方がいいよ!
S;絶対、寒い方がいいよ!
M;えー暑い方が身体が楽。
C;寒い方が頭も身体も楽だし、仕事もしやすいし、家事もしやすい。暑いのダメ、絶対。
S;飲酒運転ダメ! みたいな口調だな。>暑いのダメ、絶対。Aチームは暑い気候の方が似合うけどね。
M;自分がAチーム小説を書くのが夏冬に限られているからかもだけど、夏か冬のイメージしかないよね。春と秋はお休み。
C;でもやっぱりAチームには暑いのの方が合うのかもね、イラクとかメキシコとかさ。暑いところにAチームがいたら暑さ倍増するだろうけど。
S;たまには知床でも行かせてみるか。ジャガイモ蒸かして塩辛乗せて。
M;ラベンダー畑で殴り合い、とか?
C;北海道は距離感がアメリカっぽいかもな。キタキツネには注意せんと、マードックがエキノコックス拾ってくるね。
S;アメリカで寒いとこつったら、アラスカか。キタキツネはおらんけど、グリズリーは出る。アラスカなら、マードックはエキノコックス拾わずに済むね。
M;アラスカってどんなとこだっけ? サーモンいる?
C;サーモンいる。長居すると視力が恐ろしくよくなる。
S;サーモンいる。前の上司がアラスカ大学出身で、ニックネームが「るいべ」だった。
M;ふむふむ。アラスカにはサーモンがいる、と。じゃ、Aチームはサーモンの危機を救いに行くんだね。
C;綿密な作戦を立てて、ってそれは映画版の偽Aチームか。オリジナルのAチームは、大雑把に作戦立てて。
S;楽しげに作戦立てて、鮭の乱獲をする闇業者をやっつけるのね。
M;映画版のAチームはおよそ鮭を助けそうには見えなかったけどね。
C;もっと巨大な悪を叩きのめしそうだったよね。コングが牛乳飲んでなかったし。
S;牛乳の代わりに何飲んでたの?
M;タプナードとミニパン、ラヴだった。飲み物は……飲んでなかったよ。
C;焚き火の周りで、みんなで酒飲んでた。コングも酒。え〜、と思った。[※1]
S;ダメじゃん、よい子のみんなのお手本にならないじゃん。
M;うん、牛乳飲んでないとコングじゃないよね〜。飛行機は嫌いだったけど。
C;最初は嫌いじゃなかったけどな。マードック、ローターには足でぶら下がらないとダメだよ。手でぶら下がるなんて普通過ぎる。
S;まだ映画を見ていない私は、何だかスカした感じを装う4人が想像されます……。
M;その想像は間違っていないと思います。因みに梶乃と私は昨日試写会を見てきたので、今ちょっと熱い(?)です。
C;今かなり蒸し暑いです。確かに偽の奴ら、スカしてた。有能な一般人って感じ。
S;スカした有能な一般人。そういう先入観で見に行くことにするよ。
M;うん、私ももう1回見に行くよ。今度は吹き替えで見たいな。
C;私もまた見に行くよ。吹き替えもいいかと思ってたけど、belovedが聞けなくなるからなあ。[※2]
S;腐女子向けか!>beloved
M;あの映画はいろいろと腐女子向けでした。
C;コングが優しかったし……(いろいろ思い返してる)。[※3]
S;読者の方で映画未見の方は、これらの情報でかなり色眼鏡かかったな。
M;前の席の女性3人組がとても喜んでいたのが印象的でした。
C;あのご婦人方、腐女子だったのか。メモに夢中で気づかなかった。
S;で、結果として、映画は面白かったんだな?
M;面白かったよ。本家とは別物だと思えば。
C;割と本家のつもりで見ていても、ちょっとしたことで現実に引き戻される。ハンニバルの腹とか、コングのブーツとか、マードックの「僕」とかで。[※4]
S;腹で現実に引き戻される件については、本家に猛省を促したいな。死んでるけど。
M;うん、コング以外の3人は本家に外見を似せようとはしていなかったから、ふと「あれ、これ誰?」ってわからなくなるの。
C;似せようとはしてたよ、努力はしてたよ、でも本家が特徴的すぎて、どんなに頑張っても「頑張りました」レベルなの。偽コングも頑張ったけど、詰めが甘くて髪型(髪〜髭型)が違う。一時期アフロだし。[※5]
S;頭部だけハリボテ(写真から製作したリアル、かつデカイやつ)にすればよかったのにね。
M;せめてチームの中では見た目のタイプが被らないようにすればいいものを、ちょっと遠くからとか暗い場所だと、ハンニバルとフェイスの見分けがつかないのよ〜。
C;うん、暗いとわからない。ハンニバルは頭部以外をハリボテにすべきだった。
S;では、フェイス、コング=頭部ハリボテ、ハンニバル=頭部以外ハリボテ、マードック=ヅラでOK?
M;OK! でも、コングは表情とか結構頑張って似せてたから、髪型変えてくれればそれでOK。[※6]
C;いや、もう最初からAチームであることを放棄すればいいんじゃなくて? あるいはアニメで。
S;それ、いいね。作画はハンナ・バーベラで。[※7]
M;それなら脚本も当時の脚本家に手がけてほしいな〜。
C;映画版のクレジットに当時の脚本家だか誰だかの、見慣れた名前があったよ。献辞だったのかな。[※8]
S;もしくは、アドバイス貰ってスペシャルサンクスとか。
M;まあ、好き勝手言ってるけど、見る価値はアリですよ、映画。
C;見ている間は楽しい。見た後はストーリーを忘れる。私の記憶力のせいかもしらん。[※9]
S;いや、案外忘れるものよ、今見たものでも。それでは皆様、毎度下らない小説をお楽しみ下さい。読んだら忘れていいからね。
M;待って! 大事なことを言い忘れてた。じみーちゃん! はースッキリ。やっぱ対談中に一度はコレ言わないとね! それでは皆様、ご機嫌よう。



今回のお題(2つ)は、恒例により、読者様からいただきました。次回のお題も募集中!
(Vol.39用お題の締切は2010年11月末日とさせていただきます。)



<注釈>
※1;飲んでいた酒は“ジョニ青”と思われる。その他に、コングの前に缶ペプシが映っていたシーンも2度ほどあった。
※2;フェイスの昔の恋人ソーサが「あなたの大好きな大佐に伝えて」(Tell your beloved colonel Smith.かな)とフェイスに言った。
※3;約2時間の作品中、コングはマードックの胸倉を1回掴んだだけ。
※4;コングがナイキのスニーカーでなく、ティンバーランドっぽいブーツを履いていた。マードックもコンバース・オールスターのハイカットの黒でないスニーカーだった(イラクでは軍用ブーツかな)。マードックの1人称は字幕では「僕」だが、脳内で勝手に「おいら」や「俺っち」に変換されてしまうため、なかなか気づけなかった。
※5;モヒカンを後ろから見た時に“山”になっていない。髭も、もっと塗り潰したい。コングは手入れをしないと半年でややボンバーなアフロになる。
※6;笑い方が似せてあったと瑞穂談。喋り方も比較的似せてあった。
※7;前にもそんな話してたなあ。
※8;脚本家ではなくプロデューサーでした。
※9;「梶乃の記憶力は2バイト」と高校時代に瑞穂に言われた。
【おしまい】
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