YOUNGMEN !!

World Basketball Championship for Youn Men in Saitama

8月にさいたまで行われたヤングメンの世界選手権にアメリカ代表としてカルロス・ブーザー、ダンテ・ジョーンズ、クリス・デュホンの3人のデュークのプレイヤーが参加しました。日本で現役のデュークのプレイヤー+その他のカレッジの一流所を見れるなんて滅多にない機会なので大会期間中いける限りさいたまに通いました。現地ではもちろんデュークの3人のサインをゲット!!(ayakoさん、島本さん、ありがとうございました)結局アメリカは全勝で優勝。ジョーンズは怪我のためプレイタイムが少なかったのですが、デュホン、ブーザーはチームを引っ張る活躍を見せました。予選から決勝まで4回さいたまに行きましたが、色々友達も増えて充実した観戦になりました。

アメリカではこの大会の模様は結果&わずかなハイライトのみで殆ど報道されていなかったようです。そこで、有名なデュークのファンサイト、DUKE BASKETBALL REPORTにデュークの3人のプレイぶりについてのレポートを送る事にしました。以前、このサイトを立ち上げた時にもここにはメールを送ったんですが、サイト内で取り上げてくれて、アクセス数が跳ね上がった事がありました(笑)今回も私のレポートを取り上げてくれました。やはりアメリカでは情報が少なかったせいか、かなり反響があり、色々な人からメールを頂きました。その中にクリス・デュホンの母親やデュークの選手の彼女と名乗る女の子(誰のとは言ってなかった)もいたり、サイトの管理者さんとも仲良くなれたりして、レポート書いてよかったなーとしみじみ思っています。

で、この事をうちの掲示板に書いた所、和訳希望との声が一部から出ていますので、和訳をアップします。自分の書いた英文を和訳するってなんか変な気持ちですね。ちなみに原文は恥ずかしいので載せません(笑)デュークファンによるデュークファンのためのデュークの選手のレポートなのでかなりデューク贔屓に書いてあります(笑)

自前の画像がなかったものでHANAさんに画像を提供していただきました。ありがとうございました。



デュホンはキャプテンとしてアメリカチームをリードし、大会MVPを受賞した
Photo by HANA


クロアチア戦(予選リーグ)

カルロスはチームハイの18点をあげた。アメリカはクロアチアの高さに苦しんだがカルロスは自分より高いクロアチアのビッグメンに対して左手のフックシュートなどを上手く使いインサイドで着実に得点を重ねた。またよく走り、速攻のフィニッシュでも活躍を見せた。
クリスはこの試合不調。無理なプレイが多く見られ、最終的に5ターンオーバーを記録した。昨シーズンのデュークの試合を見る限り、クリスが5ターンオーバーって言うのは記憶にない。大会緒戦ということで緊張もあったかもしれない。
ダンテは5分しかプレイせず、速攻時にファウルされてフリースローを2本沈めただけで他に目立った活躍は見られなかった。ハーフコートオフェンスでボールがない所で上手く動かず、1対1のチャンスもなかった。
明日のアルゼンチン戦はさいたままで出向いて観戦の予定。アルゼンチンは昨年のアメリカ大陸予選でアメリカを破っており、今日みた所パスとシュート力ではアメリカより上に見えた。しかしスピードの面ではアメリカが上回り、好ゲームが期待できる。


アルゼンチン戦(予選リーグ)

今日のクリスは攻守に渡って大活躍。出だしに2本の3Pを決め、更にスティールからレイアップ。アルゼンチンのディフェンスを相手に落ちついたボールハンドリングを見せ、クリスのリードでアメリカはペースをつかむ。後半、アルゼンチンが追い上げを見せるがクリスは3P、カルロスへのアシストと勝負所で活躍。
クリスはプレイメーカー、そしてリーダーとしてジム・ベーハイムHCからかなりの信頼を得ている。アメリカチームにはクリス、トロイ・ベル、ジャミール・ネルソン、マーカス・テイラーの4人のガードがいるが、ボールハンドリングの殆どを担っているのはクリスである。ベルとネルソンは主にスコアラーとして使われ、テイラーは殆ど試合には使われない。このチームはクリスのチームになりつつあると言って良いだろう。
カルロスは今日も安定したプレイを見せた。少しファウルがかさんでプレイタイムが少なかったにもかかわらずゲームハイの18点。15フィートくらいからのジャンプシュートや外からのドライブインなども見られた。
ダンテは3分ほどプレイ。ドライブインを見せたがチャージングをとられた。
最終的には13点差がついたが、内容的にはもっと接戦だったように思う。クリスの勝負所でのプレイが勝敗を分けた。


日本戦(予選リーグ)

今日のアメリカの相手はホームチームの日本。個人的には1番楽しみにしていた試合だ。結果から書いてしまうとアメリカが123-87で日本を破った。高さ、技術、能力とすべての面で圧倒的に優るアメリカに対し日本はよく善戦したと思う。しかし、日本が差を詰めようとすると常にデュークの2人がそれを阻止していた。
クリスは18分しかプレイしなかったが、攻守に渡り活躍を見せた。日本の3Pスペシャリスト、村山が第1クォーターに4本、第2クォーターに2本の3Pを決め、日本はアメリカについていくが、第2クォーター途中からジム・ベーハイムはクリスを村山にマッチアップさせる。クリスは村山に良い状況でボールをもらわせず、その後村山は無得点に抑えられた。オフェンス面ではうまくゲームをコントロール。クリス抜きだと雑になりがちだったアメリカのオフェンスもクリスが加わると確実性を増す。クリスがコートにいなければ良いと思ったのははじめてだった。
カルロスはサイズ不足の日本のビッグメンを圧倒。日本選手の最高身長は2mくらいだったため、インサイドでは敵なし。21分しかプレイしなかったが11リバウンドを取った。しかし、スピードあるプレイヤーにマッチアップした時にドライブインを止められずにファウルする場面が見られた。
ダンテはチップインと速攻でダンクを決めた。また日本のスピードあるガード陣に対し良いディフェンスを見せた。




ダンテは怪我のためベンチにいることが多かった
Photo by HANA


イスラエル戦(予選リーグ)

イスラエルは非常にアグレッシブで前半はアメリカに運動量で優って互角の展開に持ち込んだ。しかし後半はアメリカがペースをつかみ、予選リーグを全勝で終了した。
数字的にはカロン・バトラーを中心とした第3クォーターの22-0のrunが注目を集めいるが、本当に勝負を決めたのは第4クォーター、クリスのリードによるrunだった。第4クォーターにイスラエルが追い上げを見せるが、クリスはカルロスに連続アシスト、続いてコリソンのダンクをセットアップ。さらに自ら3Pを決め、追いすがるイスラエルを振り払った。
カルロスは常にインサイドでポジションを取り、チームメイトのアシストを受けて得点を重ねた。速攻にもよく走り、パスを受けてのフィニッシュを何度か見せた。ポストでボールをもらうとダブルチームされていたために得意のポストプレイは見られなかったが、ゴール下でリバウンドを支配。リバウンドを取ってからのガードへのアウトレットパスも上手く、アメリカの速攻に繋げていた。
ダンテは試合終了間際に登場。速攻でクリスのアシストを受けて見事なダンクを見せた。彼の動きを見たところ、走ることには問題がなさそうだが、急ストップ、急ターンができていない。以前彼のラトガース時代の試合のビデオを見たことがあるが、その時はもっと動きが良かった。怪我の影響は否定できない。しかし、ウォーミングアップですごいダンクを見せ、日本の子供達の人気を集めていた。子供達に囲まれながらも親切にできる限りサインをしてあげてる姿が印象に残っている。


アルゼンチン戦(準決勝)

今日のカルロスは試合開始直後から非常にアグレッシブで、クリスやトロイ・ベルのアシストを受けて第1クォーターだけで3本のダンクを見せた。クリスとベルはアルゼンチンのディフェンスの中へ切れ込み、スペースができた所には必ずカルロスがポジションを取っていた。アルゼンチンはカルロスにイージーショットを許すまいとファウルをするが、カルロスは確実にフリースローを沈めて得点を重ねる。第4クォーター、アメリカはリードを広げて逃げ切るかに見えたが、アルゼンチンは必死の追い上げを見せ、1分を切ったところで1点差まで追い上げる。ここでアメリカのカロン・バトラーがファウルされ、フリースローをもらうが、バトラーはこれを2本ともミス。ここでカルロスがこの大きなオフェンスリバウンドを掴み取り、アルゼンチンにファウルされる。カルロスは冷静にフリースローを2本決め、これが事実上の決勝点となった。カルロスはディフェンス面でも気合たっぷりでアルゼンチンのビッグメンを見事に抑えた。このトーナメントでカルロスは大きく成長している。
クリスも殆ど出ずっぱりで素晴らしい活躍を見せた。カルロスやバトラーなどのフィニッシャーに何度もアシストを出し、アメリカのオフェンスをリード。チームハイの得点をあげたのはカルロスだったがオフェンスの中心は間違いなくクリスだった。クリスがリードするアメリカの速攻は素晴らしかった。
ダンテはこの試合出番なし。日本のメディアの方に聞いたところ、やはり怪我の影響があるとの事。シーズンまでにきちっと直して欲しいね。




ブーザーは高さのあるセンターに対してゴール下で支配力を発揮
Photo by HANA


クロアチア戦(決勝)

いよいよ決勝。今日もさいたままで行って観戦。前半、クロアチアはスクリーンを多用した見事なハーフコートオフェンスで得点を重ねる。更に3Pも何本か決め、ペースをつかむ。ディフェンス面でもアルゼンチン戦で活躍したカルロスをマークし、カルロスは前半わずか2点に抑えられる。クロアチアは第2クォーターに10点まで差を広げるが、アメリカもトロイ・ベルのアウトサイドシュートで第2クォーター終了までに5点差まで追い上げた。第3クォーターにアメリカは27-12と爆発。クロアチアも追い上げを見せるが、勝負所でクリスが活躍、アメリカが逃げ切った。
前半はなかなかアウトサイドシュートが決まらなかったクリスだが、後半に爆発。第3クォーターには連続3Pを決め、更に第4クォーターにはカルロスとカロン・バトラーに見事なアシスト。そして第4クォーター終盤、クロアチアが追い上げ、1点差まで詰め寄られた時に差を4点に広げる大きな3Pを沈める。その後クロアチアはファウルゲームに持ち込むが、クリスはフリースローもすべて決め、試合を決定づけた。アメリカのハーフコートオフェンスは正直なところクロアチアほど洗練されていなかったが、困った時にはクリスのペネトレイションが状況を打開した。アメリカのオフェンスの殆どはクリスから始まっていた。この試合はトロイ・ベルが得点面で目立ったが大会を通じてのMVPは間違いなくクリスだろう。2001-2002シーズンには更なる飛躍を見せてくれると確信している。
クロアチアのゾーンディフェンスはカルロスに殆どボールを触らせず、インサイドでボールを受けてもサイズのある複数のビッグメンに囲まれてなかなかシュートに行けなかった。しかし、カルロスはリバウンドでチームに貢献。サイズに優るクロアチア相手にゴール下で奮闘した。決勝ではクロアチアの徹底マークに苦戦したものの、それまでカルロスはインサイドで着実に得点を重ね、アメリカチームの得点王となった。この大会で高さとうまさを兼ね備えたビッグメンと何度かマッチアップした経験は今シーズンに生きてくるはずだ。
ダンテが殆どプレイできなかったのはとても残念。しかし、わずかなプレイタイムの中ではあったが彼の能力の高さは十分に感じられた。今シーズン彼の本来のプレイを見るのが非常に楽しみである。
贔屓目もあるかもしれないが、自分が見た限りアメリカチームのベストプレイヤーはクリス、2番目はカルロスだった。デュークはこの2人の他にナショナル・プレイヤー・オブ・ジ・イヤー候補の筆頭であるジェイソン・ウィリアムズ、ファイナル4のヒーロー、マイク・ダンリービー、発展途上のビッグメン、ケイシー・サンダースとニック・ホーバスを擁する。そしてダンテもシーズン開始までには怪我を治し、万全の状態になるだろう。連覇を狙えるタレントは十分だ。
以上でこの大会のレポートを終わる。デュークの選手を生で見れたのは素晴らしい体験だった。




デュホン、ブーザーはこのチームの中、外の要として大活躍
チームを金メダルへと導いた

Photo by HANA


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