医 療 過 誤

● 長女Aが死亡に至るまでの経過 ●

(姓名・病院名等は仮名とし、他は訴状より原文をそのまま抜粋し掲載しました)

経過 其の一
長女Aは昭和54年○月○日生まれで、死亡した時は17歳であった。

【回答】認める

経過 其の二
長女Aは平成6年8月頃からダイエットをやるようになり、それが嵩じて体調を崩し、食思不振症になり、平成8年10月下旬から△△病院に入院したりするようになった。
平成8年11月○日、栄養不良のため○△病院に入院し高カロリー点滴などの治療を受け、体力も徐々に回復し原告らも安心していた。
しかし、平成8年12月○日、腸閉塞の疑いが出て、○*病院で検査したが異常なしとわかり○△病院に戻る。
点滴などもすべて取れ、院内で平穏に過ごしていたが、平成9年1月初旬頃から、また、食べ物を吐くようになり、再度、腸閉塞の疑いが出て、○△病院の○△医師の紹介で、平成9年1月23日被告D病院に入院した。

【回答】入院は認める、その余は不知

経過 其の三
長女Aは被告D病院の内科に入院した。担当医師は被告E医師らであった。
担当医師は忙しい為か長女Aの病状説明や検査方法、高カロリー点滴等についてはほとんどと言ってよいくらい話してくれなかった。
1月26日、F医師から「腸の方は異常がないので、2月1日に精神科へ移り、1週間位で退院できる」という話があった。

【回答】入院、担当医師名は認め、その余は否認

経過 其の四
1月29日、長女Aは腹痛を訴えた。1月30日、足に浮腫が出て、父(原告B)が30分くらい足を揉んでやった。腹痛の為か父(原告B)を見送る元気もなかった。

【回答】腹痛、足の浮腫は認め、その余は不知

経過 其の五
1月31日、長女Aが昼寝ていたら内科の医師が来て「昼ねているから夜眠れないのだ」と言って起こした。
看護婦さんも忙しいといって長女Aが「体を拭いて欲しい」と頼んでも「時間がない」と言って断られた
。また腹痛を訴えたが「先生が忙しいので手が放せない」と言って腹痛を医師に取り次ぐのを拒否した。
この事実を見ていた祖母が返ってから母(原告C)に話しをした。
母(原告C)は直ちに被告Dに電話をしたが看護婦から「不在だ」と言う事で連絡が取れなかった。看護婦は後で電話をさせる」といっていたが結局、被告Dから連絡はなかった。午後7時頃原告Bは見舞いに行く。
8時半頃、腹痛でナースコールを押し看護婦に「先生を呼んで」と訴えたが取り次ぎを拒否される。父(原告B)が帰るまで医師は来なかった。

【回答】否認ないし不知・医師が眠らない方が良いと言ったが無理に起こしていない。(睡眠薬をさかんに求める状態)担当医師は不在だった。

経過 其の六
2月1日午前11時、精神科への入院手続きをする。この時、精神科のT医師は「1週間後に退院しても良い」と言う。
30分後母(原告C)が被告Eらに会ったので「娘の様子がこのところおかしいけれど大丈夫でしょうか?」とたずねると被告Eらは何も答えず手であっちに行けという態度をとる。

【回答】精神科への入院は認めその余は否認・担当医師は不在だった。

経過 其の七
昼頃、高カロリー点滴を与える為IVH処理をした。この療法はCVカテーテルを胸から挿入するもので、間違うと気胸をおこしやすい療法である。
この療法の直後、急に様子がおかしくなり,父(原告B)が話しかけても言葉にならず、筆記談話と思ってペンと紙を与えるが手がだらりと下がって字も書けない状態になった。
T医師にIVH処置後の急変を聞くと「栄養状態が悪いからで栄養状態が良くなれば大丈夫。今日の夕方から2000ccの栄養を与えるので月曜日(2日後)には大部屋に移って元気に歩いている」と言われた。
しかし、その後母(原告C)がT医師といる時、看護婦がIVH処置後に撮影した胸部のレントゲン写真を見てT医師が「アッ」と言ったので思わず覗き込んでみたらその写真は肋骨が写ってなく黒かった。
しかしそのT医師はその説明をしてくれなかった。

【回答】IVHは認め、その余は否認。なお、IVH挿入後の胸部レントゲン撮影で気胸がないことは確認している。

経過 其の八
2月2日(日曜日)午前10時40分頃、被告D病院より原告方に電話があり長女Aが今朝午前7時30分に死亡したという連絡がある。
突然の知らせだった。
それも死亡後約3時間もたってからの連絡だった。
病院は連絡を忘れたと言っていた。
死亡原因は不明、解剖させて欲しいというので、原告らは翌3日これに同意。
解剖結果は小腸穿孔があったのでこれが死亡原因ということであった。

【回答】死亡時刻、連絡を忘れたと言うのは否認、その余は認める。




By・・・Masao Mochizuki


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