医 療 過 誤

● 日 記 よ り ●
(1997/10/25の日記より一部抜粋)

拝啓
お父さん、お母さんへ
いつも、いつも迷惑かけてすみません。
入院費とか、いろいろなものを買ってもらって、本当にお金ばかりかけて
悪いと感じます。
本当にすいません。感謝しています。
入院してからはあまり来ないで下さい。
ガソリン代もかかるし、迷惑をかけると悪いです。
たぶん、私の頭の考え方は拒食症になって心がいっぱいなんです。
直したいけど、2年間もながく続いているので、なかなか直るかどうか
分かりません。
けれども治るように、みんなといたいから、早く1日でも家族と過ごせる
ようになりたいから、命の火を燃やして、
せいいっぱいがんばりたいと思います。

この日記は生前彼女が前の病院で入院中にレポート用紙に書きしるしたもので亡くなった後に彼女の遺品の中から見つかったものです。
両親への思い、病との闘い、自分との闘い、そして家族と暮らす事への思いが短い文面に切実とつづられています。陸上部で活躍し、頑強な体の持ち主だった子が、将来スチュワーデスになりたいと言う、ごく当たり前な事が、いつのまにか食思不振症になり、自分の生命さえ絶つ事につながっていったのです。
今回の裁判どのように進展していくかわかりませんが、彼女を知る私にとっても自分の子供と重複し,複雑な心境です。

Dear・・・・・・****
こんにちは、体の方は大丈夫ですか。もっと×2 たくさんお話を
したかったですね。 残念です。
私はまだ食べコトがとても怖いのだけど**さんも
つらいけど頑張っているんだと思うと私も頑張らんなくちゃ
行けないと思います元気になって。
遊ぶ約束もしたいし
その為には2人とも、もう少し健康にならないと
いけないからね。
食べるコトは怖いけど、2人で一緒に考えて治していこうと思う。
少し勇気が湧いてきませんか? 1人だとやっぱり不安になったりするけど1人じゃないから、2人だから。倍の力になるよ!!
何もしないでいると、今のこの不安から抜け出すコトはできないでしょ。
だから怖いけど勇気を出して一歩踏み出してみない?
・・・( 中略 )・・・
・・・でもね、食べてもそう簡単にはふとれないみたい、私達の場合、まだ体
が充分に出来上がっていないから
血を採ったり、臓器をつくったり、細胞も新しく生まれ変わるし
色々なところでエネルギーを消費しちゃうから、
余分な脂肪はまだつかないみたい。
体重が増えるのは体に必要なもの(血液など)が
ついただけで脂肪がついたわけではないみたい。
私病院で2000Kcalも食べていたでしょ。
私を見てやせていると思ったのなら、それは
食べてもふとらないコトだと思うのだけど。
ずっとこのままだとそれは哀しいコトでしょ。やっぱり
幸せになりたいよね。だからやってみようよ。怖いけど2人で力を合わせれば・・・。
・・・( 以下略 )・・・

上記の手紙は病院で友人になった同じ病気の友人からの手紙で彼女宛てに出した励ましの手紙であり、
自分への励ましの手紙でもあります。
苦しみの中で立ち直るために闘う2人のさまが良く分かります。
この生きる事への気持ちに現代医療が施した事は人の生命の重さに匹敵した治療
心のケアをしたのであろうか?
今後の裁判を冷静に見つめ進めていく事になります。

By・・・Masao Mochizuki


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Ver.1.0 1998.2.15 Last updated '98.05.01 : countup '98.05.01