医 療 過 誤

●A11 '98/11/6 被告病院よりの準備書面(三)●
1998/11/6

準備書面(三)

今回の書面の内容は前回の裁判長の問に対しての再度の治療経過の報告です。
特に記述の必要もないと思われるので死に至った最後の数日の経過のみを原文のまま掲載する事にしました

1:A子の診療経過概要(身体管理中心)
 1997年1月23日〜2月1日---略
1997年2月2日(日)

● 5時、脈拍78回/分で不整なく緊張良好。体位交換時、「うー」と発生あり。
6時モーニングケア(MC)として顔・口腔の清拭を行う。この際には、顎関節は硬くなく、飲みこもうとする反応があった。

口唇乾燥している為、後でオリーブ油を塗る事にする。
6時50分、体位交換でうめき声上げるが呼名反応なし。脈拍82回/分不整なく緊張あり。

7時30分にオリーブ油を塗布しようとしたところ、半分開眼状態で異常に気づきバイタル測定。
血圧70/38、脈拍70/分で呼吸音を聴取しなかったため、まず、内科当直医師に連絡すると共に、気道確保してアンビューバッグによる人工呼吸開始。

内科当直医が駆けつけてから心臓マッサージ、昇圧剤、強心剤の投与等の心肺蘇生術を施行したが回復せず。---中略----
7時45分に死亡を確認した。

● −−−−略-----
死亡後、内科・精神科の主治医らに連絡をしたが、それぞれ相手の科が家族には連絡するものとの誤解に陥り、家族への死亡の連絡が遅れてしまった。
----以下略-----

● 小腸穿孔は極めて稀な疾患であり、しかも、その診断は、特徴的症状・所見がないことから大変難しい疾患である。
A子の症状・所見から小腸穿孔を疑うことは出来ない。それ以前に、腸管の穿孔を具体的に疑う事も出来ない。

小腸穿孔を生じた時期は不明である。
しかし2月1日午前9時過ぎの腹部レントゲンに食事の残滓が写っていること、同日11時頃にA子が食べ物を摂取している事などからして、少なくてもこの頃にはまだ穿孔は生じていなかったと考えられる。

これは、小腸穿孔があるのに物が食べられるということは、まず考えられないからである。

途中の略してある部分に付いては今後、いずれ問題になることと思いますので
、その時に別項にて詳しく書く予定です。

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Ver.1.0 1998.2.15 Last updated '98.05.01 : countup '98.05.01