書道芸術入門講座<創作篇>

[ 甲骨文 ]・・・殷 (題一期)
lesson.No.4:[ 古典を生かして・・・隷書・篆書編 ] 98.9.26 up
| NET書道芸術講座 | 白泉書道会主宰 | 講師 望月鶴川 |
■□ 1 ) . 古きを尋ねて
再び古典の中から文字の創世記に近い時代から作品を作るのに面白そうなものから選んでみました
隷書は基本を学ぶ点では当然「禮器碑」「曹全碑」などですが、
造形的な面白さと筆使いの変化を出す意味で下記の2点を取り上げます
なるべくいろんな書体を書いてみることも必要です。。
[ 石鼓文 ]・・・周:374BC・唐蘭説
中国最古の石刻です。
金文と小篆の中間でこれにより篆書書法が確立されました。
1字の大きさは約5センチです。
[ 木簡 ]・・・晉:敦厚出土
竹簡・木簡は字形は自由で筆画は肥、痩、剛、柔等変化に富んで
点画の中には起伏の抑揚があり隷意が見られます。
書いてある内容は法律条文です。
これは篆書、隷書とも蔵鋒を使って変化を持たせます。筆は立てて書いたほうが強い線が出ます。
■□ 2 ) . 臨書から創作までの過程
見本 A:臨書です。形を中心に書きました(形臨ですね)
見本 B:篆書、隷書の特徴を少し強調し、少しだけデフォルメをして見ました
見本 C:見本 Bに作品らしくなるようにちょっとだけ、変化をつけましたが
形態を損ねるほどの大胆さはやめました。バランスの取り方をいれたつもりです。 例えば篆書においては左右の均等に対して、上から下への密と疎、余白の取り方の関係がそうです。
また見本 B、C、の赤く捺してある雅印の配置を見てください。
それぞれ違うところに捺してあります。この関係はどうでしょう
どちらが良いと思いますか?
私ですか・・・それは内緒!!!
見本 A 見本 B 見本 C
○上記2点の解説○
臨書から創作へは上記のようにその書体を良く理解して基本になるべきところをしっかりと把握する事が大切です。
その為には解説などを良く読み、筆の入れ方、走筆法等を考え形の特徴など
その書体を身につけるところから始めると創作に向かった時にその良さが出てくるものです。
又篆書といっても一つだけではありません。
臨書も沢山の臨書があります。それぞれ比較してどのようにその人は捕らえて臨書しているかを考えて見ましょう。
書に関する本が沢山あります、良く読み沢山の知識をいれておいて、自由に使えるようにしたいですね。この創作篇では作品制作にテーマをおいているので、それぞれの古典についての説明は省きますので、自分で調べてみてください。
今回は古典を参考にして篆書・隷書を書きました。
次回をお楽しみに!
予定は11月中旬です。
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