書道芸術入門講座<創作篇>

[高野切第1種]・・・伝 紀 貫之)
lesson.No.5:[ 古典を生かして・・・かな編 ] 98.12.16 up
| NET書道芸術講座 | 白泉書道会主宰 | 講師 望月鶴川 |
■□ 1 ) . かなの美
私達が日常使う文字のかなです。漢字が元になって作られたものですが日本で育ち独特な「かな」として生きています
普通漢字、かなと分けて習いますがかなの良さを漢字に生かす事を考えると、かなも 習っておく必要はあると思います。
日常の手紙などにも役に立ちますので、ある程度は体験して見ましょう
かなにも沢山の名筆があります
高野切1〜3種・升色紙・粘葉本和漢朗詠集・継色紙・寸松庵色紙などの他のも沢山の名筆が残されています。
伝 紀 貫之と書いてある「伝」とは、〜が書いたであろうと言う事です。
今回はその中から「高野切第三種」・・・伝 紀 貫之を取り上げて見ますこの第三種の特徴は字形が整い線は繊細で流麗で良くのびています。
見本は高野切第三種です
見本A 見本B 見本C
見本A−B−Cと拡大してあります。
見本Bを見ると右から左へと字が流れている様に見えますね
しかし全体で捉えて見ると中心をはずしていません
文字の流れ方、連綿に無理がなく、自然に文字が繋がっています
それでは書いてみましょう
■□ 2 ) . 臨書から創作までの過程
見本 A:左右の中心の取り方を見てください。左がバランスのとれているのが分かります
見本 B:高野切に使われている「あ」「し」です。色々ありますね
見本 C:全体のバランスと流れを考えた俳句作品にしてみました
文字を見る時には全体の中の一文字として、またその一文字が全体にどういうふうに 崩し方、配置などが処理されているか見なければなりません
仮名はまずひらがなの一文字一文字から練習をはじめ。
それぞれの形の取りかた、力の入れ具合、流れ、注意深く手本を観察して
その後連綿の練習、作品としての形態を取って行くと良いでしょう
沢山書き沢山見て感性を養う事が大切ですよ!!!
見本 A 見本 B 見本 C
この創作篇では作品制作にテーマをおいているので、それぞれの古典についての説明は省きますので、自分で調べてみてください。
今回は古典を参考にして かな を書きました。
次回をお楽しみに! 次回は調和体を書いてみましょう
予定は12月下旬です。
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