書道芸術入門講座<古典編>
NET書道芸術講座
白泉書道会主宰
講師 望月鶴川

古典
蘭亭十三跋(南宋 趙子昂)東京国立博物館蔵


◆ Lesson 1.【   古典・・・臨書をする  】
★ 臨書とは

◎臨書とは手本を見て書く事を言いますが、通常その手本となる古典は文字の創生からの事を言います。
(現代の人が書いたものは古典とは呼びません)
その臨書の学び方には大きく分けて2つあります。

1:形臨・・・字の形、筆の使い方等を見たとおりに書く事
2:意臨・・・筆意から書いた人の気持ちを考えて書く事


この2つがあり両方とも必要ですが始めは形臨から学んだ方が良いと思います。
充分に形臨を重ねた上で意臨を平行して学ぶと良いと思います


★ なぜ古典を学ぶのでしょうか?

◎創作編の次に古典を取り上げたのは、ただなんの根底になるものが無く書く事も必要ですが、文字としての成り立ちがある以上、その歴史の中での文字を学ぶ事は造形的にも用筆方からも様々な変化があり創作のヒントになり得るからです。
造形的にもいろいろなにも変化があり、その時代を背景にした人の生き方を文字から見るなど、学び方によっては宝の山にもなります。

是非、臨書によって古典を学びそれをご自分の作品に生かして個性ある貴方ならではの素晴らしい作品が出来る様勉強して見てください。


★ 古典講座の進め方と、その勉強法

◎この臨書講座では私が過去に学んできた古典の中から何点かを選び、それを中心に進めていきます。
中にはこれがなぜ入っていないんだろうと思われるのもあるかもしれませんが、
一つ一つ良さを見ていくと限りが無く又解釈によっても選んで良いか迷うので、
独断的に且つ個人的に選びました。
その点をご了承下さい。

進め方としてはわかりやすく楷書・行書・・・と行くべきかもしれませんが、
ここでも歴史的に時代の古い順から進めていきます。
その方が文字の変遷や書風の繋がりが理解しやすいと思います。
勉強方としては始めに書いた形臨を中心に少しだけ意臨も取り上げてく予定です。
これは形臨をする事で用筆方など基礎的な筆使い、形に対する感覚を得るのに役に立ち、 意臨の欠点でもある独断的な判断を防ぎその良さを素直に受け入れていくためです。
又古典の本も沢山出ています。又、沢山の先生方が臨書を発表しています。
それらと照らし合わせて解釈の違いを考えてみるのも良いことだと思います

以上の様に古典を臨書して学んで行く事は、書く事だけでなく鑑賞眼を養う事に繋がり、それが又上達へと進んで行き、書の楽しみがより深いものへと通じて行くはずです。


★ 古典をどのように作品に生かすか

◎このこともよく聞く言葉です。
先生に習って先生の字を書き、そして先生から古典を進められ勉強していても
実際に作品制作にかかると先生の字をそのまま書いてしまう。
今まで習ってきた古典が生きてこない。
古典を臨書する事はそれだけで価値あるものですが、形、筆意、
書くスピードの緩急など学ぶべきは多くありますが、
真似するだけでは中々自分の物になりません。

習った古典をどのように生かしていくか

その為には今まで基礎編・創作編で学んだ創意と工夫が必要になってきます
その辺にもスポットを当てて講座も薦めて行こうと考えています。


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Last updated '99.9.1