書道芸術入門講座<古典編>
NET書道芸術講座
白泉書道会主宰
講師 望月鶴川

甲骨文

[ 甲骨文 ]・・・殷 (題一期)



◆ Lesson 3.【 01: 甲骨文 】

★ 甲骨文とは?

ああああ ◎1番目の臨書は甲骨文です。中国での最も古い文字です。
その名のとおり亀の甲、亀甲すなわち獣骨に小刀のようなもので刻み込んだ文字です。
文字としてもかなり熟成されて幾つかの段階を経てきたことがわかります。
甲骨文は卜辞(ぼくじ)とも言われ骨を焼き、そのひび割れによって、まつりごとや王に関する事などの占いに使っていました。

ここでは詳しいことは抜きにして大昔の文字をまず書いてみましょう
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1:始めは形臨です「車」と「馬」の2文字を見たとおりに書きます。

小刀で彫った訳だから、直線的になりますよね!デザイン文字としても面白いです、何かに使えそうな気がします。
これを彫るのに横線を先に全部彫ってから縦を彫ったと言う説があります。分かる気がします。

2:ここで少し書道をやっている人や、始めての人は「こんな難しいの書けない!」と考えます。難しく考えずに子供が絵を書く感じでいいです。
見たとおり絵そのものですから(^0^)私より皆さんの方が上手く書けそうです。


こう書かなければいけないということもないので、昔に戻って、色紙にでも書いて雅印を捺せば立派な作品になってしまいます


★ 1歩前進します!

おおおお ◎それでは次の段階の意臨です。意味を持たせましょう。
意味がある字なので馬は馬らしく、車は車らしくして見ましょう。
どうですか、少しはそれらしく見えますか? 見えませんね!失敗作でした(^^)まるで辰のおとしごです。

・・・失敗と書きましたが、そこが大切なことなんです。
あなたも失敗と思っていますか?
沢山失敗しながら書いて見ましょう。
失敗と思うというのは、成功がどこかにある訳でその為にいろいろ工夫して書いてみましょう。
甲骨文には造形の面白さが沢山あります。絵になります。
抵抗なく書けるように難しいことは考えず、ここでは文字と遊ぶ気持ちが必要です。後々それがきっと役に立つはずです。


★ ちょっと作品らしく!

oo ◎せっかく書くのであればもっと工夫して書いて見ましょう。
車と馬を作品らしく。 如何でしょうか?
なにか繋がりが見えませんね!

私は直線的な車の動きと馬の流動的な速さを対比させようと思って書きましたが、上手くいきません。
数枚書いてこれに決めました。なんでもっと上手く出来るまで書かないかって!

それはここでは甲骨文を書く事が目的なので深追いは致しません\(^。^)/(言い逃れでした!)


★ ワンポイント上達法・・・01:無心に書く

◎甲骨文ってなかなか習うことってないですよね!それに基準もわからない。
わからないまま書いている内に自分なりに判断が出来るようになります。
その時始めて、人の作品を見て比較が出来、進歩があります。
わからないことは素直にわからないまま勉強するのも必要です。
やらなければいつまでたっても進歩はないわけですから。
・・・えっ!当たり前のこと言うなって!
 その当たり前のことをするのが大切なんです。


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Last updated '99.11.15