人間学アカデミー(第二期)
―自分と社会をつなぐもの

9月21日開講 生徒募集!


更新日 02/07/22(訂正 02/11/04)

 人間学アカデミー(第二期)
    ―自分と社会をつなぐもの
    9月21日開講 生徒募集!

 2001年10月にスタートした連続講座「人間学アカデミー」第一期は、2002年6月をもって、ご好評のうちに全日程を終えることが出来ました。参加して下さった受講生のみなさん、快く講義を引き受けて下さった講師の方々、また、有形無形の支援を惜しまず提供して下さった麻布学園関係者その他の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
 第一期では、「心の意味を問い直す」をメインテーマとして、成熟した近代社会における個人の生き方の問題に原理的なヒントを提供することを試みました。それは、次のような問いに答える形で展開されました。「心」はどのような成り立ちになっているのか、言葉とは何か、「国家」はいかなる仕組みによって私たちの生を規定しているのか、私たちの生の意味を支えている時代条件は何であり、それはどんな危うさを内包しているのか、西欧思想によって未だ深く踏み込まれていない領域は何か、そして、これらを考えるに当たって、どんな世界了解の構えを新たに身につけるべきか。
 いずれの講師にも共通していたのは、「生き方」の規範が絶対的なかたちでは成り立たなくなった現代文明社会の状況を前提として、人間論的な基礎概念を根本から編み直すべきだという問題意識の強さでした。
 このことを踏まえて、第二期では、軸足を少し社会的な視点に移し、合理ではけっして割り切れない人間のあり方、法や国家と個人のかかわり、精神医療の実践的問題、現代思想は日常社会的な生とどこで切り結ぶのか、などをテーマとしてみたいと思います。「自分と社会をつなぐもの」と題したゆえんです。
 私ども主催者は、この講座を「人間学」という名でくくることにいささかの自負を込めています。私どもは、いたずらに「知の最先端」を気取るのでもなく、また刹那的な慰安やノウハウを提供するのでもなく、新世紀を生きる人間にとって何が重要かをじっくりと腰を据えて考えていくための、開かれた思想の空間としてこの講座を位置づけたいと思います。それはまた、多様に散乱した今日の個別専門諸科学・諸思想が、どういう手続きを踏めば、再び私たち個々の実存にとって意味のある統一的な像を結ぶのかという問いに対して、常に自覚的であろうとする態度の表現でもあります。よろしくその趣意をおくみ取りいただき、ふるってご参加下さることをお願い申し上げます。

2002年8月1日
小浜逸郎・佐藤幹夫


小浜逸郎(国士舘大学客員教授、家族論、教育論、心身論)
主要著作:『なぜ人を殺してはいけないのか』『人はなぜ働かなくてはならないのか』
  講義タイトル:身体から社会へ
 
滝川一廣(愛知教育大学教授、精神医学、障害児教育)
主要著作:『家庭のなかの子ども・学校のなかの子ども』『「こころ」はどこで壊れるか』
  講義タイトル:「こころの治療」とは何か
 
橋爪大三郎(東京工業大学教授、社会学、現代思想)
主要著作:『「言語派」社会学の原理』『その先の日本国へ』
  講義タイトル:法と個人
 
呉智英 (評論家 現代思想、東洋思想、マンガ論)
主要著作:『ホントの話』『現代マンガの全体像』
  講義タイトル:不条理なるものとしての人間
 
竹田青嗣(明治学院大学教授、哲学、文芸批評)
主要著作:『意味とエロス』『言語的思考へ』
  講義タイトル:社会思想と現象学
 
佐伯啓思(京都大学教授、社会経済学、社会思想史)
主要著作:『国家についての考察』『現代日本のリベラリズム』
  講義タイトル:新しい国家像をもとめて
 

講座日程
2002年9月21日(土)から2003年7月5日(土)までの土曜日(全18回)。
ただし、会場・講師の都合によって、不定期になっています。(下記全日程参照)
午後3:00〜5:00(質疑応答も含みます)
原則として、各講師が3回連続講義します。
なお、19回目(2003年7月19日)に、全講師参加の卒業シンポジウムを行います。
(費用別途。「*受講料」*の項参照)
 
会場
麻布学園2F特別教室
   港区元麻布2−3−29
(地下鉄日比谷線広尾駅下車徒歩10分
 地下鉄南北線・大江戸線
     麻布十番駅下車徒歩15分)
  Tel. 03―3446−6541
  Fax. 03−3444−2337
  麻布学園:山内修(問い合わせは事務局へ)

  (ページ末尾の地図参照)
 

受講料
1.全講師一括受講(18回、卒業シンポジウム代金を含む)35、000円
*T期に引き続き一括受講されるかたは割引き特典につき33、000円
2.講師3名選択受講(9回)20、000円
3.講師別受講(複数受講可)講師1名につき 8、000円
4.卒業シンポジウム(1回、一括受講者は無料)3、000円

 
定員
1.一括受講50名程度 2.講師選択受講10名程度
3.講師別受講 10名程度4.卒業シンポジウム120名程度

 
申し込み方法、〆切、定員など
下記の郵便振替口座に、「人間学アカデミー申し込み希望」と明記の上、「全講義一括受講」または、「受講講師誰々」とお書き込みになり、必要金額をご送金ください。入金確認後、ただちに領収証と会員証をお送りいたします。
電話、Eメールでのご予約も受け付けますが、ご送金をもってお申込みといたします。

 郵便振替口座 00160−4―39512  人間学アカデミー事務局
  〒273-0105 鎌ヶ谷市鎌ヶ谷8-2-14-102  tel/fax.047-445-6325
  Email:sato-mikio-kiga@msc.biglobe.ne.jp

  申し込み〆切は9月10日、先着順とさせていただきます。〆切当日後、定員に満たない場合は、途中からの申し込みも受け付けます。
 

下記ホームページに、随時、情報を掲載いたします。ご覧ください。
http ://www.ittsy.net/academy/

●全日程(すべて土曜日です)

「身体から社会へ」
 9月21日   小浜逸郎 @
 9月28日   小浜逸郎 A
10月12日   小浜逸郎 B
「『こころの治療』とは何か」
11月 2日   滝川一廣 @
11月30日   滝川一廣 A
12月21日   滝川一廣 B
「法と個人」
11月 9日   橋爪大三郎 @(変更)
12月 7日   橋爪大三郎 @
12月14日   橋爪大三郎 A
 2月22日   橋爪大三郎 B
「不条理なるものとしての人間」
2月15日    呉 智英 @
3月 1日    呉 智英 A
3月15日    呉 智英 B
「社会思想と現象学」
4月26日    竹田青嗣 @
5月10日    竹田青嗣 A
5月24日    竹田青嗣 B
「新しい国家像をもとめて」
6月 7日    佐伯啓思 @
6月21日    佐伯啓思 A
7月 5日    佐伯啓思 B

●7月19日 卒業シンポジウム
「自分と社会をつなぐもの」

滝川一廣・橋爪大三郎・呉智英・竹田青嗣・佐伯啓思・小浜逸郎
会場地図

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