和歌を2首,


from moriさん (2001年08月06日 22:29)

龍子さん,こんばんわ。ご無沙汰しております moriです。
緑象さんのHPへ行ってみました。「これからに期待」という所ですね。
今日は、夏休みボケで頭の回転が悪くなっているので、難しい話ではなく、私の好きな和歌を2首、紹介させてもらおうと思って書き込みます。

@草かげの、名も無き花の名を言ひし、初めの人のこころをぞ思ふ(伊東静雄)
A春の岬、旅の終わりのカモメ鳥、浮きつつ遠くなりにけるかも(三好達治)

解説は野暮かもしれませんが・・・
@の「名も無き花」というのは「矢筈草(やはずそう)」という花らしい、と伊東静雄が言ってます。草かげの、名も無き花を見て、初めて「やはずそう」と、その名をつぶやいた人の心が偲ばれる。
Aの「春の岬」は、西伊豆の松崎あたりらしいのですが、そこから船に乗った三好達治が、振り返ってみた春の岬にカモメが浮いていて(船がすすむにつれ)カモメが遠ざかるという情景です。以上


「矢筈草」

 私は弓道の経験があるので「矢筈」はわかるのですが、「矢筈草」は知りませんでした。あわてて広辞苑で調べてみたら、「支脈が明瞭で、小葉の先をつまんで引くと矢筈状に切れる」とあって納得。なるほど、最初から「矢筈」の形で生えているわけではないんですね。

L.Jin-na


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