純正品のエアクリーナーは、たいてい乾式と呼ばれるタイプで、厚紙のような材質で出来
ています。
これは、チリや埃を通さないと言う面では優れているのですが、当然「チリや埃を通さない厚
紙」ですから吸入効率は良くありません。
一般にアフターマーケットで売られているエアフィルターはコットンやスポンジなどの素材
で出来ていて、特殊なオイルを塗布する事でチリや埃を吸着させる湿式タイプと呼ばれるも
のが主流です。
メリットは、純正のエアクリーナーに比べて吸入効率に優れている点と、純正のBOXをそ
のまま使用するので、低廻転時に吸入ロスが殆どありません。(俗に言うキノコ型のダイレ
クトタイプはここが弱点で、エンジンルーム全体がエアクリーナーBOXになってしまうため、
回転が上がり負圧がかかるまで、低回転のトルクが希薄になってしまいます。)
デメリットというかメリットというかK&NやGREEN,BMC等のフィルターは使い捨てでは
無いので、メンテナンスが必要になってきます。
専用の洗浄液を使い、洗浄・乾燥、新しいオイルを塗布して完成です。
走行条件にもよりますが、5〜8.000キロ毎にメンテナンスをお勧めします。これを怠ると、
チリや埃がフィルター表面に大量に付着してしまい、せっかくの良いフィルターも逆に抵抗に
なってしまいます。
やはり早め早めの点検が一番です。
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