2話 やや遅れた覚醒・・・


ミーサは、一人自室にて、悩んでいた・・・・自分には何が出来るのだろう・・・と、
ミラには古今東西の判断の定石が、ルシカにはサバイバルの技術とそれを実践できる体術が、
ルーラには環境と生物の知識、モニカには素材工学と工作技術・・・・
皆、生き残るための技を持っている。悲しいかな自分には何も無い・・・
だからと言って、肉体的な面を考えると、自分でも目も当てられない気分になってくる。
非力な腕、お世辞にも俊敏とは言えない身のこなし、はっきりいって運動オンチなのだ。
再確認する度に気が滅入ってくる・・・
いったいどうして、自分のような者が、この宇宙船に乗っているのだろうか・・・・
自己嫌悪でうっすらと涙がにじんでくる・・・

涙が一粒落ち始めた時、部屋の自動ドアが急に開いた。
入ってきたルーラの顔が逆光気味に見える(部屋が薄暗かったのね)
ルーラは、ミーサの腰掛けているベッドのすぐ隣に座ると、やさしく言った
「ミーサ、心配しなくていいからね」
「あたし、何も出来ない・・・!」
とっさに、ルーラにしがみついてしまうミーサ。
「ん・・・!!!・・・っっ!」
かなり大き目の胸・・・はっきりいって巨乳を顔に押し付けられ、ルーラは窒息し掛けた。
もがきながらも、胸にめり込んだ顔をやっとの思いで引き剥がした。
「大丈夫だって、指揮担当の私が保証するわ、コードFでもっとも大切なのがミーサだって事を」
ミーサの唇を人差し指て押さえるように言い聞かせる
『抜け駆けかな?・・・ま、いっかぁ・・・』
そのまま、バランスを崩して、ベッドに倒れれ込む二人
「・・・!」
ルーラの唇がミーサのを覆う・・・と、同時にすばやい手先の動きで、艦内制服のボタンが外されたサポートタイプのブラに支えられた、E・・・いやFカップはありそうな胸がのぞく
「ルーラぁ・・・なにを・・・」赤面し、半ベソの一歩手前のミーサ
「私たちしか、いないから・・・」
意味深なセリフが口を衝いて出る・・・手早く艦内制服を脱がしてしまうと、自分の服のファスナーをも降ろす
「ミーサ、貴女には生き残って欲しいから・・・」
覆い被さるように、残った下着を剥ぎ取る。
コンプレックスがあったのだろう、かなり圧縮されていた胸が、弾けるように震え、豊満な(やや過度に)肉付きの良い、色白の肉体があらわになる(ややプランパー?)
おもわず、むしゃぶりつくルーラであった・・・

レズねたと笑うなかれ、これは極限状態に置かれた閉鎖空間では当然ありえる事なのだ実際、女性だけの閉鎖社会には程度の差こそあれ似たような事が起こるものなのだ

ここまで来ると、もう止まらない・・・お互いの体を堪能しあい、体液と体液が混ざり合う・・・
一見異常ではあるが、不安は掻き消えていた


3日後、コードF発動後とはいえ、通常と大差無い日々を送っていたミーサは、疑問を感じていた・・・

「おかしいわ、栄養管理はいつもどおりなのに・・・」

明らかに体重が増えていた。
本人が一番気にしている事である、気のせいなんかではない。
原因は不明だったが・・・


1週間後、変化は顕著に表れていた・・・

艦内制服がキツイのである。といってもウエスト周りはあまり変わっていない
問題なのはその上下であった・・・元からサイズのあったムネと、元から出っ張り気味の下腹のあたり・・・・
明らかにサイズが増えている。太ったというよりは膨らんだような気がする・・・

「妊娠?・・・なんちゃってね・・・まさかね・・・ 私、もとからオナカでてたもんね・・・」

十代とはいえ、社会人であるアストロノーツ、この辺りの「基礎教育」は受けている。
ミーサは、常識に従って自分の発想を否定した


コードFが発令されてから既に1ヶ月・・・

結局の所まだ、住居可能な惑星は見つからない・・・ (そう簡単に見つかるものではない)
生き残りの手段以外に関しては、何の規定も無い「コードF」、むしろ調査報告等の任務が無い分だけプライベートな時間はいくらでもある

「う〜ん・・・アタシだって、そこそこムネには自信あるんだけどなぁ」
以前より二周り以上は大きくなったミーサの胸をさすりながらルーラがぼやく
二人とも一糸纏わぬ姿でベッドの上である。
「カラダ、大事にしなきゃね・・・」
「みんな、優しくしてくれるから・・・」
おずおずと答えるミーサ、実を言うと一昨日はキャウに、昨日の晩はモニカの部屋につれこまれていただけに多少バツが悪い・・・
浮気性なのではない、気が弱く、誘われると断われない性格なのだ
「アタシが一番・・・でしょ?」
ルーラの吐息が首筋にかかると同時に、手が背後から周り、乳頭と秘所を刺激する
「・・・!・・ん・・ふあぁぁぁっ」
背筋に沿って快感が走った・・・

その時である!
ミーサの中で今まで感じた事の無い何かが弾ける感覚があった。
その「感覚」は、雪ダルマ式に急速に増殖し、下腹部で熱い固まりとなったかと思うと圧力を増して・・・

ぷわわわっ!!


突如としてミーサの身体が膨れ上がった!
下腹部・・・正確には子宮が、急激にふくらみはじめた

・・・そう、ミーサの体内インプラント、強化子宮がフル活動を開始したのだった
(正確には子宮以外にも卵巣やその他、遺伝子レベルでのナノマシン改造が加えられている)
彼女の役割は「増殖」・・・コードF発動時に、人類の種を残し増やす担当・・・
ただし、不安定なクローンなんかではない、ミーサの強化子宮は、人間のどんなモノからでも遺伝子を採取し、繁殖する事が出来るのだ。
当然、女性の体液であったとしても、十分に「種」となるのである。
 また、遺伝子採取のチャンスを逃さないために、妊娠中であったとしても、別の遺伝子を宿す事が出来る構造となっている。二重、三重、またそれ以上の多重妊娠が可能なのだ。

「ふああああああぁぁっ!!」

急速に膨張する子宮の内圧が、ダイレクトに快楽中枢を刺激する!
快感は強化子宮のトリガーでありアクセルでもあった、
腹の膨らみ方は、次第に加速度を増してい・・・


 コードFの指揮担当でもある彼女は、実は全クルーの能力を把握している。本来なら可住惑星を見つけた後に繁殖行為を開始するはずなのだが、今回の件は「抜け駆け」しているのである。
やはり、自分の遺伝子を残したいと思うのは生物の本能なのであろう・・・

「あぁぁぁ〜ん」

ミーサのオナカが、どんどん大きくなって行く、ゴム風船が膨らむかのように、ぷく〜〜っと・・・
乳房もその内部に大量の母乳を分泌し始め、自ら生成するミルクの圧力によって巨大化を始める・・・・

「すごいわ・・・これが”コードF計画の切り札”、強化子宮なのね・・・」

妊娠5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、・・・まるで微速撮影をしたフィルムを見ているかのように、ミーサの下腹が成長を続ける。Eカップ、Fカップ、Gカップ・・・乳房もどんどん発育し、張り詰めていく・・・
「うふふ・・・育ってる・・・」
妊娠8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月の臨月!!・・・???
本来、計算通りなら、臨月くらいの大きさで、下腹部の膨張は止まる予定であった。

・・・そう、腹の中身がルーラの子、一人だけであるのならば・・・

ところがミーサの腹は、臨月なぞとっくに通り越し、ガスボンベにつなぎっぱなしのゴム風船のように膨らみつづけてゆく・・・

「え?・・・まだ膨らむのぉ?」
ルーラの表情に焦りの色が見える、
真ん丸く膨らんだミーサのオナカは、すでにパンパンだ、ところが膨張は止まらない

「はぁぁっ!イイっ!!もっとォ!」

巨大な腹を抱えて、ミーサが身悶える、腹の圧力が気持ちいいらしい
その皮膚はテカテカと光沢を放つまで伸ばされている、今にも張ち切れんばかりだ。
実際、この腹を何か尖ったモノで突付いたら、確実に風船のごとく弾け飛ぶであろう

「ひっ!暴走しかけてるっ!! このままじゃ破裂しちゃう!!」
ルーラはミーサの身体を揺すり、頬を叩いた
「ミーサ!!落ち着いて!!このままじゃ危険よ!!パンクしちゃうわよっ!!」


・・・ミーサは、かろうじて、パンクする事だけは免れた

しかし、「小柄でぽっちゃりした食堂のカンバン娘、ミーサ」は姿を消し
「破裂寸前まで膨らみ、人間の原形が判らなくなる一歩手前の超ぼて娘」がそこにいたのだった・・・・

そして翌日、緊急ミーティングが開かれた

− 1話の冒頭シーンへと、続く・・・ −



※後書き(ここまで読む人いるのかね)

 1話で行った、世界観&キャラの紹介に引き続きまして、2話では1話冒頭のシーンへとつながるまでの過程と、その理由について書き連ねてみました。
 ふと思ったのですが、1話に付けた挿し絵CGは、ちょっと”膨らませ過ぎた”かな〜って思っていたりします。アレぢゃマトモに動く事もできませんよね?(笑)
もっとも、作者としては、あそこまで膨らましてしまうと、これ以上膨腹させる「表現」及び「挿し絵」が難しいっていう事もありますし・・・(こっちがホンネ)
 あと、余談ですが、ここのHPの「OMAKE」からのみ進める「隠しページ」ってのがありまして、そちらにミーサについての設定とかがUPしてあったりします。参考までに・・・
ではでは、乱文失礼いたしました〜 m(_ _)m