小学生の一日 


これは少し先の未来の話です。

時は2XXX年、日本が世界の中心になって動いているこの時代。人々の憧れは爆乳ボテ腹スタイルをした女性へと向けられるようになった。
こんな世の中のため、町を歩けば爆腹の女性があふれかいり、雑誌を見たり、テレビをつけたりすればボテ腹をしたアイドルやモデルが当たり前のように出ている。ファッションの話題は常にボテ腹ファッション。よって流行に敏感な若者たちが中心にボテ腹になっている。

この時代の若者のボテ腹ファッションは21世紀の初頭の妊婦がみんな着ていたようなマタニティのワンピースとは違い、お腹を強調し、ボテ腹を見せるような服が主流になっている。だから町には大きなボテ腹を出した若い子がいっぱいいる。なかには、ビキニの水着を着て、町を歩く子や、自分のお腹に絵を書く子さえいる。

しかし、このボテ腹には問題がある。それはボテ腹スタイルになる方法である。
今、法律が許している方法は大きく分けて二つ。一つはお腹に風船を入れる簡易整形手術と妊娠による妊婦になっての二つである。前者の整形手術は風船を入れるので半永久的にボテ腹を維持できるので妊婦になるのとは違うのでみんなこの方法を取りたがる。しかしこの方法には問題がある。手術費用だ。美容整形扱いなので保険が利かず、莫大な費用がかかってしまい、一般家庭には無理なことなのだ。よってボテ腹になりたいひとはみんな妊娠をしてなるのである。とはいえ、妊娠は10ヶ月。しかも理想のボテ腹状態でいられるのはせいぜい5ヶ月程度。そのため大きなボテ腹でいたいために女性は若いときから何度も妊娠、出産を繰り返す。そのため、初産の平均は10歳。

妊娠する方法は性行為での妊娠が中心だが、病院では注射一本で手軽に妊娠ができ、最近では薬局で、自宅でできるものも売られている。このように妊娠が誰でも気軽にできるのがこの時代の特徴となっている。

こういった妊娠のしやすさから一人の出産回数が増え、平均14,5回。性行為以外での妊娠では多胎妊娠の確率が90%を超える結果となっている。しかし、多胎妊娠は大きなお腹を目指す人が多い世の中なので多くの人に受け入れられている。このような状況のため、1世帯当たりの人数が多くなって、大家族が当たり前になってきている。

そのため、小学校を中心に学校教育が見直され、妊娠した生徒も普段通りに学校生活を送れるようになったり、授業内容も改定され、小学生から妊娠や育児についての学んだりと、さまざまな面で21世紀とはかけ離れている。

そこで今回はこの時代の一人の小学生の学校生活を見てみたいと思います。

今回の主役の子は葉月ちゃん、小学生の女の子です。色々といわなければいけないこともありますが、それはさておき、とりあえず彼女のある一日を彼女から伝えてもらいます。


「ほら!葉月、起きなさい!学校遅刻するわよ!」
と遠くのほうから私を起こす声を私はベッドの中で聞いている。

「後10分だけ!」

「そういってどれくらい寝てるの?ほんとに遅刻するよ!」声が少しずつ近くなっている。

「もう少しだけ。」と私はまた夢の中に入っていく。しかし、その夢も叶わず

「ほら!起きなさい!」とベッドのところまで来て起こされてしまった。

「朝ごはん食べる時間なくなっちゃうわよ!」

「はーい!」と眠気眼の目を擦り、私はベッドから起き上がり、そのままご飯を食べるためにリビングへ。

おはようございます!葉月です。ここでとりあえずあたしの自己紹介をしておきたいと思います!
私は今、小学校4年生で、8ヶ月の妊婦をしています。今回が初めての妊娠で、少し不安な気持ちで生活していますが、毎日元気に学校に通っています。
身長は4月の身体測定でやっと120cmを突破したくらい。おっぱいもまだまだちっちゃくって、まだ母乳も出ないから母乳で育てたい私からしてみるとちょっと心配。母乳で育てるのは今の時代だと当たり前のことなのだけど。その点!お腹はおっきくって、初産でお腹に一人しかいない妊婦には見えないってよく言われるの!だからお腹が重くって!日常生活を送るので精一杯!これからまだ大きくなるのを考えると今からイヤになっちゃう!最近、お腹が大きくなってきていくら寝ても寝たりないので、朝はいつもこうやって起こしてもらっています。
家は3人兄弟で、私は末っ子です。ちなみに、6年生のお姉ちゃんと5年生のお兄ちゃんがいます。最近の世の中だと3人兄弟は非常に珍しいですが、それはママの都合でこうなったのです。
ママはいつもあたしたちにこう言います「あたしは自分の青春時代を部活に注ぎたかったの!だから小学生のときにあなたたちを生んどいて、中学生の時からは妊娠しないでずっと陸上。だから周りのうちとは違うのよ!」とママは小学6年の時に私を生んで以来、今でも現役で走っています。そのため、家事は一番上のお姉ちゃんとパパが中心。今、起こしてくれたのもお姉ちゃんです。お姉ちゃんは今、妊娠7ヶ月。2回目の妊娠中。だから家は今、6人家族です。

リビングにはすでにみんなそろっていた。お兄ちゃんはすでにランドセルを背負い、学校に行く準備万端!学校に妊婦が通うようになってから学校の始まる時間が遅くなったからまだ学校に行かなくてもいいのだがお兄ちゃんとかの男子は学校が始まる前に遊ぶため早く行くの!朝はママとパパはテーブルでゆっくりお食事タイム。お姉ちゃんは私のご飯を準備してくれている。お姉ちゃんの子供の瞳はベビーベッドで熟睡中。

「おはよう!」と言いながら私はリビングに入っていく。

「おはよー!じゃあ先行くから!」と朝の挨拶もままならず、お兄ちゃんは走って私の前を通ってさきに行ってしまった。

「やっと起きてきた!早くご飯食べちゃってね!片付かないから!」とお姉ちゃんが朝食を用意してくれた。

私は元気良く返事をして食卓へ。パパもママももう食べ終わるところで、パパはゆっくり新聞を読んでいます。

「葉月、今日は何時に帰ってくるの?」とママに聞かれ、私は

「今日は学校五時間で終わるから早く帰ってくるよ!」

「そう!じゃあ早く帰ってきなさいね!今日、ママも早く帰ってくるから買い物に行こ!そろそろ着られる服もなくなってきたでしょ?」

「えっ!そう?まだ大丈夫だよ!それにお姉ちゃんのだってあるんだし!」

「そんな事いったって弥生だって着るのよ!洗濯大変だし、早めに買いに行くのよ!」

「はぁーい!じゃあ早く帰ってきます!」私は返事をし、そのまま食事をはじめ、ゆっくりとたいらげた。

食べた後は、食べ終わった皿などを台所のシンクの中へ。片付け終わったらそのままリビングへ!毎日の朝の日課、赤ちゃん観察。

赤ちゃんってずっと見ていても飽きなくって、毎朝時間も忘れて見入ちゃうの!それでいつもお姉ちゃんに怒られているんだけどね!

「瞳ちゃんおはよう!今日も元気ですか?」とベビーベッドで寝ているところに歩み寄り、抱き上げ、抱っこした。瞳ちゃんはもうすぐ2歳になり、すごく手のかかるお年頃なんだけどそれはそれでかわいく、いつもかまってるの!
「ほら!葉月!ご飯食べたら瞳かまってないで、着替えて学校行く支度しなさい!」とお姉ちゃんが近づいてきた。

「もうちょっとだけ!」

「だめ!それにこれからおっぱいあげるんだから!ほら!瞳貸して!」と瞳ちゃんを抱き上げ、連れてかれてしまった!

ここでワンポイント講座!今、疑問に思った方!いますよね?2歳にもなってまだ母乳上げてるの?って!実はこれは二つの理由からなっているの!
ひとつは赤ちゃんの問題!赤ちゃんは3歳くらいまでは母乳を飲めば成長ホルモンに影響が出て、成長が早くなるって研究結果をどっかの偉い人が出して、それ以来赤ちゃんが飲まなくなるまで飲まし続けたほうが良いってことになったの!
そしてもうひとつは授乳する親の問題!親って言ってもまだ私みたいな10代の子がほとんど。だから問題も10代の子達の間のことなんだけどね!
その問題と言うのは…本人たちが赤ちゃんに授乳し続けてり、母乳を出し続けたいっていう願望なんだけどね!それにまだ自分たちはまだ子供の部類に入るから子供が子供を生んで、育ててるってことでしょ?そうなるとやっぱ赤ちゃんそっちのけで遊ぶ事もあるじゃない?そりゃたまにならいいと思うけどいつもってなると問題が出てくるでしょ?そうならないように肌と肌のふれあいの時間を増やして、スキンシップをはかるために授乳をしてるの!
まぁそのおかげで町中の若い女の子が行く店の中では授乳ルームが完備されてたり、授乳中の人をいっぱいいたりしてるの!

お姉ちゃんは瞳を抱き上げ、床に座ると、上に羽織っていたジャージを脱ぎ、上半身裸になった。

家の女性陣は朝や夜、お風呂から出たらブラジャーをしないから上着を一枚脱ぐともう裸なの!

お姉ちゃんは妊娠ももう二回は目なのでお腹大きく育っているのでいすに座っているとお腹が邪魔で瞳はうまくおっぱいまでたどり着けないのでいつも床に寝転がるの!寝転がると瞳は自分でお姉ちゃんのおっぱいのところへ行き、自分でおっぱいにかぶりつき、おいしそうにいつも飲むの!私はこの光景が好きで、いつも時間も忘れて見入ってしまいます。

「ほら!葉月!なに見てるの!ホント毎日毎日良く飽きないわね!それとも見てたいんじゃなくって飲みたいとか?」

「えっ?何言ってるの?そんなわけあるわけないでしょ?」

「分かってるわよ!いやなら見てないで早く着替えちゃいなさい!」

「はぁーい!じゃぁね!瞳!」と私は瞳になくなく別れを告げ、自分の部屋に戻って行った。

部屋はお姉ちゃんと瞳と私の3人部屋。もうすぐ5人で住む事になるんだけどね!部屋には2段ベッドが1つと机が2つ。本棚とラジカセ、CDが少しとテレビ、洋服ダンスが1つあるの!

私は部屋に入ってすぐ寝巻きを脱ぐ。寝巻きを脱ぐ前の私の格好は上下おそろいのイチゴ柄のパジャマ。妊娠前から同じの着てたから今じゃこのパジャマちっちゃくなっちゃってお腹が隠れなくっちゃたの!かろうじて胸が隠れるくらい。でも気に入ってるからいいんだ!まずは下から。

学校には制服があって妊婦用のもあるんだよ!もちろん今は妊婦用!妊婦用は普通のものより上着が大きくなってて、ちゃんとお腹が隠れるようになってるの!下は普通のものも妊婦用のもスカート。スカートはお腹の下でとまってて、上着でお腹隠すの。

下はズボンだから手が届く所まで脱いで、後はがんばって脱ぐ!妊婦になってからはお腹が邪魔になってこうゆう作業が大変になってきたの。だから脱ぐのにも一苦労。毎日服と格闘!

スカートをはいたら次は上!上は簡単、パジャマの上のボタンをはずして、ブラジャーをつける。最近はブラジャーもちっちゃくなってきちゃって実はきついの。だから今はちっちゃいブラジャーにおっきなおっぱいをおしこめてるの!でも今日はママが買い物に連れてってくれるって言ったから新しいブラジャー買ってもらうんだ!

ブラジャーを着けたらTシャツ着て、制服を着てお着替え終了。Tシャツはかわいいマスコットが付いてる大きめの妊婦用の.!

着替え終わった私はランドセルを持って、またリビングへ!リビングでは瞳ちゃんが満足そうな顔をして寝ていた。お姉ちゃんは瞳ちゃんが寝てるのを確認して、起き上がり、さっきまで羽織っていた上着を羽織りなおしていた。

「着替えた?じゃああたしも着替えよーっと!」

「うん!じゃあ瞳ベッドに寝かしとくね!」

「うん!よろしく!じゃ着替えてきます!」と言ってお姉ちゃんは部屋から出て行った。私は瞳を抱き上げ、ソファに座った。抱きながら顔を見ると可愛くってなんか和むの!だから少しの間このままでいたんだ!そしたらママが入ってきたの。

「あら?なにしてるの?寝てる赤ちゃん抱きかかえて!」

「だって可愛いんだもん!見てるとなんか幸せにならない?」

「あんた達だってこんな時あったのよ!今じゃこんな大きくなっちゃたけどね!」と言って私のお腹と頭を撫でてきた。

「そりゃそうでしょ!ねぇねぇ!どうだったの私って?」

「どうって?」

「かわいかった?」

「そりゃあ自分の体いためて生んだ子ですから。かわいかったわよぉ!」

「私のその頃の話教えてよ!」

「あら?どゆうかぜの吹き回し?」

「えっと…いや…別にたいした理由はないんだけど、今後のために聞いとこうかなぁって!思ったの!」と言って私は意味ありげに瞳を見た。

「一応あんたも人の親になるんだもんね!よし分かった!教えましょう!ただし!」

「ただし!なに?」と言ったところでリビングのドアが開いた。お姉ちゃんが入ってきたの。

「学校行ってからね!ほら!遅刻するわよ!」と言って私のお腹をまた触り、今度は私の腕から瞳を抱き上げた。

「あっ!ほんとだ!お姉ちゃん行こ!」と瞳をママに預け、立ちあがり、足元に置いておいたランドセルを背負い、振り向いた。

「じゃあね!行って来ます!」と言って寝ている瞳の額にキスをして、お姉ちゃんの元へ!

「また人の子供に手だして!」と言い、私の頭を拳骨で軽くこつんとしてきた。

「まぁまぁ!減るもんじゃあるまいし!気にしない気にしない!」と私は毎度の事ながら舌を出してかわいく答えて見せた。

「あんたがいくらかわいく見せったって、私には効かないの!ほら!そんな事しないで行くわよ!」といって今度は背中を押され、リビングから出ていき、

「行ってきまぁーす!」と2人で元気良く玄関を飛び出した。


―道―

家を出ると外は私達の様に登校しようとする子達で一杯だった。そのほとんどは女の子で、お腹を大きくしてる子や赤ちゃんを連れた子ばっかりだ。男の子はもう学校に行っちゃてる子がほとんど!たまにいる男の子はマイペース組かカップルだけ。まぁまれに何でもない普通のがぽつっと混ざってるけどね!

この時代では生後3ヶ月までは一緒に学校に連れっててもいい事になっている。そのため学校の教室には生まれたばかりの赤ちゃんとその子の親である生徒が一緒に授業を受けている。だから授業中に赤ちゃんが泣いて授業にならないときが多々あるの!とは言ってもこの時代の学校での授業の形態は変わり、毎日行く学校では必要最低限の事を教わり、他の勉強はしたい人だけ学校の特別ルームでロボットと1対1で個別に行うことに成ってるの!だから普段の授業にはあまり重点を置いていないので赤ちゃんに邪魔をされたところで何の支障もないの!それにこの時代は人口がすっごく多いから1クラス当たりの人数がすっごく多いから元々授業中うるさいの!だから赤ちゃんがいてもいなくっても結局の所変わらないんだ!

私たちはいつもこんな光景を見ながら二人で登校するの!もちろん学校が近くなったら2人ともお互いの友達と合流するからそれまでなんだけどね!

「さっきママと何話してたの?」

「うん?内緒!って言っても内緒にするほどのことでもないんだけどね!実はママに私が瞳ぐらいだった頃の話聞きたいなぁっておもって質問したの!」

「なるほどねぇ!それで学校から帰ってきてから!って言ったのか!」

「そうゆうこと!お姉ちゃんはママに聞いたことある?」

「私?私はないよう!でも面白そうねそうゆうの!私も一緒に聞いてみようかな!」

「そうしなよ!私もお姉ちゃんの時の話聞きたいし!」

「よし!じゃあ今日帰ったら二人でお互いのこと聞こっか!」と言われ、私は笑顔でうなずいた。それを見たお姉ちゃんもうなずき、

「じゃあ今日は葉月の方が早いんだから先に帰って、聞かないで待っててね!」

「了解!あっ!あれは南さんだ!お姉ちゃんほら!行ってきなよ!」

「あっ!ほんとだ!じゃあ約束したからね!」と言ってお姉ちゃんは南さんの方へ行ってしまった。

南さんとはお姉ちゃんのクラスメイトの一人で、仲のいい友達の一人でもある。南さんは臨月を迎え、もういつでも出産できる状態でいる。臨月とゆうこともあり、お腹が私やお姉ちゃん、周りの人と比べても明らかに違う次元の大きさで、大きいお腹が当たり前になってきたこの時代でも驚くくらい大きいの!
今回が3度目って聞いていたけどそれをかみしても大きい!すっごく歩きづらそう!でも顔は幸せそう!母親の顔って感じですっごく穏やかなの!でもそんな顔しててもすっごい顔が幼いの!顔だけなら低学年に居てもおかしくないよ!お姉ちゃんと並ぶと余計に幼く見えるの!だってお姉ちゃんは20歳って言っても多分通じるくらい大人に見えるんだよ!顔に似ておっぱいはすっごくちっちゃいの!私のほうが大きいかも!だからお腹と対比するとおっぱいと顔がアンバランス!まぁそれが男性にはうけるらしくって!お姉ちゃんの話だと街を普通に歩くだけでナンパされまくってるらしいよ!
羨ましい!ってお姉ちゃんに言ったら、実はこの話には裏があってナンパしてくる男の人は大体が中年のおじさんで、年が離れすぎちゃってるらしいよ!おじさんうけがいいらしいよ!さすがに年が離れすぎてるから無視らしいけど!向こうはOKしてくれると思って声かけてるのかな?なんも知らない私からすると不思議でしょうがないんだけど!

私はお姉ちゃんと別れ、一人で歩くことに。とは言ってももう学校の近くまで来てるのでふと周りを見渡して、目を凝らせば、友達が………いた!

私はやっと見つけた喜びを抑えつつ、ゆっくりと抜き足差し足忍び足でその友達に近づき、後ろから飛びついた。もちろんお腹に気をつけてだよ!

「わっ!!!」

「えっ!なに?」と私が飛びついた相手はビックリしてこっちを振り向いた。振り向いた拍子にお腹とお腹がぶつかっちゃったの!

「痛っ!だれ?」と聞かれ、私は

「私私!葉月!」

「あっ!葉月ちゃん!おはよう!」

「おはよう!ねぇ!一緒に学校行こ!」と言って私は相手と腕を組んだ。

「うん!もちろんOK!」と相手の子は組んだ腕の方の手を自分のお腹に当てた。

この相手とは同じクラスの友達で、仲良しグループの中の一人、加奈ちゃん!妊娠6ヶ月で私と同じく初めての妊娠!だからお互い気が合ってなおさら仲良いの!

「加奈ちゃん、今日は彼氏と一緒じゃないんだ!」といつも一緒に居て、道端でもいちゃつくくらい仲の良い加奈ちゃんの彼氏が今日は居ないのに気付いて聞いてみた。いちゃつくって言っても彼氏が加奈ちゃんのお腹触ったりするくらいだけどね!おっきなお腹だから触りがいがあるみたい!

「あんな男の話しないでよ!それより葉月ちゃんのお姉さんどうしたの?あたし結構ファンなんだけど!」と言って話の腰を折られてしまった。多分ケンカでもしたんだろう触らぬ神にたたりなし。ここは加奈ちゃんの話に合わせることにした。

「先に友達といっちゃったよ!ほら!あそこ!」とお姉ちゃんを指差した。

「あっ!ほんとだ!いいなぁ葉月ちゃん!」といきなり言われ、何のことかと思い

「えっ!なにが?」と聞き返した。

「お姉さんのことだよ!あんなきれいなお姉さんが居るなんて羨ましい!」

「あぁ!お姉ちゃんの事か。そりゃ私の自慢のお姉ちゃんだもん!」と私は大きなお腹を突き上げ、自慢げに答えた。この時代は妊婦が自慢する時なんかはこうやるの!

「ほんと羨ましい!ねぇ!今度遊びに行っていい?」加奈ちゃんはもう一方の手で私のお腹を触りながら聞いてきた。

「うん!もちろんいいよ!」私も負けじと加奈ちゃんのお腹を撫でながら答えた。

「やった!じゃあ生まれる前に行かないと!生まれてからだとあんまり遊べないらしいし!まぁそれはしょうがない事なんだけどね。」と自分のお腹をなで、お腹の中の赤ちゃんに話しかけるように言ってきた。

「子供生まれても遊びまくれるから平気だよ!子供連れ歩けばいいんだし!美香ちゃんなんか見てみな!子供連れて、街中歩き回ってるじゃん!」

「まぁね!でもあの子の行動力はもとから凄いから!」

「それもそうだね!」と言って2人で笑ってしまった!すると後ろから声がして、

「なぁに2人で笑ってるの?」と言われ、振り返った。するとそこには赤ちゃんを抱いた美香ちゃんが!それを見た私と加奈ちゃんはお互い目を合わせ、今度はさっきよりも大きな声で笑ってしっまった。

「今度はなに?ひどいんじゃない?人の顔見て笑うなんて!」と美香ちゃんを怒らせてしまった!笑ってた私達は慌てて美香ちゃんに

「ごめんごめん!そんなつもりじゃなかったの!ただ、今、丁度美香ちゃんの話してたところで!いきなり美香ちゃんが来たからタイミングが良すぎて笑っちゃっただけなの!」と2人でお腹を抑え、弁明。頭下げる時にはお腹が大きすぎてバランスが悪くなりすぎて前につんのめっちゃう可能性があるから守るのもかねて一応手を置くの!

「ほんとに?それだけ?」と美香ちゃんが私のお腹に触りながら念を押して聞いてきた!私達はまた2人そろって

「ほんとにほんとだよ!それだけ!」と私たちも念を押して答えた!

「2人してそこまで言うんなら信じましょ!ねぇ!そんなことより、今日の授業楽しみじゃない?」今度は加奈ちゃんのお腹を撫でながら言ってきた。

「あの男女別でやるやつでしょ?あたしも楽しみ!」加奈ちゃんは美香ちゃんの子の顔を指でつんつんしながら言った。

「私も!今日は何やるんだろ?前は…なんだっけ?」

「なに!葉月もう忘れたの?」美香ちゃんはビックリして子供を落としそうになっちゃって、子供を慌てて加奈ちゃんが抱き上げぎりぎりセーフ!私もそのこうけいにびっくろしちゃって止まってたんだ!

「うるさいなぁ!忘れたものはしょうがないでしょ!ねぇ!なんだっけ?」3人が3人とも落ちついてからまた話に戻ったんだけど!

「そんなんでよく母親になろうと思えるわね!この前の時は赤ちゃんへのおっぱいの上げ方でしょ!」と赤ちゃんが加奈ちゃんの所にいるから空いた手で身振り手振りで教えてくれた。

「あぁね!思い出した思い出した!すっごくきれいなモデルさんが来て、前に出て、一緒にうちらの生徒の中からも丁度赤ちゃんと来てた子達で授乳したのでしょ?」とまた自慢げにお腹を突き上げて言った。

「えらいえらい!よく覚えてました!」と美香ちゃんが私の頭を撫でる代わりに私のお腹を撫でてきた。

「よかったぁ!覚えてて!」と美香ちゃんの手の上に手を置いて一緒にお腹をなでた。

「ほんとに良かったわね!母親失格にならなくって!」と赤ちゃんを抱いて、あやしながら加奈ちゃんが言ってきた。

「別にそんなの忘れてたっていいじゃん!」と私は半ばキレ気味に答えた。

「良くないでしょ!子供育てるのに必要でしょうが!」

「そうだよ!そうゆうことからしっかり覚えてくの!」と2人に責められちゃったの!2人に責められちゃったから逆にちっちゃくなってしょんぼりしちゃった!

「ほら!めげないでよ!そうやって落ちこんじゃうとお腹の赤ちゃんに悪いでしょ?ねっ!」と加奈ちゃんは赤ちゃんに話すように私に言ってきた。

「落ちこんでないもん!人を子供扱いしないでよ!」

「分かったよ!あっ!こんな時間!じゃぁあたし先行くね!その子いると走れないから連れて来てもらっていい?」

「うん!いいよ!じゃぁまた教室で!」この言葉を聞いて安心した美香ちゃんは走って行ってしまった。

学校は5ヶ月以上の妊婦、生後1ヵ月未満の子供を連れて登校する女子そして残りに別れて登校時間の差が出てくる。ちなみに美香ちゃんの子は生後1ヶ月。だから普通の生徒よりは遅れても平気だからゆっくりなんだけどそれでもこの時間は間に合わないから子供だけ置いて、走って行っちゃったの!

さっきっからみんながやっている妊婦の子のお腹撫では一種の挨拶!妊婦のお腹を撫でる!若い子の間では当たり前のことなの!学校なんかだとみんなのお腹触りまくり、みんなに触られまくり!

私達は美香ちゃんが行った後、交代で赤ちゃんを抱っこして、話しながらゆっくりと学校へ。


―学校―


学校の前まで来るともう周りには妊婦の生徒ばかり。妊婦以外の生徒はもう授業中だしね!学校からは授業をする先生の声と所々から聞こえる赤ちゃんの泣き声が入り混じったいつもの音が聞こえている。

私達は正門から校内に入った。今日はよく晴れているので校庭内ではいくつかのクラスが外に出て体育の授業をしていた。まだこの時間の授業は男子がほとんど。だから今はよく動く、サッカーとか野球なんかのスポーツを中心にやってます。

私達は校庭の授業を尻目に、校舎の中へ。校舎内は昔はもちろん土足厳禁だったんだけど今は私達のような妊婦の為に土足で入れるようになったの!しかも妊婦への配慮はここまでにとどまらず、エレベーター、全教室にエアコン完備……etc妊婦にとって快適な学校生活が送れるようになっている。昔から見ると多分充実しすぎてるくらいだと思う!でも今から見るとまだ欲しいものがあるんだけどね!まぁそれはさておき話してるうちにエレベーターのって、廊下歩いて教室着いちゃった!


―教室―


教室ではまだ前の授業をやっていて、もちろん普通に入ると授業の邪魔になるから後ろから静かに入る。後ろといっても教室はすっごく大きいの!ちなみに1クラスの今の人数は50人!もちろんもっとはいる大きさなんだけど赤ちゃん連れて来たりしちゃうと狭くなっちゃうし、私達みたいな妊婦いるとお腹が出てて、広さ取っちゃうからそうなると余計狭くなっちゃうから余分に広くなってるの!

教室の後ろのドアを開けるともうそこには妊婦の生徒が来ていた。

「おはよう!」少し小さな声で2人してみんなに言った。するとみんなからあいさつが返ってきた。

教室の中は妊婦達みんなが1ヶ所に集まってなにやら話をしていた。もとから妊婦の人数が少ないから仲良しグループでいるってことはこの時間はあんまりないの!私たちも荷物を置いてその中に入ったの!もちろん赤ちゃんは抱いたままだよ!

「何話してるの?」と話しかけ、私は輪の中へ。

「うん?あぁ葉月!今ね!比奈ちゃんが持ってきた占いの本でみんなで占いしてるの!

「なに占いの本?」と今度は加奈ちゃんがのぞき込んで聞いてきた!

「妊婦のお腹で見る爆腹占い!今、話題になってるじゃん!」と言って私達に本を渡してくれた。私は赤ちゃんを抱いているので加奈ちゃんが本を受けとり、加奈ちゃんがめくってくれる本を2人で一緒に読んだの!

この本によると、この占いとは!読んで字のごとく妊婦のお腹の形を見て判断する占いなんだって!最近はいろんな占いが増えてきちゃってなにが何だかわかんない状態!まぁ新しいのが出るたびにチェックして、流行に流されちゃう私も悪いんだけどね!

2人で一生懸命本を読んでたら前のほうで授業が終わる声がした。私達はその声を聞いて初めて本から目を離し、そのまま本を持ち主に返した。そして丁度その頃前の方から授業を終えたばかりの美香ちゃんが急いでかけつけてきた。

「ごめんね!押し付けちゃって!泣いた?」といって、赤ちゃんを抱いてる私の方に詰め寄ってきた。

「全然平気だったよ!おりこうさんに寝てました!」と言い、私は美香ちゃんに赤ちゃんをバトンタッチ!

「ほんとに?よかった!」などと3人でこの休み時間の間ずっと話していた。

あまりに夢中になりすぎて、チャイムの音に気付かずにずっと話したものだから先生が教室に入ってきてやっと授業だって気付いたの!慌てて自分達の席へ!

この時間の授業は算数!ちなみに私は算数が苦手なの!だからこの授業はいっつも憂鬱。ボケーっとしながらお腹をなでて、たまにノートを取る!そんな感じでいつも授業受けてるの!

で、今日もいつもの様に暇してたら赤ちゃんが泣き出したの!そしたら待ってましたといわんばかりに周りの子も泣き出してもう大変!赤ちゃん連れて来てる子達はみんな大忙し!赤ちゃんは自分の所にベビーベッド持ってきて寝かしてるから泣いたとたん抱き上げ、とりあえずあやしたり。今は5人くらいしか赤ちゃん居ないからいいけど6年生のクラスだといっつも10人くらいいるらしいからもっとうるさいらしい!それを考えたらましな方かな?もちろん授業は一応続いてるんだけどみんな集中できないでいる。もちろん私は最初っからしてないんだけどね!

赤ちゃんのあやし方は人それぞれ。自身を持ってあやす人も居れば自信なさげにあやす人もいる。美香ちゃんの所はというと…泣いてる子供を抱き上げ、後ろへとそそくさと歩いて行った。後ろは授業中は授乳スペースとなってるから多分授乳に行ったんだろう。それを見た他の子も一緒になって後ろへ。これでとりあえず静かになり、授業再開!でも私は集中できるわけもなく、後ろばっかり気になって、私はついに立ちあがり静かに後ろの方へ。妊婦はおしっこが近くなるから授業中でも黙って後ろからトイレに行くことを許されているの。

後ろに行くと何人かの子が上着の前を開けて、子供に授乳してるところ。

「葉月どうしたの?」何人かの子が声を掛けてきた。

「トイレに行く振りして抜けてきちゃった!だって算数いやなんだもん!」と舌を出してぶりっ子して言っちゃった!

「あぁー!いけないんだぁ!」とみんなに言われちゃった!私はいたたまれなくなってそそくさとみんなの前を通ってそのままトイレに直行しちゃった。

トイレに入ると5個あるトイレが全部閉まってて、待つハメに、授業中だけどこんなに混んでるのはやっぱり妊婦が多いから。妊婦はどうしても大きなお腹が暴行を圧迫しちゃっておしっこうが近くなっちゃうから授業中でもトイレは一杯なの。そうこうしてる内にトイレが空いたから私はその空いたトイレに。トイレは妊婦の生徒のことを考えて全部洋式。さっさと教室に帰らないといけないから私は個室に入り、かぎを閉め、スカートに手をかける。スカートとパンツを自分の手の届く所まで下ろし、そのまま便座に腰掛ける。下の方はお腹が出てるからもう見えないの。それがチョット不便。すぐに用をたして、すぐに手を洗ってトイレを出たの。

トイレを出たら隣のベビールームから聞きなれた声が。覗いてみるとそこにはさっき教室の後ろに居た香だ。

香は生後2ヶ月の赤ちゃんのママで、うちのクラスの委員長やってる子なの!

「委員長オムツ換え?」

「あっ!葉月!そう!お尻の臭いかいだらくさいんだもん!道理で泣くはずよ!」

「そりゃそうだ!」と言って私はベビールームに入り、香に近づいた。

「このまま休み時間まで話さない?」と教室に戻りたくないので提案してみた。まぁクラスの委員長相手に言っても無駄なことは分かってるんだけどね!

「いいよ!」

「やっぱダメだよね…。っていいの?」私は帰ろうとした体を翻し、聞きなおしてしまった。まさかOKするとは思わなかったから。

「いいよ!」香は慣れた手つきでオムツを代え、そのまま赤ちゃんを抱き上げ、いすに腰を下ろした。私はお腹を抱えながらよたよたと歩いて、香の隣のいすに腰掛けた。

「ねぇ!じゃぁ1個聞いていい?」

「ええ!どうぞ!」と香は笑顔で返してくれた。

「最近みんなに聞いてるんだけど…なんで赤ちゃん産もうと思ったの?」

「えっ!理由?理由か…。あんま深くは考えたことないなぁ。そうゆう葉月は?どうして妊婦になりたいって思ったの?」

「私はね…単に子供が欲しかったし、それに教室で聞いちゃったんだけど…山崎君って妊婦さんが好きらしいの!だからなっちゃった!」

「へっ?山崎君ってあの山崎君?そういえば葉月って山崎君のこと好きなんだっけ?それだけのためになったんだ!すごい!」

「えっ?そうかな?」

「そうだよう!女のかがみ!って感じかな!」

「そこまで言われると照れるなぁ。」と言われ、照れ隠しで自分のお腹を撫でた。

「でっ!その効果はあったの?」

「実はまだ。」

「そうなんだ。でもだいじょうぶだよ!すぐいいことあるよ!」と言って今度は香が私のお腹を撫でてきた。

「だといいんだけど。」私はうつむき、お腹を見ながら、また撫でた。

「なんかかわいいなぁ!葉月!このさいだ葉月だから話しちゃおっかなぁ!」

「えっ?なにを?」

「さっき聞いてきたでしょ!妊娠して子供を産んだ理由よ!」

「えっ?だってさっき特にないって。」

「さっきはね!さっきは内緒にようかと思ったけどやっぱしはなす!葉月に秘密にしたくないもん!実はただお姉ちゃんの真似がしたかっただけなの。」

「香のお姉ちゃんってたしか…モデルさんだよね?」

「うん。雑誌とかの。」

「私でもよく見るよ!人気だよね!」

「うん。だから自慢なの。」

香のお姉さんはフリーのモデルさんで雑誌の表紙を飾ることもあるくらいの人気のモデルさんなの。モデルとして人気なのは理由があって、それはメイクテクと服の着こなし術。雑誌にメイクテクのコーナーを持ってみんなに紹介したり、服の着まわし方とかのコーナー持ったりしてて若い子のカリスマになってるの。だから妊娠してないと仕事は来ないって言われるこの時代なのに妊娠してなくってもモデルの仕事するくらい売れっ子なの。

「でもお姉さんってお腹おっきい時じゃなくってもモデルの仕事してるじゃん!それなのに妊娠するのとどう関係あるの?」

「私が言いたいのはモデルの仕事の方じゃなくって普段の生活のことなの。お姉ちゃんってやっぱ忙しいの!でもね!お姉ちゃんはいっくら忙しくっても自分の身だしなみと子供の世話はちゃんと自分で全部するの!えらいよね!忙しい仕事しながら自分でやるんだもん!そうゆう姿見たら尊敬しちゃってモデルの仕事はできないまでも子育てはしてみたいなって思ったの。」

「なるほどねぇ!それ分かるな!」

「えっ?」

「ほら!うちもお姉ちゃんいるじゃない?お姉ちゃんてうちの家事ほとんどやって子供の世話もちゃんとしてるのね!そうゆうの見て私もあぁなりたいって思ったもん!」

「そっかぁ!葉月もおんなじか!」と香はまたお腹を撫でてきた。お腹を撫でられてると丁度チャイムが鳴った。

「あっ!授業終わった!」と2人同時に言って立ちあがった。もちろん香は赤ちゃんを抱いたまま。2人は1度顔を見合わせ、そのまま教室へ帰りました。

教室ではもう授業が終わっていた。次の授業は男女別で男子は外で体育、女子は中で特別授業。だから男子は着替えをして外に行く所だった。女子は何ヶ所かに固まって話をしていた。私は香と別れ、いつも固まっている集団の所へ。

この集団はいつも5人で行動していて、今は私が居ないから4人。私を含めると現役妊婦は3人、後の2人の内一人は赤ちゃん連れ、もう一人はまだ妊娠すらしたことのない子なの。今は妊婦の子の一人が座ってその横に赤ちゃん連れで来ている子。その横には妊婦の子が座りその体をまたいで後ろから抱くようにもう一人の子が座っていた。妊婦の子を後ろから抱き、妊婦の子の代わりにお腹に手を置き、お腹を撫でていた。撫でている方が男だったらいやらしい光景だけど女の子同士だからほほえましい光景にしか見えない

「なぁにいやらしいことしてるの!」と言って、近づき、側にあった空いている椅子に腰掛けた。

「いやらしくないよ!」と2人いっぺんに言われてしまった。しかし後ろの子の手はまだお腹を撫でていた。と言ってもこの時代女の子同士のじゃれ合いの1つとして確立された行為なんだけど。私も妊娠する前は妊婦の子の後ろに回ってよくやってたし、今は今でやられる側にいる。ほんとはやりたいんだけど自分のお腹があるし、それに誰かのをやろうとしてもお腹が邪魔で相手の子のお腹に手が届かないしね!

そんなこんなでまた次の授業が始まるまでおしゃべりしてたの!でも今度はちゃんとチャイムがなったらみんなで自分の席へ。

少しすると先生が大きなお腹を揺らし入ってきた。後ろには同じ様な体型のみ知らぬ人が3人入ってきた。

委員長の号令。みんなが挨拶終わるのを待ち、先生が授業を始めた。

「はぁーい!みんな!こっち注目!まずはみんな気になってると思うから今日の特別講師のお三方を紹介します!右から本田さん、上田さん、小野さんです。」と紹介され、前にいる3人は順番に頭を下げていった。「ではみなさん今日やることを説明します。今日はみんなで前にいるこの人達と一緒に妊娠後期の体の勉強をしたいと思います。じゃぁ3つの班に分かれて!」といわれ、好きな様に固まり、教室の前の方に固まった。

「みなさん別れましたね!じゃぁすいませんが1つの班に一人ずつ行ってもらってよろしいですか?」3人はうなづき、それぞれ班の前にお腹を揺らしながら歩き、ついた。その間に先生はみんなにプリントを配った。プリントにはいくつかの質問とそれを書く所。それに今日の感想を書く所があった。

「みんなプリントいった!じゃぁ班ごとに用紙のオモテの質問を書いて下さい。」

プリントのオモテにあった質問は見た目についてだった。名前と班の所に来た人の名前、その人を最初見たときの予想したその人の妊娠週など見た目の情報の整理ができるようになっている。私の班に来た人は小野さんで、私は見た目で妊娠33週の4つ子がお腹の中にいると思った。

「はぁーい!みんな書けた?書けたら裏返して、じっとしててね!」といわれ、みんな言われた通りにした。「みんな書けたね!じゃぁ次!すいません!特別講師の方、洋服脱いでもらえますか?」と言い、3人はうなずき、言われた通り前で服を脱ぎ出した。

この時代は小学校の内から妊娠や出産、子育てなどの基本的な事を勉強する。もちろんこれは教科書を見るだけでは済まさず、今日のように実際に勉強する予定の人を集めて、実物を見て勉強する。

班に来た人はパンツ1枚になり、机の上に寝転がった。その裸はきれいで見とれてしまった。すると前で手をたたく音が。音のする方に目をやるとそこには特別講師の人達と同じ様にパンツ1枚になった先生が。先生の体は講師の人達よりももっときれいな体をして立っていた。

「はぁーい!みんな!注目!先生でも講師の方でもいいからよく見てね!」と言って自分の裸を指で指しながらさまざまなことを教えてくれた。私は言われたことをメモしながら講師の人の体を見たり、直に触ったり、時にはおっぱいを揉むように触ることもあった。

「葉月!自分の触ったら?あんまり変わらないでしょ?」

などと冗談も出てくる。こんな授業の雰囲気だけど皆まじめだった。近い将来確実に経験することだから。

私がおっぱいを触るとおっぱいの先からは白いものがにじみ出てきた。小野さんは

「母乳よ。それ!と言ってもあなたはもうでると思うけど。誰か舐めてみたら?」

私は首を振り、断った。しかし隣に座っていた妊娠経験のないまなとゆう子が「私が舐めてみてもいいですか?」好奇心の塊だ。小野さんはうなずきその子を手招いた。まなは喜んで近づき、身を乗り出し、小野さんのおっぱいから流れ出ていた白い液体をぺロッ!とひと舐め「甘い!」この一言で周りの皆の顔がほころび、その後の会話が楽しく、スムーズに進んだ。

話していくうちにプリントに書いてあることを中心にいろいろなことを質問した。その結果、小野さんは19歳で、今、学校の先生になるために大学に通ってるんだって!今回が5回目の妊娠で、まだ妊娠4ヶ月。こんなにお腹が大きいのは六つ子妊娠したからだそうだ。道理でお腹が大きいわけだった。母乳が出たのは9ヶ月の子供が飲んでるんだって!

「あなたは何ヶ月?」と小野さんはみんなに聞き。

私は「8ヶ月なんです。」と笑って答え、みんなも同じくそれぞれ笑って答えた。

すると何処からともなく赤ちゃんのなく声がした。みんないっせいにそっちを向く。香の子だった。もう1人の。香は初めての妊娠で三人の子を身ごもり、無事産んだの。もちろん学校には3人全員連れて来ている。うちのクラスでは香と後一人しか二人以上の子を連れて来てはいないけど。上の学年になると妊娠も何回も経験した人がいて、1度の妊娠で何人も出産するから何人も引き連れて登校してくる。

香は泣いている子を抱き上げ、後ろに行こうとした。すると先生をはじめ、みんなして

「ここで世話したら?男の子いないし。」と先生からの救済措置がでた。

「えっ!でも多分お腹すいたんだと思うだから…。」と言葉を濁した。

「なに!岸本さん!私や特別講師の方は服脱いでるのに自分は後ろ行くの?そこで上げちゃいなさい。」みんなから笑い声がこぼれた。

「ですよね!」と言い、香はまた座った。香は思いきり上着をまくりあげた。すりと服の下からはおっきなおっぱいが出てきた。しかし、すぐに抱いていた赤ちゃんがおっぱいに食いつき、見えなくなった。クラス中に赤ちゃんがおっぱいを吸う音が響いた。

「あの子、子供何人連れて来てるの?」

「3人です。」

「ふぅーん!三つ子かぁ。」と言ったように最後はたわいもない会話とチャイムで授業は終了した。授業終了後は特別講師の人と先生はすぐに着替え、外に出て行った。その時はまだ香はおっぱいを上げ終わっておらず、授業の終わる号令とともに慌てて香は後ろに移動した。

そのすぐ後、外にいた男子が教室に入ってきた。男子は子供っぽいからすぐに今までの授業の事を聞いてくる。もちろん全部話せないし、女子全部が同じ気持ちだった。その辺はまだ女子も男子も子供だった。

この授業の後は、楽しみな給食!給食の時間は座席も関係なく好き勝手に座って食べる。今日の給食はカレー!昔からの定番メニューだけどいまだに人気がある。私も大好きだ!でも最近は食べるのはあんまり得意じゃないの。お腹がおっきくって机までが遠いから食べるの大変なの。

給食が終わると私を含む妊婦軍団はもう学校放課。お腹の中の赤ちゃんが一番大事だから1日の授業は一番遅く来て、一番早く帰れるの!まぁそれももうそろそろ終わりなんだけどね!

下校途中の道路は時間が時間だから妊婦の小学生ばっかり!私もその中の一人だけど!

学校からは同じ年の子達と一緒に帰る。来る時とは違ってにぎやか!妊婦がかたまってるから蟹股歩きばっかり。横に体を揺らしながら歩く。もちろん!みんなお腹がぶつからない様に慎重に!走ってる子なんているわけがない!というのは冗談。私をはじめ、年相応の動きで、走り回っちゃってる。


道の途中でお姉ちゃんと合流し、友達と別れ、家に着いた。

家には誰もいなかった。

「そう言えば、龍彦は?迎えに行ったんじゃないの?」龍彦ってのはお姉ちゃんの子供だからね!

「携帯にママが迎えに行くってメールが入ってたから。」と言ってお姉ちゃんは家の中へ。「誰もいないみたいだよ!龍彦もいないし。」

「ママが練習場に連れてったんじゃない?晩御飯作って待ってよ!」

「そうね!でもそのためには買い物に行かないと!」

「家にあるのじゃ作れない?」

お姉ちゃんは台所に行ってあたりを見渡し、冷蔵庫も見て「無理かな。ほら!着替えて!買い物行くよ!」と台所から出てきたお姉ちゃんは私を追いやった。

私は着替えるために自分の部屋へ。今日は近所に買い物に行くだけだし、と思い、私はジャージに着替えた。ジャージを腰ではき、上はだぼっとしたのでお腹を隠す様に着た。たまにはお腹を隠して、外に出ることにしたの。とはいえ、私のお腹が服で隠れたぐらいで分からなくなるわけでもなく、お腹は力一杯飛び出ていた。

リビングに行くとお姉ちゃんはお財布を持って私を待っていた。お姉ちゃんの格好はよく見ると、私の着ているジャージの色違いだった。

「あっ!葉月!それ着たんだ!私と一緒に買いに行ったやつ!ペアルックになったじゃん!」

「うん!やっぱり私達って仲良いもんね!」

私達は腕を組んで、家を出て、買い物へ。

買い物に行く途中、公園があり、公園では子連れのママがいっぱい居て、笑い声が聞こえた。私達はその中を横切って行くのがいつものスーパーへ行く道の近道となっていた。そこで今日ももちろん横切った。

公園の中をゆっくりとあたりの風景を見ながら歩いていると井戸端会議をしていたママさんグループの一人から声を掛けられた。2人して、声のした方を向くと小走りで駆け寄ってくるひとりの女の人が。いとこの茜ちゃんだった。

茜ちゃんは近所に住んでる大学生。この時代では女の子が大学に行くのは珍しいこと。1人暮しをしてるからよく家にご飯を食べに来る。家の兄弟3人みんな茜ちゃんといってなついている。
茜お姉ちゃんは小学三年の頃から毎年赤ちゃんを産んでいる。今は妊娠5ヶ月。茜ちゃんは毎年生んだ子供は生むとすぐに実家に連れて行き、最近は子供の面倒が見れないのと言っては申し訳なさそうにしている。学校があるから子育てはできないもんね!それでもまだ妊娠するのは何故だろうとおもって一回聞いたことがあるの。
そしたらなんて言ったと思う?「妊娠するとおなかおっきくなるでしょ?それがうれしいの!」と
私にはそのとき、お腹がおっきくなるのがうれしいと言った意味が分からなかった。でもこうしてお腹がおっきくなるのをはだでかんじると茜ちゃんが言った意味が少しだけわかった気がした。

「茜ちゃん!走っちゃダメじゃん!」と大きな声で言った。

「あなた達だったらね!私はもう慣れてるから全然平気!」と言っておっきなお腹をポンっとたたいた。茜ちゃんは今回の妊娠で6つ子を妊娠したといっていて、それ相応のお腹をしてる。もちろん私やお姉ちゃんなんか比べ物にならない。私なんか茜ちゃんに比べたらちっちゃいのにとことこ走りがやっと。

「そんなこと言わないでもっと大事にしなさい!」とお姉ちゃん節が炸裂した。

「はぁーい!それよりそんな格好して何処行くの?きょうびそんなかっこうして出歩く女の子なんて居ないよ!」と言って私のお腹が撫でられた。

「ちょっとそこのスーパーで買い物!だから格好なんてどうでもいいじゃん!」と反論した。

「なるほど!一理ある!そうだ!おばさんは?」

「たぶん龍彦連れてトレーニング行った。」

「そっか!じゃぁまたでいいや!」

「なんか用事でもあった?」

「う〜ん。実はこれからのことでちょっと相談しようと思って…。」

「相談?ママに相談って?」

「この子達のこと。」と言って自分のお腹を指でつんつんした。「この子達いつもみたいに産んですぐ実家に渡すかどうしようか迷ってるの!だから私よりは一応人生豊富なおばさんに相談しようと思って。」

「なるほどね!でもどうせ面倒見れないんだし実家に預けたら良いんじゃないの?それに人数多いんだからひとりでなんて無理があるよ!」

「まぁそうなんだけどね!でも一応あたしが考えたのは今まであたしが産んだ子を全員呼んで一緒に暮らそうかなって!」と意味ありげに答えてきた。

「全員で?」

「そ!いい考えだと思わない?」

「そりゃぁいい考えだとは思うけど…現実問題無理じゃないの?」お姉ちゃんのまじめな一面がここでも出てくる。「だってもし一緒に住んだらだよ!何人で暮らすことになるか分かってる?」

「そりゃぁ自分がお腹をいためて産んだ子なんだから人数くらい把握してるし、一緒にすむとなると大変なのも分かるの!」茜ちゃんの声は興奮してきた。「でもね!お腹をいためて産んだ子達だからこそ一緒に暮らしたいんじゃん!」

「茜ちゃん…。」茜ちゃんは普段から少し軽い一面を持ってるイメージがあったからこういった茜ちゃんを見るのは初めてだった。

「あっ!ごめん!なんか興奮しちゃったね!」もういつもの茜ちゃんだった。「今の忘れて!おばさんにはまた言いに行くから!」と言って私達が取り次ぐ暇もなく私達の元を後にしていった。

「茜ちゃんってあんなこと考えてたのね!」お姉ちゃんがボソッと口にした言葉だったけど凄く印象深い一言だった。

私達は茜ちゃんと別れた後、気持ち半ばにスーパーへ行き、買い物を済ませ、家へと帰った。

家に帰ってもさっきのことがショックで私はボーっとしていた。お姉ちゃんも少しボーっとしていたけどすぐに夕飯の支度を始めた。

私がボーっとしてると「ただいまぁー!」の声が玄関から聞こえてきた。ママ達が帰ってきたのだ。

お姉ちゃんは龍彦を見ると、大きなお腹を抱え、龍彦を抱き上げた。「ママ!連れてくなら連れてくで連絡頂戴よ!心配したじゃない!」

「ごめんごめん!連絡しようとは思ったんだけど向こういったらすぐに練習始めちゃって!」

「もう!」お姉ちゃんの菩薩的な怒り方だった。

その後、ママはすぐにお風呂に入った。ママがお風呂に入っている間にパパも帰ってきたのでママがお風呂から出るとすぐに夕飯になった。

さっきの茜ちゃんとの会話はお姉ちゃんとの話し合いで内緒にしておくことにした。本当に相談するならママに直接いいに来ると思ったから。

私はこの日、結局ママに聞きたい事を聞けずじまいでママが寝てしまった。

私は仕方なく一人でお風呂に入った。昔はお姉ちゃんと入っていたが、最近は龍彦が居たり、私やお姉ちゃんのお腹が大きくなったりで一緒に入ることもなくなってしまった。

お風呂は好きだけど最近は入るのが憂鬱だ。お腹が邪魔で体の隅々までよく洗えなくなってしまったから。と言っても私なんか良い方だ。7人とか8人とかがお腹の中に居る人に比べたらまだ手が届くから。

お風呂から上がるとすでにお風呂に入ったお姉ちゃんが龍彦に寝る前の授乳をしていた。もちろん私はその光景をほほえましく観察する。

一生懸命おっぱいを飲龍彦が何時見てもかわいい。朝と夜にこの光景を見るのが私のマタニティブルー解消法なのだ!

龍彦がおっぱいを飲み終わると、龍彦をお姉ちゃんから奪い取るように自分の部屋に連れて行く。きょうはお姉ちゃんに頼んで、龍彦と寝れるようにしといたの!使用上の注意としてお腹を蹴られないように!蹴られたところでまだ蹴る力が弱いから平気なんだけど…用心の為にだって!

こうしてきょうの1日の終わりをかわいい龍彦と迎え、ベッドに就寝。

みなさんおやすみなさぁ〜い!