アビニヨンの橋の上で

投稿者:公園のベンチで寝ている者を見守る歴史の証言者 - 2001/02/04 18:30

彼はフランスの貧しい農家に生まれました。

14才の時、借金により、家族はバラバラになりました。 ひとりになった彼は、働きながら、図書館で勉強をしました。
この頃、夜、公園のベンチで寝る生活をしました。 頑張っている彼に神さまは味方しました。

寄宿舎のある師範学校に入学できました。 そして、25才の時、コルシカ島の中学校の先生になりました。
ある日、島を訪れたタンドン先生に出会いました。 タンドン先生は、観察熱心な彼を、ほめました。

タンドン先生は、それが、世界史に残る話になるとは、思ってもいませんでした。
ファーブル【1823-1915】は、先生の言葉がきっかけになり、昆虫の研究に一生をささげる事になりました。

10巻におよぶ『昆虫記』は、世界中の子供たちの読む本になり、世界史に残る科学者や未来学者を生む事になりました。
あなたが思う小さな愛・はげまし。 それは、世界を変える愛につながっていく。

今日も、第二、第三のファーブルが公園のベンチで、貧しさの為、寝ているかもしれない。
天は人を助ける者を助ける。 200年前も、今も、これからも。

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