故郷の空

投稿者:歴史を動かした物を探す調査官 - 1999/10/11 16:59:25

1928年、一人の日本の医者がアフリカのガーナで黄熱病にかかって、死にました。

彼は異国の地で、この世を去る時、空を見て故郷の空を想い浮かべました。

彼は死を覚悟で、そこへ行って人々を助けようとしました。
彼を、そうさせたのは、その36年前の出来事でした。

彼は、貧乏な家庭に生まれ、2才の時、左手に大やけどをしました。
彼の16才の時、級友や先生たちが、手術代のお金を集めた為、彼の手の手術ができました。
級友たちは、その小さな愛が、世界史に残る話になるとは、想像できませんでした。

野口英世は、世界史に残る細菌学者の一人として、記録に残りました。
あなたが思う小さな愛、それは、決して小さくない。
それは、多くの人々の命を救う愛を育てる事になる。

今も、世界中にいる第二、第三の野口は、故郷の空を想い浮かべている。

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