向う横町

投稿者:人類の恩人を探す時空の旅人 - 2001/01/14 19:00

あなたは、『学校を中退するような人間は、何もできない。』と思う。 しかし、そうでない事が歴史に記録されている。

オランダの商人の子として彼は生まれました。 父が死んだ為、学校を途中でやめて働かなければなりませんでした。
彼は後に、服地屋になりました。

レンズは物を大きく見る道具として発明されていました。 彼の趣味はレンズ磨【みが】きでした。
近所の人々は、彼を変わり者と思っていました。 誰も、彼が後に『人類の恩人』として世界史に記録されるとは予想できませんでした。

ある日、彼が磨いて作ったレンズの道具【顕微鏡:けんびきょう】で、雨水の中に小さな生き物が泳いでいるのを見つけました。
それは、人類がはじめて、『見えない世界を見る事ができた』瞬間でした。

レーウェン・フック【1632-1723】は、顕微鏡を作り、び生物を発見した人として世界史に記録されています。
この発見は、後に医学に多大な貢献をし、数えきれない多くの人々の命を救う事につながっていきました。
また、21世紀のミクロやナノの世界への入口にも、つながっていきました。

その頃、人類を代表して、ミクロの世界に大冒険した開拓者は、優秀な科学者ではなく学校中退した、ただの服地屋さんでした。
その当時の人々は、そんな勇敢な世界史に残る人物が、身近にいるとは、気がつきませんでした。...今度はあなたの番です。 

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